シドニーの冬の風物詩である「VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)」。お馴染みのオペラハウスやハーバーブリッジを始め街中が煌びやかにライトアップされるイベントですが、今年2019年は5/24〜6/15まで開催しています。
VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)
VIVID SYDNEYはシドニーで毎年5〜6月に行われる街中がカラフルに彩られるイベントです。オペラハウスやハーバーブリッジなどシドニーのアイコニックな建物が、LEDライトやプロジェクションマッピングでカラフルにライトアップされます。
そんな南半球最大のビッグイベントも今年で11年目を迎えます。開催期間中「いつか行こう」と思いながらも、毎年閉幕前に駆け込みで訪れるパターンが多いですが、今年は人形劇団「ERTH」が開催しているパフォーマンスをBARANGAROOに見に行きました。
開発中の湾岸エリア「BARANGAROO(バランガルー)」
シドニー第二のビジネス・エリアとして急成長中のBARANGAROO(バランガルー)は、シドニーCBDの西側、ハーバーサイドに面しています。
最寄駅は木製エスカレーターのインスタレーションがある「WYNYARD(ウィンヤード)」駅で、近年はバランガルー駅やカジノ、ホテルなどが開発工事中のせいか、大きなライトアップ系の催しはこの「WINTER CAMP」のみです。
人形劇団ERTHno
人形劇団ERTHの不思議な世界観「WINTER CAMP(ウィンター・キャンプ)」
今回訪れた「WINTER CAMP」は、人形劇団「ERTH」が開催している人形劇。ハーバーサイドのプロムナード「WULUGUL WALK」で、光る6mのGREAT WOMANと呼ばれる女性像と魚達が神秘的な音楽に乗って行われるパフォーマンスです。
BARANGAROOに到着して音楽がする方へ向かって行くと、軽快な音楽と共に怪しく光る大きな人形の周りにたくさんの人達が集まって居ました。赤ちゃんや子供達が、自由自在に動く人形に頭を撫でられたり戯れる様子がとても可愛いいです。
こちらの大きな女性の人形は、シドニー・ハーバー沿いに元々居住していた先住民の女性で、毎晩キャンプの火の前に座り、当時行なっていたように狩猟する様子を表現しているそうです。
突然音楽が変わり、辺りはスモークが焚かれ、煙の向こうから小さな魚達が沢山現れました。物語の第二章の始まりです。
彼女の周りを魚が忙しなく行ったり来たりを繰り返し、幻想的で不思議な光景です。映像でお見せできないのがすごく残念なほど、光と音が融合したエネルギッシュなパフォーマンスです。
暫くすると魚達は去ってしまい、彼女も立ち上がりWULUGUL WALKを去っていきます。背後に見えるインターナショナル・タワーとのコントラストが面白いです。
全部で20分くらいのパフォーマンスですが、妙にリアルな人形の動きや神秘的な音楽、周辺のビルのダイナミックさとの対比など、幻想的なものと現実的なものが混ざり合ったシュールな体験でした。サーキュラー・キーほど人が居ないので、ゆっくり楽しめて良かったです。
美味しいレストランが立ち並ぶエリアでディナー
ハーバーサイドのプロムナード沿いは有名なレストランやカジュアルなカフェ・ダイナーが林立しているので、お食事がてらのVIVID鑑賞もいいですね。因みに私達は体が冷えたので、インド料理のBILLU’Sで超絶美味しいカレーを食べました。
プロムナードはダーリング・ハーバーまでライトアップが続いています。6月に入って肌寒くなってきたシドニーですが、BARANGAROOはハーバーを行き交う船やビルの夜景を眺めながらお散歩できるオススメのエリアですよ。
2019/5/24 – 6/15 6:00pm – 11:pm