【2021年11月】シドニーの新型コロナの状況について個人的な備忘録

ジャカランダとシドニータワー

2021年10月に解除になったロックダウン以降、あまり感染者数は減らないにもかかわらず、割と「コロナ収束感」が漂う平和なシドニー。遂に2021年12月1日から日本との国境が開放されるという大ニュースが発表されますが、新型オミクロン株の上陸によって暗雲が漂いはじめます。

このブログでは私の半径100m以内に限定したシドニーの様子を、コロナ関連のニュースを交えながら日記形式でご紹介します。

*これは12月1日(水)12:00am(シドニー時間)の情報です。個人的な備忘録としてゆるくご覧いただければ幸いです。

CONTENTS

11/1(月)フルワク民は海外渡航可能 / NSW州内の行き来も自由に

国境オープンしたシドニー
空港で抱き合う姿は、まさにリアル”Love Actually”

この日からシドニーのあるNSW州では、フルワク接種のオーストラリア市民&永住者は海外渡航が可能になり、海外から帰国する人達に対しても隔離無しの受け入れがスタートします。TVではシドニー空港で抱き合う人々の姿が感動的に映し出されます。

テレビのニュース
やっとHunter ValeyやOrangeでワイナリー巡りできる!

同時に、この日からNSW州内の行き来も自由に。今までGreater Sydney(シドニー大都市圏)内に制限されていた移動も、州内全域に行けることに。それにしても州内と国境が同じ日にオープンってどうなんでしょう?国境も閉じてるし、せめて同じ州内だけでももう少し早く開けられなかったのかな。

オーストラリアは春。ジャカランダが満開に。

ジャカランダとシドニータワー

そうこうしている間に、シドニーは春〜初夏の一番気持ちのいい季節が到来。近所のジャカランダも続々と紫色に色付き始めています。張り切って外出しないとジャカランダの季節が終わってしまう、と思いつつも、ロックダウン中に外出が制限されていたせいか、あまりそんな気にならない出不精な私。これがロックダウン・ディプレッションってやつなのか‥‥

11/5(金)シンガポールとのトラベルバブル開始

カンタス航空

ワクチン接種済みのシンガポール国民に向け、11/21から隔離無しの受け入れがスタートすると発表されるますが、それはまだオーストラリア全土ではなく、NSW州、VIC州、ACTのみのお話。同じ国内でもQLD州といいWA州といい、未だ頑なに州境を閉鎖しています。一体いつまで続けるんでしょうね。

そろそろ日本との国境もオープンする前触れなのかも、と期待が膨らみます。

7ヶ月ぶりの美容院へ

空席争奪戦に負け、ロックダウン終了から1ヶ月遅れで予約が取れた美容院。急遽空きが出て、少しだけ早く行けました。腰近くまであるロングなので多少切らなくても何とかなっていたけれど、7ヶ月以上切らないと流石にヤバい。私達が最後のお客さんだと聞いていたので差し入れを持って行き、そのまま皆で宴会に。最高。

11/9(火)NSW州で16歳以上のフルワク率が90%突破

サーキュラーキーから見るオペラハウス
シドニーハーバー越しのアウトドアヨガ。気持ち良さそう!

「ワクチンを打たないと食事も買い物もできない」という目の前にニンジンぶら下げられた状態だったNSW州。ワクチン接種率は光のスピードで急上昇し、州内の成人(16歳以上)のフルワクチン接種率が遂に90%を突破しました。ただロックダウンが解除されて以降平和ボケしたせいか、毎日の感染者数や接種率については正直あまり気にしなくなった、というのが正直なところです。

春到来。オープンエア席が増えて、街に活気が!

近所のレストランThe Butlerの壁も毎年恒例のウォールアートが描かれ、いよいよ春の到来!

オープンエアのテラス席「アルフレスコ・ダイニング」に、州政府が$5,000までの助成金を出すという話もあるし、街全体にテラス席が広がって活気が戻ってきました。出無精になった私だけど、こんな気持ちいい季節にこんな雰囲気の中でお茶するだけで開放感を満喫。癒されます。

11/20(土)ハイドパークで反ワクチンデモ開催

シティのHyde Parkで政府のCOVID-19関連規制に反対するデモが行われると、領事館から注意換気メールが。参加している人はワクチン接種が義務化され失職してしまった人や、疾患で接種できず普通の生活ができない人、ノリで参加している人など理由も様々。

ランニングしてたら上空にヘリが爆音で飛んでいたけれど、他と比べてシドニーのデモに関してはあまり報道されないので、一体どうなっていたのか。最近SNSでは豪州が二極化され過ぎてて、ちょっとお疲れ気味の私はノイキャン中です。

「ビールの首都」と呼ばれるマリックヴィルのブルワリー巡りへ

シドニーのクラフトビールブルワリー

Newtownのお隣にある倉庫街「Marrickville(マリックビル)」は、実はBeer Capital(ビールの首都)と呼ばれるクラフトビール醸造所が林立するエリア。思い立って、夫が前々から行きたがっていたブルワリー「Batch Brewing Co.」へ行ってきました。他にもたくさんインディペンデントなブルワリーがあるから色々巡りたいけれど、飲み過ぎでお腹ガブガブなので今回は2軒をハシゴ。

11/22(月)20ヶ月ぶりに日本への国境再開が決定

サーキュラーキーのフェリーターミナル

「オーストラリアが日本(&韓国)への国境を開く」というニュースで朝から大騒ぎに。2020年3月から約20ヶ月外国人に向けて国境を閉鎖していたオーストラリアですが、12/1から日本人の隔離無しの入国が可能になります!日本メディアに旅行記事も書いているので、このニュースが出た途端問い合わせが殺到。急遽、国境再開に向けて日本人ツーリスト向けに入国&出国関係のコラムを書くことに。

日本にいる母に2年ぶりに会えるかも?!

こうなったら年末年始、東京に住む母をシドニーに呼んで一緒に年越ししよう!という計画が持ち上がりました。早くしないと航空券が無くなっちゃいそうだから、急がなきゃ。

ただ色々調べ始めると「入国可能」なのは「技能者や留学生」としている記載が多く、気になる「旅行者」に関する記載が見当たりません。一応、内務省のサイトには「tourist」という記載はあるけれど、何とも曖昧。eligible visa holder(資格のあるビザ所有者)の欄には何故か旅行者ビザのサブクラス601が無いんですよね。

シドニーの入国状況

母も呼ぶし、記事を書くからには確証が欲しい、ということで在シドニー領事館に問い合わせるも「発表されたばかりなのでわかりません」という答えが。最終的にはオーストラリア内務省に電話で確認し、担当者の方に「日本人であれば観光目的の旅行者でも隔離無しで入国できますよ」とお墨付きをもらいました。記事も入稿したし、母はビザも航空券も取れてホッと一安心です。

11/29(月)オミクロン株がオーストラリア上陸 / 日本とのトラベルバブルが延期

そんな時、南アフリカから帰国した豪人の感染が発覚し、分析の結果、新種のオミクロン株だったことが判明。週末のニュースはオミクロン一色になりました。感染者も2人だったのが3人、5人になり、「日本とのトラベルバブル、大丈夫かな。なんか嫌な予感がするな‥‥」

オミクロン関連のニュース

と思っていた矢先、豪政府が「海外からの渡航者に72時間の自宅(ホテル)隔離を義務付ける」ことを発表。限られた旅行日程の中で3日間の隔離。うちの場合は自宅隔離ができるけれど、せっかく来たのに外に出られないってどうなんでしょう。相談した結果、航空券はキャンセルしてシドニー旅行はまたに改めて、ということになりました。

反転オペラハウス

ホッとしたのも束の間、今度は日本が外国人の入国を禁止、さらにオーストラリアからの帰国者には施設での3日間の隔離を義務付けることに(従来は自宅で14日間でOK)。もし母がシドニーに来て3日間の自宅隔離後に旅行を楽しんだとしても、帰国してからさらに3日間隔離なんてあり得ないですよね。早めにキャンセルしておいて良かった。

シドニーの観光バス
観光客が乗らずガラガラのBig Bus Sydney

気が付けば今年もあと1ヶ月。11月最終週は「国境開放」と「オミクロン」に忙殺されました。クリスマスとか年越しも、まだオミクロンと向き合っていかなくちゃいけないのかな?っていうか、デルタってまだいるよね?一応シドニーはまだ毎日100人単位で感染者は出てるけど、もう終わったことにされてるのかも。

シドニーのスカイライン

そんな感じで11月後半は「長年閉じられていた日本との国境が開く」という明るいニュースで持ち上げられ、「隔離必須、国境開放が延期」というニュースで落とされる。そんな高低差の中クラクラしてしまいましたが、一応元気にやっております。

それでは引き続き皆さん、Stay Safe, Stay Healthyでお過ごしください。

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