イタリアのデザートでお馴染みの「ジェラート」は、イタリア系移民の多いシドニーでもポピュラーなデザートの1つです。数あるジェラート専門店の中でもシドニーで最も人気があり、常に行列の絶えないジェラート専門店「メッシーナ」をご紹介します。
シドニーの人気定番デザート「ジェラート」
移民大国のオーストラリア。特にイタリア系の移民の数は非常に多く、オーストラリアでお馴染みのカフェ文化は彼らがエスプレッソを広めたのが始まりだと言われています。
そんな彼らが広めたもう1つのイタリア文化が、「ジェラート」です。アイスクリームよりも脂肪分が少なく、濃厚なのにカロリー控えめなので、少しだけギルトフリー。素材そのものの味を感じられる、シドニーでも人気のデザートです。
老舗ジェラート専門店「MESSINA(メッシーナ)」の魅力
「GELATO MESSINA(ジェラート・メッシーナ)」は、イタリア・シチリア地方メッシーナから移り住んだニック・パルンボ氏が、2002年Darlinghurst(ダーリングハースト)にオープンしたジェラート専門店です。
現在はシドニーだけで19店舗もあり、その他にメルボルンやブリスベン、キャンベラなど、オーストラリア全域に店舗を構えています。
ハウスメイドにこだわるメッシーナの哲学
メッシーナのジェラート作りの哲学は、「100年前に使われていなかった材料は使わない」ということ。そのモットーに基づいて、今でも無着色・無香料・防腐剤フリーを徹底しています。
さらにジェラートに使うジャムやペースト、ビスケットやクッキー、アップルパイやブラウニーに至るまで、既成の材料は敢えて使わず、全て職人によって手作りされているそう。物凄いこだわりです。
乳製品やナッツ、グルテンや卵など、アレルギー表示もちゃんと記載してあります。フレッシュなフルーツのみで作られたシャーベット(ソルベ)や、ココナッツミルクを使ったジェラートは、ヴィーガンの人でも問題なく楽しめます。
ジェラートはもちろん美味しいけれど、美しくてカラフルなケーキも美味しそう♡MESSINAのロゴ入りケーキボックスもカワイイので、ギフトやお持たせにしても喜ばれそうですね。
40種類のフレーバーが揃うバラエティ豊かなメニュー
開店当時はベーシックな20種類のフレーバーでスタートしたメッシーナですが、今では約40種類ものフレーバーが常時ガラスケースに並んでいます。
毎回気になる5種類のWEEKLY SPECIALは、1週間ごとに変わる特別メニュー。入り口の脇に手書きのメニューがあるので、まずはココをチェックです。
店員さんのオススメだったSALTED CARAMEL AND WHITE CHOCOLATEは、一番人気のフレーバーだそう。クリーミーで濃厚な塩キャラメルのジェラートに、パリパリ食感のホワイトチョコチップがいい味出してます。
私のお気に入りNo.1は、ヴィーガン仕様のSALTED COCONUT AND MANGO SALSA。甘塩っぱいココナッツミルクとフルーティで濃厚なマンゴーソースのハーモニーが、後を引く美味しさです
定番のCHOC MINT味も、お気に入りフレーバーの一つ。ミントの葉をすり潰した香り高いミント味のジェラートは、マイルドな爽やかさ。チョコレートの控えめな甘さと絶妙なバランスで、今まで食べていたチョコミントの概念を覆す美味しさです。
ジェラートはカップとコーンが選べますが、食べやすいので私は断然カップ派。ジェラートは味見ができるので、気になるものはどんどん試食して、是非お気に入りのジェラートを見付けてオーダーしましょう!
シドニーに6店舗あるジェラート・メッシーナ
シドニーのシティには、現在全部で6店舗のメッシーナがあります。
ダーリングハースト(Darlinghurst)本店
近所ということもあり、私が一番通っているダーリングハースト本店は、こじんまりした店舗が常にお客さんで賑わっています。飲んだ後などにサクッと寄れる便利な場所のせいか、深夜でも行列ができる人気店です。
サリーヒルズ(Surry Hills)店
サリーヒルズ店があるのは、サリーヒルズマーケットが開かれるShannon Reserveの目の前。サリーヒルズ図書館やカフェ、パブが並ぶクラウンストリート沿いに位置しており、ジェラートを楽しむには最適な場所です。
ダーリングスクエア(Darling Square)店やボンダイ(Bondi)店など
他にもダーリングスクエア店やサーキュラーキー店、マーティンプレイス店などは、シティ観光の合間に寄るのに便利なロケーションです。bills Bondi Beachのお隣にあるボンダイ店は、海で遊んだ後のクールダウンにおすすめですよ。
深夜でも行列が絶えない人気店
シドニーのカフェは15:00前後に閉店してしまいますが、メッシーナは22:30(週末は23:00)まで空いているので、食後のデザートや飲んだ後の締めに訪れるのもオススメです。実際私が初めて訪れたのも、バーで飲んだ帰り道でした。
お酒を飲むと甘いもので締めたくなるのか、同じことを考える人達で深夜なのに大行列の時もあります。シドニーにはラーメン屋さんも多いので「締めのラーメン」もできなくはないですが、食後に甘い「締めのジェラート」はいかがでしょう?