サリーヒルズにある人気マイクロ・ロースター「REUBEN HILLS（ルーベン・ヒルズ）」。「パラマウント・コーヒー・プロジェクト」をはじめ様々な有名店をディレクションしているカフェの、シティにある隠れ家的な姉妹店「HILLS BROS（ヒルズ・ブロス）」でランチしました。
シドニー・シティにある穴場カフェ「HILLS BROS（ヒルズ・ブロス）」
自社の焙煎所（ロースタリー）を持ち、バリスタ目線で選んだこだわりのコーヒー豆を独自のレシピでローストする「ロースタリー・カフェ」。シドニーCBDでコーヒーが美味しいと評判の「ロースタリー・カフェ」の中で、オフィスビルにある穴場カフェ「HILLS BROS（ヒルズ・ブロス）」にランチに訪れました。
HILLS BROSはシドニーCBDのオフィス街「MARTIN PLACE（マーティン・プレイス）」のメイン通りにあります。TESLAのあるビルのちょうど真向かい、5 MARTIN PLACEというオフィスビルの1Fです。大きな看板もなく入り口も少し奥まっているので、知らないでフラリと立ち寄ることは少ない穴場感漂うカフェです。
サリーヒルズの人気カフェ「REUBEN HILLS（ルーベン・ヒルズ）」
実はここ、SURRY HILLS（サリー・ヒルズ）のにある人気ロースタリー・カフェ「REUBEN HILLS（ルーベン・ヒルズ）」の姉妹店。本店はこぢんまりした店内の1Fにカフェ、半円形にくり抜かれた吹き抜けの上に自家焙煎所を構える「マイクロ・ロースター」と呼ばれる小さな焙煎所兼カフェです。
同じくサリーヒルズにある「PARAMOUNT COFFEE PROJECT（パラマウント・コーヒー・プロジェクト）」などもコラボ展開し、グルメサイトでも度々見かけるほどの人気店です。以前私が訪れた際は、全身をハイ・ファッションで固めたプライベート・ツアーらしき観光客達の姿を見かけました。恐らく当時は「シドニーでホットな場所」として紹介されていたんでしょうね。
オフィスビルにあるシックな隠れ家カフェ
オフィス街のマーティン・プレイスにある「ヒルズ・ブロス」は、オフィスビルの1F、入り口にある吹き抜けホールの一角にあります。黒い壁に掲げられた大きなゴールドの彫刻が目印です。
店内にある重厚感あるコンクリートのベンチトップが、スタイリッシュでとてもクール。元・職業柄、2m以上張り出したキャンティレバーのカウンターがこんなに薄くて大丈夫?!と気にはなりましたが、画像を見てわかる通りやはり少々たわんでいます。ま、あんまり問題ないですよね。
そんなことよりも、黒い大きな大理石の壁や錆加工を施したランプなど、ミニマルで洗練されたインテリアはギャラリーのように素敵で、インダストリアルな雰囲気のお店が多いシドニーのカフェの中でも、都会的な雰囲気のあるクールな印象です。
美味しいコーヒーと手の込んだフードメニュー
こちらでは中南米とアフリカ産の厳選した豆を季節ごとに配合を変え、ハウスブレンドとしてエスプレッソ・ベースのコーヒーに使用しています。チョコレートのような濃厚さとほのかな甘いさがミルクに合います。
サリーヒルズの本店と同じく、ここのカフェもフードメニューがとても充実。「CONGEE（お粥）」や「野菜のオイスター炒め」などアジアン・フュージョンなメニューが並びます。因みにコーヒー豆が栽培されている中南米をリスペクトして、中南米系のスパイシーなフレーバーも取り入れているとか。
インドネシア料理でお馴染みのスパイシーなフライドライス「ナシゴレン」には、「ゆで卵」とピリ辛スパイスでグリルしたチキンが添えられています。特にこのチキン、皮がカリカリ＆身がジュシーで、チキンだけでも追加でオーダーしたいほど美味（因みに$6.00で追加オーダー可能）！オーブンでしっかりグリルされ、店内にもいい香りが漂っていました。
スーパーフードのFREEKE（フリーカ）を使った「ヒルズ・ボウル」は、ローストしたカリフラワーやブロッコリー、コーンやナッツが入った歯応えと食べ応えのあるサラダ・ボウル。酸味のあるヴィネグレットソースとまろやかなフムスのバランスは絶妙で、こちらもとても美味しかったです。
「本当にオフィスビルの一角で作ってるの？」と思わせるほど手の込んだフード・メニューは、大人2人でお腹いっぱいになる程、ボリューム満点で大満足の美味しさ。コーヒーだけじゃなくフードにも気合いが入っています。
朝7時からオープンしているので（シドニーのカフェはとにかくオープンが早い！）、出勤前にしっかりと朝食を食べたい時にも良さそう。コーヒーのみをテイクアウェイして行くお客さんが多いので、（朝食やランチを除けば）ゆったり席に座ってのんびり食事がしたい時にぴったりのお店です。
HILLS BROS CAFE