6〜10月はシドニーでホエール・ウォッチング・クルーズ | DARLING HARBOUR

シドニーでは6〜10月にかけてホエール・ウォッチングのシーズンが訪れます。この時期になるとダーリング・ハーバーやサーキュラー・キーからシドニー湾の沖まで出るクルーズ・ツアーが毎日開催されています。ハーバークルーズも兼ねてホエール・ウォッチングに行ってみましょう!

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シドニーでホエール・ウォッチング

オーストラリア東海岸では、南半球が冬である毎年大体6月〜10月にかけてクジラ達の大移動を見ることができます。6〜8月頃には赤道に近い暖かい海で出産するために南極からグレート・バリア・リーフ沖まで北上、9〜10月頃には餌を求めて数千の群れをなして南下するという大移動が行われます。7〜9月はそのコアタイム、遭遇率99%と言う程のまさに絶好のシーズンです。

今回、私の誕生日祝いとして妹からホエール・ウォッチングに招待されました。シドニー南部にあるKIAMAの岬からクジラの群れを見たことはありますが、船に乗って沖に出ての本格的なホエール・ウォッチング初体験です。

ダーリング・ハーバーから出発

今回私たちが参加したクルーズ・ツアーの集合場所は、シティからも近いBarangaroo(バランガルー)とDarling Harbour(ダーリングハーバー)の間にあるKing Street Wharf(キングストリート・ワーフ)。この辺りはハーバー沿いにレストランやカフェが林立している、とても人気の観光スポットです。

カフェに寄りたい衝動を覚えつつ、12:15出発のランチ・クルーズだったのでここはぐっと我慢です。12時を過ぎて徐々に人が集まり始めると、ハーバーにクルーズ船が到着しました。

今回乗り込んだクルーズ船は、船というより大型のクルーザーのよう。客席は2階建てになっていて、天気も良かったので見晴らしの良いデッキの席をゲットしました。

ハーバーブリッジを眺めながらシドニー湾クルーズ

出発した船はダーリング・ハーバーを出発して、再開発中のバランガルー地区へ‥‥席に座ったまま、海や周囲の風景をゆったりと楽しむことができます。

Walsh Bay(ウォルシュ・ベイ)の倉庫街を過ぎて、人工公園のバランガルー・リザーブを過ぎると、いよいよハーバーブリッジが見えてきました。

真下から見上げるハーバー・ブリッジも、ダイナミックで壮観です。是非シドニーに訪れた際は、陸から見るだけでなく、フェリーに乗ってクルーズすることをオススメします。

調子に乗ってデッキで写真を撮まくっていたら、「あと15分程度でランチの提供は終了」という船内アナウンスが流れていました。慌てて船内に戻ってランチをすることに。

ランチはビュッフェ形式で、チキンやラム・ソーセージ、パスタやサラダなどがありました。外洋に出てしまうとかなり揺れるので、食事どころではなくなってしまうとか。時間もないし、お腹も空いていなかったので、手早くランチを済ませました。

ワトソンズ・ベイを抜けて外洋へ

赤白ストライプの灯台があるワトソンズベイ(Watsons Bay)を過ぎると、いよいよ外洋に出ます。外洋に出た瞬間、予め言われていたた通り波がかなり高く、どこかに捕まっていないと立っていられないほどです。デッキにある椅子も、人が座っていないと船の揺れでガタガタと動いています。

船に揺られること10分、誰かが「LOOK!There is!!」と叫びました。最初のクジラを発見です!

遠過ぎてブロー(潮吹き)しか撮すことができませんでしたが、しっかりとクジラの背中が見えました!因みに最初にクジラを見付けた人には、記念Tシャツが進呈されます。

それから船は徐々に南下して行き、長い断崖絶壁が有名なTHE GAP(ザ・ギャップ、人気のBONDI BEACH(ボンダイ・ビーチ)BRONTE BEACH(ブロンテ・ビーチ)COOGEE BEACH(クージー・ビーチ)が見えるポイントまで移動しました。この辺りは絶好のクジラ・スポットみたいです。

ガイドの方が「The most important thing is BE PATIENT, and next important thing is BE PATIENT(1にも2にも我慢強く待つことが重要だよ)」と言うほど、HUMPBACK WHALE(ザトウクジラ)に関する解説を聞きながら、ただひたすら待つ時間が続きます。

ガイドさんは屋根に登って周りを見回したり、無線で情報が入ると指示を出してその位置に船を移動したりしています。この日はラッキーだったのか数10分おきにクジラに遭遇することができました。

「1時方向にいる!」と言われれば皆で右に移動。「今度は10時の方向だ!」と言われれば左に移動します。その間も船内の揺れは半端なく、手摺を持って踏ん張っていないと投げ飛ばされるほどです。

周りの人も気分が悪くなったのか、徐々に船内に移動していきます。デッキはかなり肌寒かったのですが、外の空気を吸い、水平線を見て何とか耐えました。ランチを軽めにして、アルコールを飲まなかったのが良かったのかも?

ガイドさん曰く、気持ち悪くなってから酔い止めを飲んでも意味はないそうなので、酔い止めは予め飲んでおくことを強くオススメします!

4時を過ぎたのでそろそろハーバーに戻りましょう‥‥と船を旋回した時、今まで見た時よりかなり近い位置に親子の群れを発見しました。

近過ぎて皆、大興奮です。船が揺れ過ぎてレンズを望遠に変える余裕はありませんでしたが、最後にこんなに近くで見れてラッキーでした♪ 写真では伝わりきらないくらい息を飲むほどのダイナミックさです。

たくさんのクジラに遭遇する充実のクルーズ

船酔いに耐え、とにかく必死に船にしがみつくことでいっぱいいっぱいで、ちゃんとした写真が撮れなかったのがちょっと残念。ただ、クジラや海の荒波など自然のダイナミズムをしっかり目に焼き付けたので、充実感でいっぱいです。

10月いっぱいはシーズン期間(10月になると徐々にクジラの数が少なくなるそうなので、9月までに行かれることをオススメ)なので、この時期シドニーを訪れる際にはホエール・ウォッチングをしてみてはいかがでしょうか。

因みに英語で「素晴らしく楽しい時間」のことをwhale of a time」と言います。

I really had a whale of a time!!

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コメント一覧 (2件)

  • なかなかホエール・ウォッチングに行くチャンスが無かったので、嬉しい情報です。いつも、ハワイで行こうと思いつつ、
    例年、クリスマスシーズンに行くので、ハワイでは少し早いみたいで、行けませんでした。
    拝見すると、ツアー料金も手頃の様で嬉しいです。
    来週、私達もホエール・ウォッチング・クルーズに行きたいと思います。

    • GROUPONという割引サイトだと更に手頃な料金で行けるようですよ。是非、酔い止めを忘れずに楽しんで来てくださいね。

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