シドニーの「BONDI BEACH(ボンダイ・ビーチ)」で毎年10月に行われるビーチサイドの彫刻展「SULPTURE BY THE SEA(スカルプチャー・バイ・ザ・シー)」。美しい海の絶景を眺めながら彫刻を一緒に楽しめる、シドニーの初夏を彩る世界最大級の彫刻イベントです。
人気の彫刻イベント「SCULPTURE BY THE SEA(スカルプチャー・バイ・ザ・シー)」
SCULPTURE BY THE SEAについては昨年のblogでも既にご紹介済みですが、BONDI BEACHからお隣のTAMARAMA BEACH(タマラマ・ビーチ)を繋ぐBONDI TO BRONTE COASTAL WALK(ボンダイ・トゥ・ブロンテ・コースタル・ウォーク)という約2kmの遊歩道沿いに、世界各国から参加したアーティストの彫刻作品が展示されるという彫刻イベントです。
毎年日差しが強くなり始める10月頃に行われるので、ボンダイの壮大な景色と心地良い海風を感じながら多くの彫刻作品を楽しめるので、ローカルだけではなく観光客にも大人気。今回は平日の夕方に訪れたので比較的空いていましたが、週末はこの狭い遊歩道に人が溢れるほど大盛況のイベントなんです。
2018年で22回目を迎える今回は10月18日から約2週間の開催ですが、週末に天気が悪かったりしてなかなかタイミングが合わず、結局最終日の数日前というギリギリの訪問になってしまいました。因みに旅行の際に初めて訪れたのを入れると、個人的には今回で3回目の訪問になります。
BONDI TO BRONTE COASTAL WALK(ボンダイ・トゥ・ブロンテ・コースタル・ウォーク)の超絶景
展示されている彫刻作品もさることながら、私のオススメは何よりもこの絶景ビーチ・ウォークです。日本から友人が来た際に連れて来たり、週末のウォーキングでも訪れるほど個人的にはお気に入りのコースです。
ボンダイ・ビーチは「観光客ばかり」だとか「ベタなコース」だとか言われていますが、やっぱりボンダイ最高!何度も訪れているにもかかわらず、海の美しさやダイナミックさに圧倒されます。
ビーチ沿いに並ぶ個性豊かなアート作品
まずはボンダイのアイコニックなプール「BONDI ICEBERG(ボンダイ・アイスバーグ)」からスタート。今回はプールの脇を通り過ぎましたが、やっぱり暑くなって来たので泳いでいる人が増えています。ここはコートを着る真冬でも普通にガンガン泳いでいる人がいるので、毎回ビックリしてしまいます。
今回は全部で21カ国のアーティストによる107の作品が展示されていて、毎回日本のアーティストの方も参加されています。日本語の名前を探すのも楽しみの一つです。
CONTERPOINTS / PENELOPE FORLANO
FLAME / SALLY STONEMAN
WAVE WITHIN / SANDRA PITKIN(何かナウシカの王蟲を彷彿とさせます…)
やっぱりスカルプチャー・バイ・ザ・シーは海沿いというロケーションから、海や光を感じられる透過性のある作品が映えます。
CBD / BARBARA RICHA
こちらはシドニーCBDの町並みをワイヤーで表現した作品。よく見るとハーバーブリッジやシドニー・タワー、ドイツ銀行ビルなど、いつも見ているお馴染みの建物が確認できます。
NIEMAND / VIKTOR FRESO
CAN YOU HEAR ME, CAN YOU SEE ME / BRYN JONES
クスッと笑ってしまいそうなこんなシュールな作品が楽しめるのも、様々な作品が集う大規模な彫刻展ならではで面白いです。
ただ今回の一番の目玉は丘の向こうに見える・・・
BANK / MU BOYAN
やっぱりコレでしょう!まるで「千と千尋の神隠し」の坊みたいな裸のスチール像です。バスの窓からコレが見えた時、思わず声をあげてしまいそうになったくらい、ものすごいインパクトある作品です。
平日ということもあって全体的にお客さんが少ない中、この彫刻の周りには常に人集りが。皆、写真を撮るために列を作っていました。パッと見、仏像のようで、どこかアジアに来てしまったような錯覚に陥ります。一瞬ボンダイであることを忘れそうです。
WALKING / WEI WANG
何かラピュタのロボット兵のような不思議なプロポーションの彫刻です。子供との対比がカワイイですね。
SHIFTING HORIZONS / APRIL PINE
個人的に気になったのはコルテン鋼で製作されたこちらの作品。全部で6体並んでいる人型の像が、見る角度によって形を変えたり透過したりするので、目の錯覚に陥っているような不思議な感じになります。見学している人達が均等に並んでいるのも面白いです。
こちらのTAMARAMA BEACHがゴール地点。
CONFIGURATION / KEVIN DRAPER
タマラマの中では、このチンアナゴのようなゼブラ柄の彫刻が可愛くて好きでした。
DAMIEN HIRST LOOKING FOR SHARKS / COOL SHIT
こちらの半分砂に埋まったおじさんはナイロンを空気で膨らまたもの。うーん、すごくシュールです。でも、このようなダイナミックな作品が映えるのは、やっぱりビーチというロケーションならではありますよね。
因みにテント内のギャラリーではミニチュア版の彫刻の販売もしています。そして例の彫刻も発見!この中でもすごい存在感を放っています。
前回は車を停めていたので比較的駆け足で慌ただしく周ったので、今回はバスで訪れてじっくり見て回りました。
このイベントですが、もう明日(11/4)で終わってしまいます。私のアップが遅すぎるのでこれを見てから訪れる方はいないと思いますが、是非タイミングが合えば来年訪れてみてください。
*スカルプチャー・バイ・ザ・シーについてはLINEトラベルにも寄稿しているので、是非ご覧ください。
Bondi to Tamarama coastal walk, Sydney, Australia
TEL:02-8399-0233
2018/10/18 – 2018/11/4 開催
コメント一覧 (2件)
Mayumi様
こんにちは。久しぶりです^^
完全に夏なんですね!もう海で普通に泳げるレベルですかね。
海はやっぱりきれいです!
なんか面白い作品が多いですね、みてて笑ってしまったけど、不思議な感じでかわいいですー
またブログみにきますね!
体にお気をつけてお過ごしください。
Ammy
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
まだまだ完全には夏じゃない感じです。日差しは強いんですが、気温は20℃前後なので泳ぐのはちょっと寒いかもしれません。
海は本当にキレイです。一時期毎週末行ってたんですが、何度行っても飽きないほどキレイです。BONDI BLUEって言う色があるくらい、あの青さは独特ですよね。
最近忙しくてなかなかupできませんが、是非またブログを見に来てください(^^)
Mayumi