シドニーの絶景を語る上で絶対に忘れてはならない、オペラハウスとハーバーブリッジ。シドニーに数ある絶景スポットの中でも、オペラハウスとハーバーブリッジ、さらにシドニー湾を押さえたスポットは、必ず訪れておきたいところです。
今回は在住者の私が厳選した「シドニーで絶対に訪れておきたい絶景スポット」を、誰もが知る定番から穴場まで5ヶ所ご紹介します。
1. ミセス・マッコーリーズ・ポイント:オペラハウス越しのハーバーブリッジ
ロイヤルボタニックガーデン(シドニー王立植物園)の東北端に位置する「ミセス・マッコーリーズ・ポイント(Mrs Macquaries Point)」は、既にお馴染みの定番観光スポットですが、シドニーの絶景を語る上ではやっぱり外せません。
オペラハウスのあるベネロング岬の東側の対岸なので、シドニー湾に佇むオペラハウスとハーバーブリッジの美しいコラボレーションを、すぐ真正面から堪能できる唯一無二なスポットです。
オペラハウスが朝日に照らされる早朝の訪問もいいけれど、ハーバーブリッジやシティのビル群の向こうに夕日が沈む時間帯も、ため息の出るような美しさ。
シティからはバス(441番)でも行けるけれど、時間があればロイヤル・ボタニックガーデンを散策がてら訪れたいところ。オペラハウスから海岸線に沿って遊歩道が通っているので、サーキュラーキーからも簡単にアクセスできます。
2. ケーヒル・ウォーク・ルックアウト:真正面にフェリーターミナル
シティからノースシドニーを繋ぐ高架道路「ケーヒル・エクスプレスウェイ(Cahill Express Way)」沿いにある、「ケーヒル・ウォーク・ルックアウト(Cahill Walk Lookout)」も有数の絶景スポットの一つ。
サーキュラーキー・フェリーターミナルの第2埠頭近くのエレベーターや、アーガイルカット近くのブリッジ・ステアーズからアクセス可能です。
目の前に広がるのは、左にハーバーブリッジ、右にオペラハウス、正面にはシドニー湾と、「海の街シドニー」な風景。Vivid Sydneyやカウントダウン花火の人気スポットでもあり、春先にファーストフリート・パーク(First Fleet Park)から眺めるジャカランダ越しのシドニー湾もなかなかです。
遊歩道の入り口はロイヤル・ボタニックガーデン脇の彫刻のある広場「Memory is Creation without End」。そこからケーヒル・ウォーク・ルックアウト通過し、シドニー・ハーバーブリッジを渡ってミルソンズ・ポイントまで続いています。
【オマケ】サーキュラーキー駅:世界有数の絶景駅
私が個人的に世界有数の絶景駅だと信じているのが、シドニートレインのサーキュラーキー駅(Circular Quay Station)。プラットホームの向こうには、シドニー湾のダイナミックな景色が広がります。
今回「オマケ」にしたのは、位置的にケーヒル・エクスプレスウェイの下層にあるため、眺望的にはケーヒル・ウォーク・ルックアウトに軍配が上がるから。サーキュラーキーへは路面電車のライトレールでも行けますが、この景色を見るためだけに電車に乗るのもいいかもしれませんね。
3. キリビリ・ルックアウト:対岸からシドニーシティを一望
シティの壮大な景色を、対岸のノース・シドニーから楽しめるキリビリ(Kirribilli)。絶景スポットが目白押しのキリビリの中でも、シティ全体と、フェリーや客船が行き交うサーキュラーキーのワーフを正面から一望できるのが「キリビリ・ルックアウト(Kirribilli Lookout)」です。
シティのスカイラインが見渡せるので、サンセットの時間帯はもちろん、ビルに照明が灯り始める美しい夜景もおすすめ。シドニーの海の玄関口が堪能できる、絶好のスポットです。
4. ブラッドリーズ・ヘッド:シドニー湾越しの夕日
キリビリのさらに東にある岬の突端「ブラッドリーズ・ヘッド(Bradleys Head)」 。自然豊かなシドニー湾国立公園(Sydney Harbour National Park)の一角にあり、すぐ近くにはタロンガ動物園(Taronga Zoo)があります。
すり鉢状に階段が配置された「アンフィシアター(劇場)」の向こうには、舞台のセットよろしくシティの大パノラマが広がります。中央に迫り出す桟橋もドラマティックで、素敵なウェディングフォトが撮影できる人気スポットです。
因みにシドニーで撮影された映画「ミッション・インポッシブル2」では、この場所が大ボスのアジトとして使われていました。
5. ダドリーページ・リザーブ:高台からシティを見渡す
高台からシドニーの全景を楽しめるのが、シティの東、ボンダイ(Bondi)とワトソンズベイ(Watsons Bay)の間に位置する丘の上の公園「ダドリーページ・リザーブ(Dudley Page Reserve)」。
シティから約10kmと、今回ご紹介するスポットの中では一番シティから離れていますが、距離がある分、街の全景が見渡せ、目の前に遮るものが一切ない景色が楽しめます。
住宅街の中にある公園ながら夕日のスポットとしても有名で、観光バスが停まることもしばしば。さらに毎年恒例の新年カウントダウン花火では、チケットが販売され入場制限されるほどの超人気観覧スポットです。
毎年恒例のマラソン大会「City 2 Surf(シティ2サーフ)」では、ここが給水地点。ボンダイビーチまでは、ここから残り3kmです。
オペラハウスとハーバーブリッジを同時に堪能
シドニーにある絶景スポットは、他にもオブザーバトリーヒルパークやワトソンズベイなどまだまだあるけれど、やっぱりシドニーの絶景はオペラハウスとハーバーブリッジがあってこそ。ということで、今回はこの2つが同時に堪能できるポイントを厳選しました。
どの場所も夕暮れ時はもちろん、夜景の美しさも格別です。ただ公園内など街灯のない場所もあり、夕日が沈むと辺りが一気に暗くなるのでご注意を。暗くなってから訪れる場合は、車で訪れることをおすすめします。
是非こちらを参考に、シドニーの絶景を楽しみましょう!