ポルトのドウロ川沿い、歴史あるリベイラ地区の人気レストラン「Terra Nova(テラ・ノヴァ)」。大航海時代の面影を残す石積みの建物で、アヴェイロ産の生牡蠣や伝統のバカリャウ、絶品のシーフード料理を堪能しました。
ドウロ川沿いの活気に溢れるリベイラ地区へ

ポルトのドウロ川周辺は、川沿いの見晴らしのいい遊歩道に人々が集う、とにかく活気に満ちたエリア。

リベイラ広場では地元アーティストのライブ演奏やイベントが行われ、昼夜問わず世界中からの観光客で溢れかえる、ポルト有数の人気スポットです。

ドン・ルイス一世橋やドウロ川が見渡せる絶好のロケーションには、カフェやレストランがずらり。もちろんツーリスト向けのお店も多いけれど、地元でも名高い実力はレストランもしっかりあります。

ポルトを訪れたら、この素晴らしい景色の中で一度は食事(もしくは一杯!)を楽しんでほしいところ。

今回、対岸のガイア地区でポートワインのセラー見学を満喫した後に私たちが向かったのは、リベイラ通り沿いにある「Terra Nova(テラ・ノヴァ)」。


イタリア料理のエッセンスを取り入れた伝統的なポルトガル料理、特に牡蠣とバカリャウ(干し鱈の塩漬け)がイチオシだというお店です。
ポルトらしい絶景が楽しめるレストラン「Terra Nova」

アーチ型の窓が印象的な石積みの建物は、かつて1Fが倉庫や作業場、2Fが住居として使われた商人の家の名残だそう。ポルトガル大航海時代には物流の中心地として栄えていた、ポルトの時代背景を感じますね。

さらにこのあたりは「Muro dos Bacalhoeiros(干しダラ漁師の壁)」と呼ばれた区画で、船上で処理したバカリャウや保存用の塩を保管するための倉庫として使われていた建物もあるとか。この店がバカリャウを看板メニューにしているのは、そんな理由からなのかもしれません。

お店の間口は少し狭いけれど、それがかえってアットホーム感を演出していて居心地がいいです。

外のテラス席からは川沿いの開放感が楽しめますが、この日は夕方から気温が少し肌寒くなってきたので店内席へ。

窓枠を通して見える景色が、夕暮れとともにオレンジ色に染まり、ライトアップされて行く様子は一枚の絵画のよう。外からはストリートミュージシャンの生演奏も聞こえてきて、さらにロマンチックな雰囲気が爆誕します。
アヴェイロ産の生牡蠣と濃厚なバカリャウ

「牡蠣とバカリャウがイチオシ」のお店なので、前菜には生牡蠣とバカリャウのスープをオーダー。

ポルトの南にある港町アヴェイロ(Aveiro)から毎日直送されるというフレッシュな真牡蠣は、肉厚でクリーミー。磯の香りが口いっぱいに広がって、太平洋の力強さを感じる美味しさです。

一緒に注文したバカリャウのスープは、バカリャウ独特の塩気と深いコク、そして旨みが凝縮されていて、パンとワインがとにかく進みます。

合わせたワインは「Garrafeira」という蔵出しの白。少し重ためのしっかりしたボディが、生牡蠣やスープの旨みを受け止めてくれるちょどいいバランスです。

メインもバカリャウで攻めたいところでしたが、この日は昼からの暴飲暴食(カロリー爆弾のフランセジーニャ etc)で少し胃腸がお疲れ気味。お腹にやさしそうなポルトガル名物のシーフード(エビ)リゾットをチョイスしました。


これが、出汁がガツンと効いた間違いないお味。味付けは気持ち濃いめですが、それもまたワインによく合います。ボリュームもあって、すっかりお腹いっぱい。今回もまた、デザートには辿り着けませんでした。
絵画のようなポルトの夕暮れ

料理にもお店の雰囲気にも大満足で外に出ると、テラス席もすっかり満席です。ダウンを着込んでいる人もちらほら見かけたので、テラス席でのディナーはもう少し暖かくなってきてからの方がいいかもしれません。

昼間のドウロ川沿いも開放感があって素敵だけど、街明かりのオレンジ色に包まれた景色もまたムード満点。夜の川沿いの活気を感じながら、ポルトの夜風に吹かれてつつ帰路につきました。

周りを見渡せば、きっとほとんどが観光客。ただ、ポルトらしい歴史の趣を感じながら、伝統とモダンが入り混じる空間で郷土料理が楽しめるなら全然あり。ここは観光客然として、この雰囲気を全力で味わうのが大正解です。

Cais da Ribeira 34, 4050-509 Porto, Portugal
TEL : +351-92-677-0837
OPENIG HOURS : MON - SUN 12:00 - 22:30
