シドニーCBDの南西部、古着屋さんや雑貨屋さんなど個性的なお店が並ぶNEWTOWN(ニュータウン)の近くにあるMARRICKVILLE(マリックビル)。オーガニックマーケットが開催されることでも有名なここで、人気のオーガニックレストラン「TWO CHAPS(トゥー・チャップス)」にランチに行って来ました。
シドニー・インナーウェストの街「MARRICKVILLE(マリックビル)」
MARRICKVILLE(マリックビル)はNEWTOWN(ニュータウン)の更に南西、シドニーのインナーウェストにある街。以前ご紹介したベトナム人街・CABRAMATTA(カブラマッタ)に次いでベトナム人が多い街と言われていて、美味しいベトナム料理屋さんが軒を連ねます(DARLINGHURSTにあるEAT FUH本店もここにあります)。
シティから若干距離があるので(と言っても電車で15分、バスで30分ほど)実は私もあまり訪れることはありませんが、毎週末行なわれているオーガニック・フード・マーケットや美味しいカフェ(昔CARRIAGEWORKSにもあったCONRNERSMITH、シティにあるコーヒーの名店GUMPTIONの本店COFFEE ALCHEMY etc.)などがあることでも有名なエリアです。
オーガニックカフェ TWO CHAPS(トゥー・チャップス)
TWO CHAPSはマリックビル・エリアの中央、ENMORE PARK(エンモア・パーク)とHENSON PARK(ヘンソン・パーク)の間、駅からは徒歩15分以上と若干遠いので車でないと行きづらい場所にあります。周囲には工場や倉庫などがありカフェがありそうには見えないエリアではありますが、いつも人で賑わっている人気店です。
義妹に「友人の婚約パーティで訪れた時、ご飯が美味しくてビックリした」と激推しされていこちらのお店。「家の空いているガレージをそのままお店にしちゃいました」という風貌のエントランスは、失礼ですがパッと見は美味しいオーガニック・レストランには見えません。
インダストリアルな雰囲気漂うインテリア
中に入ると剥き出しのレンガの壁や露出した梁などが目に飛び込んできて、一瞬荒々しく無骨な印象を受けますが、調味料の瓶や缶、商品などがキレイに整然と置かれていて清潔感のある店内です。
置かれている家具もスチールと木をベースにしたインダストリアルな雰囲気が漂っていて、ここのオーナーが元溶接工で自らリノベーションを手掛けたというのを聞いて納得です。
キッチン脇の長いカウンター正面には、クールでインパクトあるステンレスの腰壁が。上部の棚には、自家製のピクルスやチャツネなどの瓶がずらりと並んでいます。これらはフードのお供にも出てきますし、実際に購入することも可能です。
素材からこだわったオーガニックフード
原材料はできる限りオーガニックにこだわり、全ての商品が信頼できるローカルのお店から仕入れたものか、0から自分達で作ったものです。サンドイッチに使われているパンやドーナッツ、マフィンなども厳選した粉を使用し、毎日厨房で焼き上げられています。
フレッシュな素材で作られたヘルシーなメニューは、ほとんどメニューがヴィーガンやベジタリアン、グルテンフリーに対応。「コレは入れないで、アレを入れて欲しい」など細かいリクエストにも答えてくれます。
ショーケースには美味しそうなペイストリーや焼きたてのパンがズラッと並んでいます。ランチの後にお土産でテイクアウェイする人が多いですが、確かに全部美味しそうなのでお会計をしている時に手が伸びそうになります。
ボリューム満点のサンドイッチも人気です。セサミがたっぷりかかったバンズのサンドイッチは、食べ応えありそうでこちらも美味しそう。
ベジタリアン / ヴィーガン中心のヘルシーなメニュー
メニューは定期的に変わり、その日のおすすめメニューは入り口上部の黒板に描かれています。こちらのカフェはコーヒーとSTICKY CHAIと呼ばれるスパイシーなチャイが美味しいことでも有名ですが、この日は暑かったのでまずは冷たいドリンクをオーダーしました。
MANGO&GINGER WATER KEFFIR($6.00)
BANANA, DATE, AND HOUSE PEANUT BUTTER SMOOTHIE($8.00)
見た目も涼しげなウォーターケフィア(水の発酵飲料 / KOMBUCHAに近い)は、マンゴーのフルーティさピリッとしら生姜の辛み、ケフィアの爽やかな酸味がカラカラに乾いた喉に染み渡ります。
バナナとデーツが入ったアーモンドミルクのスムージーは、甘さとピーナッツバターの濃厚さでかなりボリューミーな味わいです。
HASH BROWNS($21.00) GF menu
グリーン・ゴッデス・ソースという野菜ディップの上に載ったじゃがいものハッシュブラウンは、熱々サクサクでとっても美味しい!ソテーしたブロッコリーとケール、ポーチドエッグを崩しながらいただきます。
AVOCADO TOAST($17.00) GF / VEGAN menu
カフェのメニューの定番であるアボカド・トーストも、こちらはちょっと変化球な一品。ピリ辛なタヒニソースと甘酸っぱいザクロのコンビネーションが面白いです。今回フェタチーズは止めてヴィーガン仕様に、パンもグルテンフリーのものに変更しました。ケーキのようなしっとりとした食感のこのパン、とても美味しかったです。
MANGO & BLACK SESAME CHIA BOWL($15.00)GF / VEGAN menu
水々しいフレッシュなマンゴーがたっぷり入った黒ゴマとココナッツのチアプディング。マンゴーの爽やかな甘さ、黒ゴマプディングとココナッツヨーグルトの濃厚さが、朝食やおやつにぴったりです。
FRIED RICE BOWL($21.00)GF menu
ヴィーガン系のメニューがメインではありますが、卵が入った食べ応えあるメニューももちろんあります。オーガニック玄米を使ったフライドライスはほんのりピリ辛のキムチ風味で、何だかホッとする懐かしい味わいです。
毎週木・金曜日の夜は「PASTA NIGHT」
毎週木曜日と金曜日のディナーは「PASTA NIGHT」と呼ばれるイタリアンにフォーカスしたメニュー展開をしていて、ローカルの生産者による食材やチーズなどが振る舞われるそう。イタリアンではありますが、メニューのほとんどがヴィーガン、またはヴィーガン・オプションがあります。
パスタやフォカッチャ、ジェラートは全てこちらで作られていて、ホームメイドのグルテンフリーのビーガンパスタもあるそう。今度はそのパスタナイトを狙って訪れたいです。
122 Chapel St, Marrickville NSW 2204
TEL:02-9572-8858
OPENING HOURS:
Mon – FRI:7:00am – 3:00pm
SAT – SUN:8:00am – 3:00pm
(DINNER)
THU – SAT:6:00pm – 10:00pm