シドニーに数あるロースタリーカフェの中でも、カフェ激戦区サリーヒルズに本店を構えるルーベンヒルズ(Reuben Hills)。コーヒー通の友人が激推しするほどの人気ロースターは、コーヒー産地にちなんだ美味しい多国籍フードも楽しめるブランチスポットです。
サリーヒルズのロースタリーカフェ「ルーベンヒルズ」
シドニー有数のおしゃれタウンにして、カフェの聖地サリーヒルズ(Surry Hills)。
今まで何度もこのブログに登場しているサリヒルのカフェですが、今回超コーヒー好きの友人に指定されたお店がルーベンヒルズ(Reuben Hills)です。
場所はサリーヒルズからセントラル駅方面に向かう坂の途中、Albion Street沿い。同じ並びにシドニーお馴染みのテラスハウスが軒を連ね、その中に人気のレストランやカフェも点在するグルメストリートです。
人気カフェも運営するマイクロロースター
お店があるのは間口が狭く奥行きの深い、いわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれる建物で、以前は印刷工場だったそう。シドニーでは工場や倉庫の跡地がカフェとして使われていることが多いけれど、焙煎所のインダストリアルな雰囲気ととても合います。
店内の一部には半円にくり抜かれた吹き抜けもあり、1Fがカフェスペース、2Fが焙煎所になっています。吹き抜けの隙間から見える大きなロースターの脇ではカッピングが行われていて、香ばしい香りが漂ってきそうです。
ルーベンヒルズはコーヒー豆の選別から焙煎、淹れ方にまでこだわるマイクロロースタリーとして、2012年にサリーヒルズにオープンしました。世界中の農家から直接仕入れたシングルオリジンや、季節ごとに変わるハウスブレンドも楽しめます。
コーヒー豆はシドニーの他のカフェにも卸していて、もちろんここで購入可能。近所の「パラマウント・コーヒープロジェクト(Paramount Coffee Project)」などの人気カフェも運営する、サリーヒルズの一大カフェグループです。
私はいつもと同じく、ソイのフラットホワイトをオーダー。この日のブレンドは、エチオピア、コロンビア、グアテマラのブレンドで、ほのかな酸味と甘み、かすかに苦味のあるバランスのいいコーヒーでした。
コーヒーの産地にちなんだフードメニュー
まばらだった店内も、ブランチ時になると気付けば満席に。週末には必ず、通りに行列ができます。この時はハイブランドに身を包んだ観光客達が、プライベートツアーで訪れていました。海外の観光客にも人気みたいです。
コーヒーの美味しさはもちろん、個性的で美味しいフードが大人気。ユニークなフードメニューは、中米や南米、アフリカなど、コーヒー生産地の料理からインスパイアされているそう。確かにスパイスとハーブの効いた、ユニークなメニューが多い気がします。
シドニーのカフェでは割とお馴染みの、中東や北アフリカ料理の「シャクシューカ(Shakshouka)」。トマトベースのソースに卵を落としたシンプルな料理で、ピリ辛ソースがパンに合います。チョリソも入ってボリューム満点、ブランチにぴったりなメニューです。
中南米のソウルフードだという、トウモロコシのピタパン「アレパ(Arepas)」に、プルドポーク(スロークックした豚肉)をのせた「ポーク・アレパ(The Pork Arepas)」。マヨネーズとハラペーニョジャムのピリ辛フレーバーは、ハーブ&スパイス好きにはたまらない一品です。
自家焙煎のコーヒーにはもちろん大満足だし、フードもかなり気合の入っている「ルーベンヒルズ」。ちょっとした休憩に訪れるのもいいし、サリヒルのブランチスポットの一つとしてもかなりおすすめのお店です。
CBDにも姉妹店のHills Brosがあります。
61 Albion St, Surry Hills NSW 2010, Australia
TEL:+61-2-9006-9650
opening hours:MON - SUN 7:00am - 3:30pm