シドニー各地で週末ごとに開催されているマーケットでは、新鮮な野菜や果物からユニークなヴィンテージ商品まで、幅広い品揃えと魅力あふれる雰囲気が楽しめます。その中でも最大規模を誇る「PADDINGTON MARKET(パディントン・マーケット)」は、新進気鋭のデザイナーの宝庫として人気です。
シドニーの地元の魅力が満載の街「パディントン」
シドニーシティの東部にある街Paddington(パディントン)は、アーティストやデザイナーが集う、カルチャーの中心的な街。通り沿いには昔ながらの低層の建物が並び、カフェやレストラン、ショップなどが点在しています。
目抜き通りのオックスフォードストリートから少し脇道に入るだけで、趣あるビクトリア様式のテラスハウスが並ぶのも、パディントンらしい風景です。シティとはちょっと違った、古き良きシドニーのローカル感が味わえます。
閑静な住宅街の中に、ひっそりと魅力的なショップやカフェが点在しています。以前ご紹介したInfinity Bakery(インフィニティ・ベーカリー / 閉店)やFUNKIS KOKET(フンキス・シャーケット)があるのもこのエリアで、散策するのも楽しい街です。
土曜日は見逃せないPADDINGTON MARKETS(パディントンマーケット)
「PADDINGTON MARKETS(パディントンマーケット)」はPaddington Uniting Churchの敷地内、Paddington Public Schoolの脇で、毎週土曜日に開催されているマーケットです。
大小150以上のStall(露店)が出店していて、シドニー最大規模と言われています。地元のローカル達はもちろん、観光客もツアーで訪れるほど有名なので、毎週末賑わっています。
デザイナーやアーティストが生み出す個性溢れる商品
生鮮食品が中心のキングスクロスのFarmers MarketやCarriageworks Market、古着やヴィンテージ商品が並ぶSurry Hills Marketとは趣が異なり、洋服やバッグ・スカーフ・アクセサリーなどの小物類、食器、石鹸、キャンドルなど、ライフスタイルに直結したものが多く見られます。
新進デザイナーや若手アーティスト達の商品がたくさん並ぶのも、アーティストが集う街・パディントンならでは。「デザイナーの登竜門」とも呼ばれているので、まだ世に出回っていないアーティストに出会えるチャンスです。
一筆書きのようなハンドペイントが印象的な「LIMONE ART」は、ジュエリー・アーティストGeorgiaの作品の一つ。彼女はデザイナーのマーケット「The Finfers Keepers(ファインダーズ・キーパーズ)」にも出店していました。
ボンダイの眼鏡屋さん「Bailey Nelson」やヴィーガン・ドーナッツの「Nutie Donuts」など、オーストラリアにはマーケット出身のブランドが数多くあります。オーストラリアでは超メジャーなアパレルブランド「ZIMMERMANN」も、元々はパディントンマーケットからスタートしたブランドというのも驚きです。
オーストラリア土産やギフトにぴったりな品揃え
シドニー発祥ブランド「Pick Up Your Socks」は、個性的なパターンやカラーリング、オーガニックコットンを使用したこだわりの高品質のソックス屋さん。1足$8.00とお手頃なので、プレゼントやお土産にもいいですね。
100%天然素材のコットン・セルロースを使ったスポンジワイプは、カンガルーやコカトゥー(大型オウムのキバタン)のカラフルでポップな柄が、可愛さと実用性を兼ねていて、こちらもお土産にぴったりです。
オーストラリアらしいコアラやカモノハシ柄、アボカド柄など、日本ではあまり見かけない、クスッと笑ってしまうようなデザインのベビー服や子供服も、お土産にすると結構喜ばれます。
素材にこだわったシドニーのハンドメイドのチョコレート屋さん「Delicaseys Chocolate」。ベリーやオレンジなど素材そのものの味と、厳選されたチョコレートの繊細な味わいがとっても美味しいです。
乳製品フリー、グルテンフリーのチョコレートもあるので、アレルギーがある人も安心。試食もできるので、訪れた際はおしゃべり好きのオーナー・ケイシーさんの話を聞きながら、色々なチョコレートを試してみてください。
ランチは美味しい多国籍料理が楽しめる屋台で
マーケットの醍醐味の1つと言えば、屋台で食べるランチ。規模の大きいパディントンマーケットでは、フード屋台のバリエーションも豊富です。様々なバッググラウンドを持つ人達が作るソウルフードの屋台が一堂に会しているのも、多国籍な街シドニーならではですね。
中華、インド、ベトナムなど定番のアジアンフードも豊富ですが、エジプト料理の「Felfela」の前にはいつも行列が。ひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」と野菜サラダ、3種類のドレッシングが楽しめるプレートが人気です。
カリカリに揚げた熱々のファラフェルと、シャキシャキの野菜の食感がとっても美味しい。野菜中心にもかかわらず食べ応えがあって、ヴィーガン料理ながらもお腹いっぱいになります。
マーケットフード屋台の定番なのが、トルコ料理の「Turkish Gozleme」。トルコ料理の「ギョズレメ」、薄く伸ばしたもちもちの生地に野菜やチーズ、お肉を挟んで鉄板で焼いた、クレープのようなものです。
火傷しそうな熱さのギョズレメですが。そのまま豪快に手掴みでかぶり付きます。トッピングは色々選べ、特にWhite Cheeseはその独特の塩気と柔らかさがたまらない美味しさ。見た目よりボリュームがあるので、意外に完食するのも大変です。
ポーク、チョリソー、アンガスビーフのソーセージを使った、ホットドッグ屋さんの「The Dog House」。鉄板から聞こえるソーセージのジュージュー焼ける音と、辺りに充満する美味しそうな香りがたまりません。
一見小ぶりに見えるアンガスビーフ・ソーセージのホットドッグですが、じっくり炒めたオニオン、コクのあるフェタチーズ、カリカリのフランスパンなど、それぞれボリュームがあって、こちらもかなりパンチのある一品です。
お約束のコーヒーの屋台ももちろんあるし、デザートにぴったりなアサイーボウルやクレープ、ペイストリー屋さんもあります。
外側サクサク、中はモチっとしたチョコレートクロワッサンは、歩きながらのマーケット巡りにもぴったり。
中央の舞台ではギターの生演奏やコーラスが開催中。音楽を聴きながら食事が楽しめるのも、ローカルのマーケットならではですね。シドニーのマーケットを訪れたら、多国籍な屋台フードはマストですよ。
パディントンマーケットへの行き方
パディントン・マーケットへは、シティ中心部からバスで約15分。シドニーCBD(ビジネス中心区)の「Town Hall(タウンホール)」駅のバス停Hから340番、「Museum(ミュージアム)」駅のバス停Aから333または440番のバスに乗り、「Oxford Street After William St」で下車して徒歩2分です。
実際にアーティストやデザイナーの顔を見ながら、商品を購入できるのがマーケットの醍醐味です。天気の良い週末に、マーケットで買い物を楽しみつつのんびりブランチ、なんていうシドニーのローカルっぽい過ごし方をしてみませんか。
395 Oxford St, Paddington NSW 2021
Tel:(02) 9331 2923
*EVERY SATURDAY 10:00am – 4:00pm