オージービーフやフィッシュ&チップスなど、高カロリー・ジャンクフードだけがオーストラリアグルメではありません。世界有数の多民族国家ならではの、バラエティ豊かな食文化も特徴です。
今回はオーストラリアならではの食材と多様性に富んだ食事が楽しめる、シドニー在住の私が個人的手におすすめするレストラン5選をご紹介。とっておきのシーンにもぴったりな、シドニーらしさの詰まった絶品ディナーが堪能できます。
アポロ:銀座に上陸したシドニー発祥のギリシャ料理
ギリシャ本国のアテネとテサロニキに次ぎ、オーストラリアのメルボルンは世界で3番目にギリシャ系住民が多いと言われています。それほどオーストラリアにはギリシャ系移民が多く、街中にはギリシャ料理店も数多くあり、スーパーでもギリシャ系食材が並び、ギリシャの味が日常生活に溶け込んでいる印象です。
ポッツポイントにある「アポロ(The Apollo)」は、世界ベストレストランにも選ばれたギリシャ料理の名店です。伝統料理を踏襲しつつ、モダンにアレンジした絶品のギリシャ料理が楽しめます。個人的にあまり馴染みのなかったギリシャ料理ですが、アポロに行ったことで大好きになりました。
そんなアポロは東京にも進出していて、東急プラザ銀座内にある銀座店では、高層階ならではの眺望も味わえます。本店よりも明るく広い空間ですが、インテリアやお店の雰囲気はシドニーのアポロそのもの。お料理ももちろん美味しいです。
チンチン:進化し続けるモダン・アジアン料理
「チンチン・シドニー(Chin Chin Sydney)」は、東南アジアをベースにしたフュージョン料理のレストラン。レストラン激戦区のサリーヒルズ(Surry Hills)にありながら、オープン以来毎日たくさんのお客さんで溢れる超人気店です。
アジア系移民が多いシドニーではアジア料理も人気で、和食をはじめ、中華、韓国、タイ、ベトナムなど、どのお店もさまざまな国の料理を上手くアレンジしています。チンチンの料理は庶民的なアジア料理ならではのほっとする味わいがありながらも、繊細な独創性もあり、より洗練された印象を受けます。
チズウィック:ウラーラの庭で味わうモダンオーストラリア料理
高級住宅街・ウラーラ(Woollahra)の庭園にある「チズウィック(Chiswick)」は、シドニーで数々の有名店を手がけるシェフのマット・モラン氏が手がけるレストラン。旬の食材と隣接する自家菜園で栽培した野菜やハーブをふんだんに使った、モダン・オーストラリア料理が楽しめます。
店内には緑と花あふれる公園から明るい日差しが差し込み、まるで温室のような雰囲気。ファインダイニングでありながらも、適度に力の抜けたカジュアルさはここならでは。ディナーだけでなく、陽の光を浴びながら心地よく過ごせるランチもおすすめです。
ミスター・ウォン:洗練された空間で堪能するモダン中華
シティ南部にチャイナタウンもあるシドニーには、高級店から庶民派まで、さまざまなチャイニーズレストランが乱立しています。その中でも「美味しい中華料理」を「特別感ある空間」で食べたい時、私が訪れるのが「ミスター・ウォン(Mr. Wong)」です。
ミスター・ウォンはCBDのオフィス街にある、モダン中華レストラン。正統派広東料理にアレンジを加えたモダン中華は、斬新かつシックでモダン。特にここのシュウマイとチャーハンは、私の生涯No.1の美味しさ。コロニアルな雰囲気のインテリアも素敵なので、デートにもおすすめですよ。
チョップハウス:オージービーフの本場のステーキをシティで味わう
オーストラリアに訪れたら、食べておきたい「オージービーフのステーキ」。シドニーに数あるステーキショップの中でも、肉汁たっぷりの美味しいステーキが食べたい時に訪れるのが「チョップハウス(Chop House)」です。アメリカンな雰囲気のステーキハウスとは一味違った、照明を抑えたバーのような落ち着いた雰囲気がお気に入りです。
選りすぐりの上質なお肉が、7種類のソースと一緒に堪能できます。ワインリストも豊富なので、オーストラリアのシラーズやカベルネ・ソーヴィニヨンなど、重めの赤ワインと一緒に楽しみたいですね。
多国籍な街・シドニーで絶品ディナーを!
様々なバックグラウンドを持つ人達が世界中から集まる多国籍な街・シドニーは、各国の本格的な料理が楽しめる食の宝庫です。さらに本場の味だけにとどまらず、そこに新たなスパイスを加えた独創的な料理が楽しめます。
今回ご紹介したお店は、卓越した料理の味わいに加えて、テーブル小物からインテリアまで洗練した雰囲気があり、さらに店員さんのホスピタリティも素晴らしい、まさに特別な時間が過ごせるお店ばかりです。
是非こちらを参考に、シドニーのレストランで絶品ディナーを楽しみましょう!