【2021年10月】シドニーの新型コロナの状況について個人的な備忘録

2021年10月11日、100日以上も続いたシドニーでのロックダウンが遂に終了!「フルワクチン接種者のみ」という制限はあるものの、飲食店や百貨店、美容院やジムがオープンし、更に2年近く閉じていた国境を開くなど、矢継ぎ早に発表される大きなニュースに毎日付いていくのが大変です。
このブログでは私の半径100m以内のシドニーの様子を、コロナ関連のニュースを交えながら日記形式でご紹介します。

*これは10月1日(金)12:00am(シドニー時間)の情報です。個人的な備忘録としてゆるくご覧いただければ幸いです。

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10/1(金)11月から海外旅行解禁?! / NSW州首相が突然の退任

ロックダウン中はオペラハウスの階段も上がれず‥‥

スコット・モリソン首相(通称スコモ)から、ワクチン接種率80%を超えれば海外渡航開始というアナウンスが。徐々に11月から国境をオープンして海外旅行を解禁、帰国時の隔離もフルワクチン接種者(フルワク)なら自宅でOKというニュースで朝から盛り上がります。

ただ試しに調べた日本行きの航空券は、エコノミーでも往復40万円近く(通常10万円もしない)。まだまだ一時帰国するのは簡単じゃなさそうです。

そんなお祭り騒ぎの中、NSW州のグラディス・ベレジクリアン首相(日本で言うと都知事的な)が辞任するニュースでさらに大騒ぎに。森林火災や洪水、COVIDなどを乗り越えて、ほぼ毎日ニュースに登場していた彼女が急にいなくなると思うと何だかちょっと寂しいような気も。汚職疑惑での辞任なので色々思うところはあるけれど、取り敢えずお疲れさまでした。

シドニーに映画のような暗雲立ち込める

CGみたいなおどろおどろしい雲のうねり

そんな怒涛のニュースで大騒ぎだったシドニーを表しているのか、夕方から空に暗雲が垂れ込めます。シティ上空には渦巻きのような雲のうねりが広がり、何かが空から降ってくるようなおどろおどろしい雰囲気に。どこか未知との遭遇とかThe Day after Tomorrowとか、そんな世界観さえ感じますね。

10/3(日)シドニーは夏時間(デイライト・セービング)に突入

早朝、霧に包まれるオペラハウス

シドニーはこの日からDaylight Saving(デイライト・セービング)がスタート。時計の針が1時間早まるサマータイムは少し損した気分になるけれど、何故か早起きしたくなってオペラハウス越しの日の出を拝みに。まだロックダウン中なので、アクティビティの一環としてランニング合間にスマホで撮影大会しました。

幻想的な霧に包まれたシドニー

霧のハーバーブリッジも何だか幻想的

考えてみれば、1年前の2020年はちゃんとカメラを持ってブロンテまで日の出撮影に行けたのに、今年は自宅から半径5km以内の移動制限があり残念ながらビーチには行けず。スマホなので写真はそれなりだけど、霧に包まれた早朝のシドニーはとても幻想的。印象派的な美しさを眺めながら、早朝から心身ともリフレッシュできました。

10/6(水)NSW州のワクチン接種率が70%突破

今まで以上に増えたピクニックする人たち

NSW州のフルワクチン接種率が、予定よりも少し早く70%を突破。感染者数も10日前の1000人超えから着々と減って来ていて、少しだけホッとしました。来週月曜日10/11から始まる新しい規制解除(事実上のロックダウン解除)の日に向けて、何となく街が浮き足立って来ている感じです。

オペラハウスでアザラシのベニーに遭遇

シドニーハーバーに生息しているLong-nosed Fur Seal(ニュージーランド・アザラシ)。泳いでいるのを遠目に見たことはあるものの、朝散歩中に遂に遭遇!名前はオペラハウスのあるBennelong Point(ベネロン岬)にいるからBenny(ベニー)らしい。オペラハウスのすぐ裏にある階段でよく昼寝しているようで、この日いたのは2頭。一体どっちがベニー?

10/9(土)夫婦でフルワクチンの接種完了

ワクチン接種後の待合室

週明けからフルワク接種者の制限が緩和になる中、ギリギリセーフで2回目のワクチン接種。基本的にワクチン予約も接種証明も何でもネットで解決出来るNSW州なのに、何故か私の1回目の接種証明がなかなかネットに反映されません。接種日ギリギリまで待って痺れを切らし、遂にセンターに電話。色々やり取りしてやっと反映されました。最終的に結局アナログ;

ロックダウン解除に向けて絶賛準備中のシドニー

再オープン2日前のストランドアーケード

ワクチン接種後シティを通ったら、週明けからショッピングモールなどもオープンするということで各店舗の開店準備がスタートしていました。まだ街に人は少なくて閑散とはしているけど、何だか天気も良くて暖かいしワクワクして来ます。

10/11(月)シドニーの107日に及ぶロックダウンが終了

いよいよ107日間に渡るシドニーのロックダウンが今日で終了
正確に言うとフルワクチン接種者のみではあるけれど、主な制限解除としては‥‥

  • 自宅に招いて良いのは10人まで
  • 屋外での集会は30人まで
  • ジムは20人まで
  • 美容院、ネイルサロンなどは定員5人まで
  • 自宅から半径5km以内の行動制限が解除(ただシドニー大都市圏内のみ)
営業再開のオペラバーでは、店員さんがシートを入念に消毒中

解除は10月11日の0:00am〜なので、深夜から営業開始するお店も。パブやバーならまだわかるけど、Spotlight(日本で言うユザワヤとかオカダヤ的なお店)やKmart(みんな大好き安売りスーパー)が深夜に開店し、お客さんが長蛇の列を作っているのにはちょっとビックリ。皆、そこまでお買い物したかったのね。

NSW州ドミニク・ペロテイ首相も4ヶ月ぶりの散髪中

ニュースでは新しいNSW州首相が、床屋さんで髪を切る場面を生中継。私は美容院を予約した数日前にロックダウンになり、その後ロックダウンが約4ヶ月続いたから‥‥かれこれ半年以上は髪の毛を切っていません。
超ロングなので、あんまり気にならないと言えば気にならないんだけど。

ワクチン証明を持ってワインを飲みに

ギリギリでワクチン証明書が手に入ったので、夫と久々にワインを飲みにお店へ。スマホに入った画像を確認したら、最後にバーの店内に座って飲んだのがちょうど4ヶ月前。普通に席に座って飲んだり食べたり出来るだけで、こんなに幸せを感じられるんですね。

10/15(金)NSW州が海外に向けて国境オープン?!

ロックダウン明けの開放感で満ち溢れるNSW州で、さらに11/1から国境をオープンにするという発表が。オーストラリアは鎖国中なのに何故かNSW州だけが先行して開国する、「フィジーには行けるのに、ゴールドコーストには行けない」という訳わからない状態になります。

まだ市民や永住者に対してのみの話なので、外国人観光客についての詳細は未定。でもひょっとしたら年内ギリギリや年明け辺りにオーストラリアに来られるかも?!

シドニーのジャカランダが徐々に開花

ジャカランダが先始めたダブルベイにあるマレーローズプール

5km圏内移動制限も無くなったので「久しぶりに少し遠出しようかな」ということで、いつもとは違うルートへお散歩。自宅から5km圏内ではあるけれど暫く訪れていなかったDouble Bayに行ったら、新しいbillsができてるし、ジャカランダも咲き始めてるしで、何だかちょっと浦島太郎状態。これから初夏ということで、街全体が活気で溢れ盛り上がっていました。

10/18(月)フルワク80%突破で更なる規制緩和

NSW州でワクチン接種率80%を突破ということで、フルワク接種者に向けて更なる規制緩和がスタートです。

  • 自宅に招いて良いのは20人まで
  • パブなどでの立ち飲みやダンスもOK
  • 結婚式の参加者制限なし
  • ヘアサロン、ビューティーサロンの定員なし‥‥etc.
シドニー市民達は皆、短くても4ヶ月以上ぶりのヘアカット

待ち望んでいた美容院も、予約電話開始のスタートダッシュに乗り遅れたせいで1ヶ月待ち。この際、6ヶ月切らないのも7ヶ月切らないのもあんまり関係ないか。

デパートに入るのもワクチン証明が必要

David JonesのWelcome Backキャンペーン

シティにお買い物に行ったら、デパートDavid Jones(デービッド・ジョーンズ)でWelcome Backキャンペーン中。カラフルなお花やインスタレーションが可愛くてほっこりしつつも、店内に入るだけでもワクチン接種証明の提示が必要でビックリ。レストランやカフェだけじゃないのね。他にもMUJIなどに入店する際にも提示が必要でした。

10/23(土)NSW州版Go To Eat再発行

人で溢れるロックダウン終了後のロックス

今年初めに発行されたNSW州版Go To Eat「Dine & Discover NSW」。食事に使える$25.00のチケット2枚とイベントに使える$25.00のチケット2枚、合計$100相当のバウチャーが州民に配られました。ロックダウンを受けて有効期限が2022年6月末まで延長になり、さらにロックダウンが明けて12月には$50.00のバウチャーが追加されることに。

ただあのチケット、いつもお会計の時に提示するのを忘れちゃうから、早く使わないと。

4ヶ月ぶりにカフェでブランチ

お天気が良かったのでRose Bayまでランニング。途中にあるカフェ「The Boathouse Rose Bay」でブランチしました。ここは元々Tide cafeがあった場所で、ビーチ沿いに展開する人気カフェグループ「Boathouse」が今年3月にオープンしたばかりのお店。行きたいなと思いつつも、気がつけばロックダウンでなかなか行けず。テイクアウェイカップ以外でコーヒー飲むのも、席に座ってゆっくりブランチするのもかなり久しぶり。

10/31(日)シドニーのハロウィーン、今年はやっぱりイカゲーム。

何故か毎年そこまで盛り上がりを見せないシドニーのハロウィーン。スーパーには大きなカボチャが売られ、庭先にデコレーションする家もあり、仮装をしている子供達や大人もいるけれど、街を上げての一大イベントという印象はありません。恐らく欧米諸国や日本の方が盛り上がってるんじゃないかな。

そんなシドニーで今年のハロウィーンの目玉と言えば、Netflixで話題になった韓国ドラマ「イカゲーム(Squid Game)」に登場したあの巨大な女の子の人形。Netflix Australiaが主催したハロウィーンイベントで、オペラハウスとハーバーブリッジを見渡す、サーキュラー・キーの外国客センターミナルの脇に展示されました。

人混みの向こうにだるまさんが転んだのあの女の子が‥‥

友人が実際に緑ジャージを着てだるまさんが転んだをしているのをインスタのストーリーで見たけれど、実際にはそんなことできないくらいすごい人だかり。こんなにたくさんの人を一度に見たのはかなり久しぶりだし、女の子越しのオペラハウスが何ともシュールで良い味出してます。

そんな感じでシドニーは徐々に日常に戻りつつありますが、今まで停滞していた分展開が早すぎて、何気にこの変化に付いて行けていない私もいたりします。

そんなシドニーから今月は以上です。
それでは引き続き皆さん、引き続きStay Safe, Stay Healthyでお過ごしください!

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