シドニーの人気ヴィーガンピザ「ジジ・ピッツェリア（GIGI PIZZERIA）」

多文化・多民族な国ならではの文化や宗教、思想を尊重した食の選択肢も多く、動物由来のものを使用しないヴィーガン専門店も多いオーストラリア。今回はシドニーに数ある専門店の中でも、特に人気のニュータウンにあるピザ屋さん「GIGI PIZZERIA（ジジ・ピッツェリア）」に行ってきました。

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ニュータウンのピザ屋さん「GIGI PIZZERIA（ジジ・ピッツェリア）」

多文化・他民族な国オーストラリアでは世界各国の料理に触れ合う機会も多く、文化や習慣、宗教によって食べられるものが異なるなどの、食の多様性に対応しているお店も多いです。

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文化的な面だけでなく、健康やアレルギー、動物愛護の観点などからも「VEGAN（ヴィーガン）」思想が根付いているせいか、私の住むシドニーでは普通のカフェやレストランでさえもヴィーガン・メニューを扱っている店が多いです。

今回はそんなヴィーガン界隈では誰もが知る、絶大な人気を誇るピザ屋さん「GIGI PIZZERIA（ジジ・ピッツェリア）」に訪れました。場所はNEWTOWN（ニュータウン）のKing Street沿い。駅から歩いて3分程度の好立地です。

行列ができる人気のヴィーガン・ピザ

グルメサイトでも度々目にする有名店のGIGI。前々から友人にも美味しいと勧められていたものの、予約は取らないためお店の前には長蛇の列ができる、と聞いていたのでなかなか訪れる機会がありませんでした（並ぶのはちょっと面倒臭いので）。

今回はYOUNG HENRYSでクラフトビールを飲んだ後、夕食前の中途半端な時間にプラプラお散歩していたところ、「あまりお腹は空いていないけれど、ピザぐらいだったらつまめそう。そうだ！まだ早いから今だったらGIGIに入れるかも？」ということで初訪問しました。

GIGIまではYOUNG HENRYSから徒歩わずか5〜6分で、アルコール覚ましのお散歩には近過ぎるくらいの距離。お店の中を覗くと、店内に若干の人はいるもののガラーンとしていています。6:00pm開店だと聞いていたけど既にオープン中ということで、すんなり入店することができました。ラッキー！

それにしてもこんなに近い距離の間に美味しいお店が目白押しで、NEWTOWNのポテンシャル、恐るべしです。

プラントベースのヴィーガンメニュー

注文はテーブルに置かれたQRコードをスマホで行うシステムです。アクセスしたサイトのメニューから注文＆決済を済ませたら、後はオーダーした商品をテーブルで待つのみ。オーストラリアでは写真付きのメニューがあまり普及していないので、写真で商品を確認しながらオーダーできるのは結構楽ですね。

ただ向かいのテーブルのご年配のグループがなかなかスマホでオーダーができず、結局店員さんが付きっきりでオーダーを取るという、本末転倒なことになっていました。

YOUNG HENRYSで散々ビールを飲んだにもかかわらず、取り敢えずピザということでPino Grigioで乾杯です。

GIGIに来たら取り敢えずはピザ、ということで季節限定の「Pizza Special」をオーダー。サイズは13inch（約33cm）の1サイズのみ。ズッキーニやチェリートマト、モッツァレラチーズがゴロゴロ入っていて、見た目は完全に普通のピザです。

まず、厚めでふっくらの耳とモチモチの薄皮の美味しさにビックリ。たっぷりの野菜とコクのあるチーズで、さっぱりしつつボリュームもあります。チーズが美味しかったので「何でできているの？どこで買えるの？」と店員さんに聞いたところ、カシューナッツをベースにしたチーズをイタリアから空輸しているそう。

グルテンと乳製品にアレルギーがあるので、普段はパン類や乳製品をほとんど食べず、ヴィーガンフードを食べることが多い私ですが、その中でもこのピザはプラントベースということを抜きにしても、食感も味も全てが最高に美味しい！

ピザは残念ながらグルテンフリーではないので、今回は薄い生地のピザ一枚を半分だけ食べましたが、やっぱり後半は膨満感で少し辛くなりました。ただそれでもまた食べたいなと思えるほど美味しいピザでした。

ピザだけでお腹いっぱいになったけれど、美味しいと評判のティラミスも外せません。ということで食後にティラミスを1つオーダーしてシェアしました。もちろんティラミスも全て植物由来。普通のティラミスよりも少しさっぱりしていて甘さも抑えめだけど、マルサラの香りが効いていてこれも美味しかったです。うん、また食べたい。