クラフトビールのブルワリーや、ベトナム料理店が多いことで有名なマリックビル（Marrickville）ですが、シドニー有数の人気カフェも軒を連ねています。その中でも地元人気が高い「ダブル・ロースターズ（Double Roasters）」の姉妹店が、マリックビル図書館内にオープンしました。
マリックビルの人気カフェ「ダブル・ロースターズ」
「DOUBLE ROASTERS（ダブルロースターズ）」は、2011年にマリックビルにオープンしたロースタリー・カフェです。店舗で美味しいコーヒーを提供するだけではなく、シドニーにあるカフェやレストラン、オペラハウスにまでコーヒー豆を提供しています。
マリックビルはGUMPTIONの本店「COFFEE ALCHEMY」や「BOURKE STREET BAKERY」、CARRIAGEWORKS内にあった「CORNERSMITH」など、数々の有名店が軒を連ねるコーヒー激戦区でもあります。そんな中で、毎日しのぎを削る、人気と実力を兼ね備えた人気店です。
マリックビル図書館にオープンした姉妹店「サイドストーリーカフェ」
マリックビル病院跡地に2019年8月31日にオープンした、マリックビル図書館。その図書館の一角に、ダブル・ロースターズの姉妹店「サイドストーリーカフェ（Side Story Cafe by Double Roasters）」がオープンしました。
お店があるのは図書館の南側、Marrickville Road沿い。外からも、図書館からも利用できます。外にはパラソルのあるテラス席が用意されていて、大きな広場が一望できます。
中には丸テーブル席が3席と、大きなガラス窓沿いに、長いカウンターテーブルが続いています。図書館の片隅からコーヒーのいい香りが漂っているのは、ちょっと不思議な感じです。
サイドストーリーカフェのメニュー
エスプレッソに使われていたのは、ブラジル、コロンビア、コスタリカの豆を独自にブレンドしたシグニチャーの「FLIGHT PATH BLEND」。コクのあるフルボディのコーヒーが、ソイミルクによく合います。
ランチでオーダーしたチキンサンドイッチは、香り高いバジルペストがチキンに絡み、カリカリに焼いたパンとのバランスが絶妙。しっかりボリュームもあって、食べ応えある美味しさです。
イタリア語で「とうもろこし粉」の意味を持つポレンタのケーキは、グルテンフリー。レモン果汁がたっぷり染み込んだケーキは、食べると口の中に甘酸っぱい香りが広がります。コーヒーにめちゃめちゃ合うスイーツです。
図書館の一角で本格的なコーヒー
NSW州立図書館の旧館のように、館内に水以外の飲み物の持ち込みを禁止している図書館もありますが、この図書館ではカフェ以外のどこでも、コーヒーを飲みながら読書が楽しめます。
新しい図書館を建てる際に、地元に愛されるカフェを出店させるなんて、コーヒー天国のシドニーらしい試みですね。
図書館に入らずとも外からコーヒーは購入できるので、マリックビル図書館の前を通過する際は、ダブルロースターズのコーヒーで休憩してみるのはいかがでしょうか。