シドニーCBDのヨークストリートにオープンした、メルボルン生まれのロースタリー・カフェ「インダストリー・ビーンズ(INDUSTRY BEANS)」。週末も営業していて便利なロケーションにある、シンプルでミニマル、真っ白なインテリアが印象的なカフェです。
メルボルン生まれのインダストリー・ビーンズ
「INDUSTRY BEANS(インダストリー・ビーンズ)」は、2013年にメルボルンのフィッツロイで生まれたロースタリー&ブリュー・カフェ。世界中から厳選した豆を季節ごとにブレンドし、自家焙煎しているこだわりのコーヒー店です。
現在はメルボルンに3店舗、ブリスベンに2店舗あり、2019年3月にシドニーCBDにYORK Steet店がオープンしました。
ラボのようなインテリアのシドニー・ヨークストリート店
シドニー店があるのは、ヨーク・ストリート沿いにある重厚な砂岩の外観の建物の1Fです。大きなアーチ型の窓枠には、白く輝く明るい店内が浮かび上がります。
たまたま工事中に前を通り掛かり中を覗きましたが、近未来的な白い内装だったせいか、その時はまさかカフェになるとは思いませんでした。
インダストリアルでラスティックな内装がメジャーなシドニーのカフェには珍しく、すっきりと白で統一された店内は、まるで実験室のような雰囲気です。色合いも真っ白ではなくペールグレーなのも、またおしゃれでいい感じ何ですよね。
店内に入ると目に入る長いカウンターは、INDUSTRY BEANS MODBARと呼ばれるオリジナルのものだそう。カウンターの下にはエスプレッソ、スチームミルクなどが全てビルトインされていて、タップのみがカウンターの上に出ているという面白いデザインです。
インテリアはとてもシンプルで、白と薄いグレー、明るめ木目で統一されたスカンジナビアンな雰囲気。ヘリテージ指定されている建物特有の、デコラティブな天井装飾とも相性がいいです。
季節ごとに厳選されるこだわりのコーヒー
店員さんによると、使用するコーヒーは2週間ごとに変えているそう。カプチーノなどのミルクベースのコーヒーには、オリジナルブレンドのFITZROY STREETや季節のブレンドをオススメされました。
この日はシグニチャー・ブレンドのFITZROY STREETでオーダーしました。ドリップで飲む際は、シングルオリジンがおすすめだそう。
暖かくなって来たら、小さなタピオカが入ったアイスコーヒー「FITZROY ICED&COLD BREW BUBBLE CUP」がおすすめだそう。シドニーにもタピオカの波が来ているんですね。
ベーカリーカフェのパンやペイストリー
毎朝ショーケースに並ぶのは、Chippendaleにあるベーカリー・カフェ「BRICKFIELDS」のパンやペイストリー。KINGS CROSSをはじめとするファーマーズマーケットなどにも出品する、人気のパン屋さんです。
シナモンやスパイスが効いた、甘さを抑えめの大人な味のPERSIAN LOVE CAKEには、エチオピアのWONBERTAのドリップを。すっきり軽めのドリップが、ずっしりと重めで濃厚なケーキによく合います。
しっとり食感のORANGE SEMOLINAは、PERSIAN LOVEよりもかなり軽め。ほんのり柑橘系の爽やかな酸味とアイシングの甘さがクセがになります。
季節ごとに変わるブランチメニューもあり、隣の人のテーブルを見る限りは、ボリュームがあってどれも美味しそうでした。また今度トライしてみようかな。
人気観光スポット近くの便利な立地
オリジナルのコーヒー豆はもちろん、他にも持ち帰り用のサンドイッチやペイストリー類、コールドプレスジュースなども購入できるので、コーヒーとサンドイッチをテイクアウェイしていくビジネスマンも多いです。
オリジナルアプリもあり、予めアプリでオーダーしておけば、お店に行ってスムーズにピックアップができるそう。頻繁に利用するなら、ポイントも貯まるし、混み合う朝にひたすらコーヒーを待つよりはいいかもしれないですね。
シドニーCBDにはたくさんカフェがあるものの、ビジネス街でもあるので、週末に閉まっているお店が多いのが少し不便だったりします。ここは他のカフェ同様、閉店は早いですが、週末にもオープンしているのがポイント高いです。
QVBなどのショッピングスポットにも近いので、週末の買い物帰りにちょっと立ち寄れる、コーヒーが美味しいカフェがオープンしたのは嬉しいですね。
38-40 York Street, Sydney, NSW 2000
TEL:03-9417-1034
OPENING HOURS:
MON – FRI:7:00am – 3:30pm
SAT – SUN:8:00am – 3:30pm