エッフェル塔にほど近い MUSÉE DU QUAI BRANLY(ケ・ブランリ美術館)| PARIS

エッフェル塔にほど近い MUSÉE DU QUAI BRANLY(ケ・ブランリ美術館)| PARIS

世界三大美術館と言われるルーヴル美術館や人気のオルセー美術館など、芸術の都「パリ」には訪れたい美術館がたくさんあります。短いパリ滞在の中で今回訪れたのはアフリカやアジアなど非西洋文明の個性的なコレクションがある「MUSÉE DU QUAI BRANLY(ケ・ブランリ美術館)」です。

 



 

パリの民族博物館「ケ・ブランリ美術館」

「MUSÉE DU QUAI BRANLY(ケ・ブランリ美術館)」は、パリ7区にあるセーヌ川沿いのブランリ河岸(ケ・ブランリ)にある美術館です。美術館の向こうにはエッフェル塔がそびえ立つという抜群のロケーションにあります。

パリにある美術館には珍しく、ヨーロッパ以外の大陸(アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカ)の文化や文明にフィーチャーし、個性的なコレクションを収蔵していることでも有名な美術館です。

元々は「人類博物館」にあった資料と「国立アフリカ・オセアニア美術館」にあった美術品を1つの美術館に収容しようということから始まり、パリ市長だった元フランス大統領ジャック・シラク氏の肝入りのプロジェクトとして2006年に完成しました。開館10周年を記念して2016年には正式名称が「MUSÉE DU QUAI BRANLY – JACQUES CHIRAC(ケ・ブランリ・ジャック・シラク美術館)」に変更されています。

 

 

フランス人建築家JEAN NOUVEL(ジャン・ヌーヴェル)がデザイン

マドリードで訪れたソフィア王妃芸術センターの新館も設計した、フランス人建築家JEAN NOUVEL(ジャン・ヌーヴェル)氏が設計を担当しています。アフリカなどの大陸民族や芸術にも少し興味はありますが、ここを訪れた一番の理由は美術館の建物を見たかったからなんです。

カラフルなボックスがポコポコと突き出たような美術館本体は高床式で、その下に広がる緑豊かな庭園を散策しながらエントランスに進んでいきます。18,000㎡もある庭園は、フランスを代表する庭師と言われているランドスケープ・アーキテクトのGILLES CLEMENT(ジル・クレモン)氏が設計を担当しています。

エントランスに入る前に、外に並んでいる券売機でまずチケットを購入します。タッチパネルは英語表記も選べ、支払いはクレジットカードも可能です(入場料  大人€10.00)。

館内の大きなエントランスホールの奥には、常設展へと向かう白いスロープが続いています。大きな荷物がある場合は地階にあるロッカーで荷物を預けましょう。(カメラはフラッシュを使わなければOKでした)

文字の羅列が蠢くインスタレーションが投影されたスロープを上って、いよいよ展示室へ向かいます。

 

 

アフリカなど非西洋の大陸文明をフィーチャー

大空間の展示室は、緩やかなスロープで繋がっています。全体的に赤やオレンジのカラーリングで統一されていて、それがアフリカ大陸やアジア、オセアニアを象徴するような雰囲気を感じさせるので不思議です。

しっかりとした壁ではっきりと仕切られることなく、緩やかに地域ごとにゾーニングされた展示方法です。曖昧過ぎるせいか「アフリカを見ていたと思ったら、実はいつの間にか違うエリアの装飾品を見ていた」なんてこともありました。

実は「考古学や民族学の資料と芸術を一緒に展示してしまっていいのか」という論争は今でも学者など有識者の中ではあるそうですが、私個人的には「使われる素材が似ていても、所変われば表現方法や姿・形がこんなにも変わる」という各地域の違いを実際に目で見て感じることができて、なかなか面白かったです。

 

 

ミュージアムショップでショップング

館内を出て外の庭園に出ると、すぐ右手にミュージアムショップがあります。様々な本やミュージアムグッズはもちろんですが、普通のミュージアム・ショップでは見ないような各大陸の個性を感じる品々が並んでいて結構楽しめます。

アフリカのサバンナを彷彿とさせる「バオバブの木」のオブジェや、センスのいいカラーリングで彩られたグッズなどはインテリアとしても良さそう。そんな小物を見ていたら、行く先々で購入した物をセンス良く飾っている知人邸の素敵なインテリアを思い出しました。旅行先で気に入ったものを少しづつ買い足し、家に飾って旅先の思い出に浸るっていうのもいいですね。

(因みに彼女は家ではアフリカや中東、アジアなどのオブジェや絵画、家具がセンス良く飾られています)

 

 

セーヌ河岸にある象徴的な「GREEN WALL(緑の壁)」

この美術館で必ずチェックしておきたかったものの1つが、造園家PATRICK BLANC氏によるこのGREEN WALL(緑の壁)。シドニーのランドマーク的な存在になっているCENTRAL PARK MALLの建物も、JEAN NOUVELとPATRICK BLANCのタッグで作られています。

この時期はちょうど新しい植栽をしている真っ最中で、図面を見ながら造園業者の人達が作業をしていました。

シドニーのCENTRAL PARKがショップとショップの間を細い緑の壁が上へ伸びていくイメージだとしたら、こちらは建物全体が緑で覆われていて、緑の間から窓が開けられたような「建物と植物が調和した」ようなイメージです。

高さ12m、長さ200mもあるGREEN WALLは、メリハリがあるレイアウトと緑のグラデーションがとても美しいです。近くで見上げるよりも、セーヌ川側に通りを渡った遊歩道から眺めるとその迫力に圧倒されます。美術鑑賞の締めにお目当の壁も拝めて大満足のケ・ブランリ訪問でした。

 

【c】【公式】トリップアドバイザー

 

MUSÉE DU QUAI BRANLY

37 Quai Branly, 75007 Paris, France
TEL:+33-1-56-61-70-00
OPENING HOURS:
TUE – WED / FRI – SUN:10:30am – 7:00pm
THU:10:30am – 10:00pm




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