シドニーでは10月に入ってから新型コロナウイルス(COVID-19)の感染も徐々に落ち着き、ニュースである程度扱いはあるものの、クリスマス休暇の過ごし方など観光再開に焦点を置いた報道が目立つようになりました。このブログでは私の半径100m以内に限定したシドニーの様子を、コロナ関連のニュースを交え日記形式でご紹介します。
*これは11月1日(日)12:00am(シドニー時間)の情報です。個人的な備忘録としてゆるくご覧いただければ幸いです。
10/1(木)NSW州は6日連続で市中感染0人 / ムーン・フェスティバル(中秋節)
シドニーのあるNSW州では何と6日連続で市中感染者「0」を記録。実際には海外からの帰国者でホテル隔離中の人の中に数人の感染者はいるようですが、オーストラリア人口最大の州としてはかなり本気を出して押さえ込んでいるという印象です。
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今まで意識したことがなかった十五夜(中秋節 / MOON FESTIVAL)で、街が盛り上がるのも多国籍な街シドニーならでは。我が家ではスーパーで買えるもの(豆腐、もち米粉、醤油)で作れる「みたらし団子」に挑戦。お団子なんて作ったことないし作ろうとも思わなかったけれど、海外に住んでいると「作っちゃおうかな」となるから不思議です。
10/4(日)オーストラリアでサマータイムがスタート
オーストラリアの一部州ではこの日からDAYLIGHT SAVING(サマータイム)が始まり、時計の針が1時間進みます。睡眠時間が1時間削られるのでちょっと損した気分になりますが、気合いを入れて明け方のビーチに朝日を撮影に行きました。
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こちらは印象的なロックプールが人気のBRONTE BEACH(ブロンテ・ビーチ)。フォトジェニック・スポットとしても有名で、私もフォローしている著名フォトグラファーにも遭遇しました。因みに上の写真は人がいなくなるタイミングを見計らって撮影したものですが、下の写真のように常に10人以上のフォトグラファーがスタンバイしています。
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10/7(水)市中感染者0人の連続記録が12日でストップ
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先月末から続いていた市中感染者0の記録が、新規感染者3人の発覚で12日でストップしてしまいました。しかも感染源も不明ということで久しぶりにピリッとした雰囲気になりますが、SOCIAL DISTANCEは保ちつつも街やビーチには人が戻り始めていて、体感的には人々が通常の生活を楽しみ始めているように見えます。
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10月に入ってから日も長くなり、ボタニック・ガーデンの閉園時間が7:30に延長されたので遅めの夕方のランニングへ。前方に岩が‥‥と思ったら、何とリザード(トカゲ)がアスファルトの上で佇んでました。因みにここはすぐ脇にシティの高層ビルが立ち並ぶ植物園。そんな所に野生のトカゲがいるってすごい街ですよね。
(爬虫類はちょっと苦手ですが、ネタになるかと恐る恐るズームして撮影)
10/11(日)スコモが日本との国境開放を前向きに検討?!
そんな中、SCOTT MORRISON(通称・スコモ)首相がCOVID-19の拡散が鈍化してきたことを受け、「日本や韓国、シンガポールとの旅行再開に向けて検討中」と言及。今はこういう状況なので日本にはいつ帰国できるのか全く見当がつきませんが、もしかしたら来年の春頃には帰れるのかもと淡い期待が膨らみます。
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ランニングで訪れたボタニック・ガーデンで、天気が良かったせいかこの日だけで3件のウェディングに遭遇。以前は制限されていた参列者の数も緩和されているし、屋外のウェディングなら換気の面でも安心です。春のシドニーは天気が良い日も多いし、暑過ぎず寒すぎずでガーデン・ウェディングにはぴったりのシーズンですよ。
10/16(金)NSW州はNZからの旅行者受け入れへ
この日からNSW州とNT準州(エアーズロック / ウルルのある州)は、国境閉鎖から7ヶ月ぶりにニュージーランド(NZ)との国境をオープンして旅行者を受け入れることに。朝からニュースでは再開を喜ぶ家族や恋人達の感動的な場面が流れます。因みに入国に際して隔離は免除されていますが、彼らがNZに帰国する際は14日間の隔離が必要だそう。どんだけオーストラリア信頼されてないんだよ、という感じですね。
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シドニーでは徐々に紫色のJACARANDA(ジャカランダ)の花が色付き始めました。街中で紫色を見ると「春が来たな♪」とワクワクする、日本の桜のような存在です。10月末から11月まで楽しめますが「この時期に見なきゃ」と焦るのもまた桜っぽいですね。
10/23(金)NSW州では再度新規感染者0人に。ICUの重症患者の数も0人。
NSW州ではその後も「西の方で感染者が出た」とか「新たなクラスターが発生」とか色々ニュースが出ていますが、気がつくと再度感染者0人になったりするので、若干安堵感というか、既に収束を迎えたかのような日常が戻りつつあるような雰囲気。前からそうですが、マスクをしている人もいるにはいますが、割合的にはかなり少ないです。
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そんな私は季節の変わり目のせいか体調が優れず(COVIDではありません)、ロックダウン時には運動で日常的に外出していたのに、今になって自宅から一歩も出れないという生活をしていました。やっと体調も戻ったので春を満喫するため、時間があればお散歩がてらジャカランダ・ハンティングに出掛けています。
10/26(月)オーストラリア随一厳しい規制だったVIC州で新規感染者0人
オーストラリア第2の都市メルボルンのあるVIC(ビクトリア)は、第2波の影響でオーストラリアで唯一厳戒態勢を取っていた州。自宅から半径5km以上の外出が厳しく禁止されていたので、日本食などの買い物も出来ない人もいたとか(見付かったら罰金)。そんなVIC州で新規感染者で0を記録!10/28未明からは規制も緩和されます。メルボルンの人達、本当にお疲れ様でした!
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メルボルンと比べ「平和ボケ」感が否めないシドニーでは、シティでは普通にパブやレストランが混み合い(入場規制している関係もあるかも)何事もなかったかのように人々が集っています。感染者数は増えていないので、それはそれである意味すごいですね。
10/31(土)COVID-safe ハロウィーン
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アメリカ程の盛り上がりは見せないオーストラリアのハロウィーン。街中で仮装している人達も見かけますが、どちらかというと子供達が純粋に仮装してお菓子をもらいに行くお祭りのような印象です。NSW州の保健省では「COVID-safe Halloween」として「なるべく地元で、人混みを避けたハロウィーンを楽しみましょう」とのアナウンスがありました。
子供が少ないうちの近所ではあまりハロウィーンっぽさを満喫できませんが、更に今年は大規模なイベントも少ないので尚更ハロウィーン感はありません。
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因みにこの日シドニーは大規模な低気圧に見舞われ、私はランニング中に土砂降りに合い、しかも雹にまで降られるという体験をしました(小さな雹でしたが当たるとちょっと痛い)。ここ数日、せっかく春なのにちょっと天気が不安定なシドニーからは以上です!
それでは皆さん、引き続きStay Safe, Stay Healthyでお過ごしください。