入り組んだ海岸線沿いにランニングコースや遊歩道、眺めの良いお店がたくさんある、世界有数の港町シドニー。今回はノースへランニングに行った際に訪れた、ニュートラルベイ・ワーフの海の上にあるカフェ「THELMA & LOUISE（テルマ＆ルイーズ）」をご紹介します。
ニュートラル・ベイの人気カフェ「THELMA & LOUISE（テルマ＆ルイーズ）」
THELMA & LOUISEはシドニーCBDからハーバー・ブリッジを渡って北側、ノース・シドニーのNEUTRAL BAY（ニュートラルベイ）のワーフにあるカフェ。ワーフに直結しているので、サーキュラー・キーからF5フェリーに乗れば15分程で到着します。
ワーフ直結で海上のカフェという点ではKIRRIBILLI WHARFにあるCELSIUS COFFEE（セルシウス・コーヒー）に近い感じです。店内には海にせり出したテラスの席もあってセルシウスよりも若干広め。所狭しと並べられたテーブル席はお客さんで埋まっていて、その間を店員さんが慌ただしく動いています。
シティ近郊に住んでいるので今までハーバーブリッジを渡ってノースまで行く機会はあまりなく、訪れたカフェもセルシウス程度。週末ランニングで「たまにはノースに行ってみよう」ということになり、走ってハーバー・ブリッジを渡りました。
シドニーにはハーバー沿いに眺めのいいお店が多いので、海のそばに行った際はやっぱり海沿いのカフェに行きたくなります。今回は「眺めのいい店」として紹介されていたこちらのお店に訪れることにしました。
因みにニュートラルベイに行く途中、ジャカランダ並木があることで有名なMILSONS PARK脇にある「THE FLYING BEAR」もオススメです。
素朴な雰囲気の地元密着型カフェ
ランチタイムが終わった頃を狙って訪れたにもかかわらず店内は満席。ちょうどお店を出るお客さんがいたので、ラッキーにも待たずに座ることができました。本当は海の上のテラス席が良かったのですが、人気店なのでそれは仕方がありません。
店内はスモーキーなパープルやオレンジ、グリーンなどのカラフルな壁の色が可愛らしいミドル・イースタンのヴィンテージな雰囲気です。無造作に置かれたレトロでキッチュな小物などごちゃ混ぜ感が素朴で、作り込まないインテリアと慌ただしく活気あるお店の雰囲気と合っています。
オーガニックでヘルシーな週末ランチ
家庭料理をベースにしたフードメニューではローカルで獲れたオーガニック農産物を使用し、更にハーブ、パッション・フルーツ、カボチャ、ナスに至っては自家栽培しているそうです。
CARROT, GINGER & CELERY JUICE / ORANGE, MINT JUICE（$8.50）
本当はビールやワインで乾杯したいところですが、運動した後は体の吸収が良いということでフードをオーダーする前に取り敢えずフレッシュ・ジュースで乾杯。甘い中にも苦味の効いた人参・生姜・セロリのジュースは、乾いた喉に染み渡ります。
SMOKED SALMON SALAD（$28.00）GF / DF menu
スパイシーなドレッシングが掛かったスモーク・サーモンのサラダは、レバノン系だからかどこかオリエンタルな風味がします。シドニーのカフェではサラダを注文することが多いのですが、どのお店もドレッシングのバリエーションが豊富で料理のレパートリーが増えそうです。
こちらは地中海風のラムひき肉を中東風スパイス「ZAATAR（ザタール）」を塗った薄いパンと一緒にいただきます。サーモンサラダ同様スパイシーなドレッシングに絡まった野菜がたっぷり使われているので、ラム肉ですがさっぱりしています。ザタール独特の風味のパンが更に食欲をそそります。
グルテン・フリーのデザートなどの種類も豊富です。ただ野菜中心のメニューであるにもかかわらず、お店を出た後はランニングなんてする気も無くなるくらいお腹がいっぱいになってしまったので、残念ながらデザートにたどり着けませんでした。
帰りはフェリーでのんびりと
ランチ後は腹ごなしにKURRABA POINTまでウォーキングして、さらにフェリー乗り場のある次の岬のCREMORNE POINT WHARFまで歩いてフェリーに乗って帰りました。ここからノースからシドニーシティが見渡せる最高の眺望が楽しめます。
お店はワーフを出てすぐですし、お店の正面にはバス停もあるのでアクセス抜群。今回は週末のランチ時という恐らく一番混んでいる時間帯に訪れてしまいましたが、平日に来てテラス席で海風に吹かれながらランチするのも良いですね。