シドニーでランニング② BARANGAROO(バランガルー編)| BARANGAROO

現在新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐため、不要普及ではない外出が制限されているシドニー。必要な外出として認められているエクササイズがてら、大規模開発中のバランガルーからハーバー・ブリッジ麓のロックス周辺をランニングしました。

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ロックダウン中のシドニーでのランニング

現在「ロックダウン状態」になっているシドニーでは、外出は制限されていますがランニングなどのエクササイズはOKとされています。ただ許されているのはあくまで「エクササイズ」のみ。お散歩がてらコーヒーを飲んでベンチに座る‥‥などの行為は禁止です(見付かったら罰金)。

週に数回、スーパーの買い出し程度しか出歩く機会がほとんどないので、外の空気を存分の楽しめるランニングは数少ない楽しみの1つ。もちろんダラダラと歩き回るのは本末転倒なので、目的地を決めてサクッとランニングを楽しんでいます。

ハーバーサイドの話題のエリア「BARANGAROO(バランガルー )」

今回ランニングのコースに選んだのはオフィスビル立ち並ぶ湾岸エリア「BARANGAROO(バランガルー )」。最近は地下鉄の駅やカジノが絶賛建設中で、街の風景も更に様変わりしています。向こうに見えるのが現在絶賛建設中のCROWN CASINO(クラウン・カジノ)です。

場所はシドニーCBDの西側。THE ROCKS(ロックス)の西側、観光地であるDARLING HARBOUR(ダーリング・ハーバー)の北側です。この日は週末だったので人がいないだけかもしれませんが、外出自粛の影響かやっぱり人は少なめです。

ただ週末でも混み合うこちらのフードコート「THE STREETS OF BARANGAROO」は人っ子一人いない状態。絶品カレーの「SPICED BY BILLU’S(スパイスド・バイ・ビルズ)」はテイクアウェイさえもCLOSEでした。

因みにこちらがいつものフードコートの様子。場所柄、ビジネスマンと観光客で持っているので、この状況は飲食業にはかなりの大打撃です。制限が解除された後、街並みも変わってしまうんでしょうか。
(一応オーストラリア政府は家賃の支払い期限延長など、ビジネス向けの救済措置を発表しています)

ハーバー沿いにはダーリング・ハーバーや対岸のピアモントまで続く、WULUGUL WALKという広めの遊歩道があります。シドニー・ハーバーが見渡せて開放感抜群。VIVID SYDNEYの時と比べると格段に人が少なく、ランニングしやすいです。

この日もランニングしている人達と沢山すれ違いましたが、サイクリングしている人が多かった印象です。確かに道が舗装されて起伏がないので、海沿いをサイクリングするのはかなり気持ち良さそう。

実は「エクササイズOK」というアナウンスがあったせいか、近所の公園に普段見ない程のたくさんの人で溢れかえっています。逆にSOCIAL DISTANCEを取るため人を避けながらランニングするという、かなりストレスフルな状況に。ここはその心配がなさそうで安心です。

BOURKE STREET BAKERY(バーク・ストリート・ベーカリー)でコーヒー休憩

少し疲れたのでBOURKE STREET BAKERYで少し休憩することに。ここはベーカリーですが、コーヒーが美味しくてお気に入りのカフェの1つです。お店は少々狭いので、コーヒーが出来上がるまでは外で待つように店員さんに促されました。

現在のシドニーは全てのお店での飲食は禁止されているので、こちらのお店もテーブルや椅子は撤去されています。ハーバーサイドを歩いて冷たい風で少し冷えた体に、温かいコーヒーがスッと染み渡ります。

絶賛開発中のクラウン・カジノとシドニー ・メトロ

左手に建設中のクラウン・カジノが入るビル「ONE BARANGAROO」を眺めながらHICKSON ROADを北上してTHE ROCKS(ロックス)に向かいます。右手に見えるのは以前、シドニーの建築巡り「SYDNEY OPEN」で訪れたサスティナブルなオフィスビル「30 THE BOND」です。

少しねじれて空へと伸びる特徴的なタワー「ONE BARANGAROO」は、ロンドンの設計事務所WILKINSON EYRE ARCHITECTSが担当。カジノだけではなくホテルやスパ、「シドニーで一番家賃が高くなるのでは」と噂される超ラグジュアリーなレジデンスが入る予定です。iPhone写真のせいか全体的にベタッとして、まるでCGのように見えますね。

隣にはまだ全景は見えませんが、設計はパリのポンピドゥー・センターなどを設計した世界的建築家のRENZO PIANO(レンゾ・ピアノ)設計の3つのタワー「ONE SYDNEY HARBOUR」が建つ予定。そちらはレジデンスをメインに、レストランやショップが入る一大レジャースポットになるそうです。

ハーバー沿いにある人工の公園「BARANGAROO RESERVE(バランガルー ・リザーブ)」との間にはシドニー・メトロのバランガルー駅も絶賛建設中。あと数年経つとこの風景も更に様変わりしそうですね。

古き良き街並みのROCKS(ロックス)

途中で階段を登ってシドニー最古のパブ「LORD NELSON BREWERY(ロード・ネルソン・ブリュワリー)」の前を通り、THE ROCKS(ロックス)方向へ。

途中で遭遇したスケボーを持ってお散歩している老夫婦。SYDNEY OBSERVATORY(シドニー天文台)の方へ上って行きました。あのお婆さんがこれからスケボーするの?と、あまりの可愛さに思わず撮影。

私達はそのまま坂を降りて、シドニーの歴史的スポットの1つ「ARGYLE CUT(アーガイル・カット)」を潜りロックスへ。このトンネルはイギリスの植民地時代、送られて来た囚人達によってハンマーとノミだけで作られたもの。普段だったらズラリと路駐の車が並ぶ通りに、車が一台も駐車されいないのは驚きです。

この辺りはレストランやパブが軒を連ねローカルから観光客で賑わうエリアですが、現在は営業できないのでほとんどのお店が休業中です。テイクアウェイに対応しているカフェが一軒オープンしているだけでした。

MCA(シドニー現代美術館)ももちろん休館。メインストリートのGEORGE STREETにもほとんど人がいません。通り過ぎるのはトレーニングウェアに身を包んだランニングやウォーキング中のグループ(2人以内)のみです。

最後は前回のランニングと同じくボタニック・ガーデンに向かいましたが、あまり人がいなかったバランガルーやロックスとは異なり、SOCIAL DISTANCEが全く取れないほど人で溢れていました。人が多いと避けるのに神経を使って疲れるので、今後は週末のランニングは避けた方がいいかもしれないです。

現在(4/17)、シドニーでは徐々に1日の感染者が減って来ていて、外出自粛の効果がある程度出ていると言われています。ただまだまだ安心はできなし、これからもウイルスとは長い付き合いになりそうなので、引き続き美しい景色を眺めてリフレッシュしながら体調を整えて行きます(リラックスすると免疫力が上がるそうなので)。

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