個性豊かな味わいでオーストラリアでも人気のクラフトビールは、パブやレストラン、町にある普通の酒屋さんでも簡単に手に入る、もはや定番とも言える存在。今回はシドニー北部にある人気のビーチタウン「マンリー」にある、老舗のクラフトビール醸造所「4 Pines(フォー・パインズ)」をご紹介します。
オーストラリアの人気クラフトビール「4 Pines(フォー・パインズ)」
マンリーでノースヘッドをトレッキングし、シェリービーチでスノーケリングした締めに訪れたのは、シドニー有数のブルワリーと言われる「4 Pines Brewing Company(フォーパインズ・ブリューイング・カンパニー)」。シドニーだけでなくオーストラリア中のボトルショップでも見かける超有名クラフトビールは、ここマンリーが発祥です。
朝から山坂を歩いて汗をかき、海で泳ぎ疲れクタクタの体に、最後は冷たいビールを注入してリフレッシュしよう!ということで、マンリーに訪れたら外せないフォー・パインズのブルワリー兼パブに訪れました。
マンリー発祥のビール醸造所
フォー・パインズがあるのは、フェリー乗り場のあるマンリー・ワーフの斜め前。地下にはKeller Door(ドイツ語で地下室)と呼ばれるパブ兼バー、1Fにはブルワリー兼パブがある2フロア構成です。
今回私たちは1Fにあるブルワリーに訪れました。まだ5時を過ぎたところだったので安心して入店しましたが、入口で予約しているかを確認され、中央にある大きなテーブル以外既に予約済みという大盛況でした。
カジュアルなパブのような雰囲気
シドニーにあるブルワリーには今まで色々行きましたが、ここはどちらかと言うとパブに近い雰囲気。やっぱりクラフトビール業界の老舗というだけあって、マイクロブルワリーと言うよりは規模は大きく、大衆酒場っぽさがどことなくサーキュラーキーにあるSquire’s Landingにも雰囲気が似ている感じ。
私たちが座ったのは、タップの並ぶカウンター目の前にある大きなテーブル席。店内にはたくさん席があるけれど、6時前にはほとんどの席が埋まっていました。外のテラス席も気になったけれど、予約で満席です。気持ちよさそうだけど、通りの向こうはすぐ海なのに残念ながら海は見渡せず。
12種類あるオリジナルのクラフトビール
フォー・パインズといえば、マンリーっぽさ満載の4本松のロゴマークが目印。そのロゴがあしらわれたタップが12種類、カウンターにズラリと並んでいます。因みに客席の脇にはブルワリーらしく、大きなステンレスタンクもありました。
パブやブルワリーに行くと何しろビールの種類が多いので、毎回カウンターの前でどれにしようか迷いすぎて思考停止に。
ペールエールなどの定番商品は普通のボトルショップでいつでも購入できるので、味の違いを店員さんに聞きつつ、今回は敢えてブルワリー限定のRed XPA($9.00)をオーダー。やっぱり人気商品だったのか、6時頃にはすでに完売してしまいました。
- 限定商品のRed XPA ー 強めのコクと苦味と同時に爽やかさもあり、ビール党でない私でも楽しめる美味しさ。
- 定番のIPA ー 柑橘系の爽やかな酸味を強めの苦味で包み込んでいる、奥深い味わい。バランスがいい。
- 琥珀色のAmber Ale ー ダークな色合いで、モルト感が強いまろやかなのフルボディ。その割に後味すっきり。
- 黒ビールのNitro Stout ー カフェラテのようなまろやかな甘みとクリーミーさ、チョコレートの様な香りもあって、飲みやすいデザート的な感じ。
マンリービーチ訪問の締めに
定番のガッツリ系パブ飯(フィッシュアンドチップスやチキン・パルミジャーノなど)も食べられますが、ボートハウスの大盛りチップスにやられて、全然お腹が空いていなかった私達。今回はつまみもなく、ただただビールだけ飲んで終了しました。
フェリー乗り場から道路を挟んで向かいなので、フェリーの出発時間までの時間潰しにもぴったりの場所です。しかもビールで多少酔っ払ったとしても、あとはフェリーで風に吹かれながら酔い覚ましして、のんびり帰るだけなので楽ちんですね。
サクッと喉の渇きを潤すのにもいいし、ご飯もしっかり食べられるのでカジュアルなディナースポットとしてもいいのでは。適度にベタだけど定番中の定番スポットなので、シドニー旅行にやマンリー訪問の締めにおすすめのパブです。
29/43-45 E Esplanade, Manly NSW 2095
TEL:+61-2-9977-5287
OPENING HOURS:
MON – THU 12:00pm – 11:00pm
FRI – SAT 12:00pm – 12:00am
SUN 12:00pm – 10:00pm