メルボルンのフィリップ島でペンギンパレード(PENGUIN PARADE) | MELBOURNE

メルボルン近郊にあるフィリップ島でのペンギンパレードは、絶景と癒しと感動が味わえる、人気日帰りアトラクション。メルボルンCBDから車で約2時間。必死によちよち歩くフェアリーペンギンの姿に感動し、その愛らしい姿に癒されましょう。

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メルボルン近郊にあるフィリップ島

メルボルンCBD(シティ)の南西140kmの場所にあるフィリップ島(Phillip Island)。人口わずか9,000人ほどの小さな島には、世界で一番小さいと言われる野生のリトルペンギン(フェアリーペンギン)が32,000羽も生息しています。

今回はメルボルンCBDにあるイタリアンレストランで早めのディナーをを済ませた後、レンタカーを借りてフィリップ島に向かいました。夕方のラッシュに巻き込まれながらも、3時間弱でフィリップ島に到着です。

リトルペンギンが行進するペンギンパレード

フィリップ島に訪れた目的は、ペンギンパレードを見るため。明け方に海へ漁に出たペンギン達が、日没に獲れた魚をお腹に抱え、列になって巣に帰る様子から「ペンギンパレード」と呼ばれています。

そのパレードをしているのは、フィリップ島に生息する、世界で一番小さいと言われるリトルペンギンです。体重1kg程度、体長40cmに満たない小さな体を、前傾にしてヨチヨチと歩く様子がとても可愛いそう。

SOURCE:Phillip Island Nature Park

まずはフィリップ島西端のサマーランド(Summerland)半島にある、ビジターセンターに向かいました。

モダンなデザインのビジターセンター

2019年7月にオープンしたばかりのビジターセンターは、想像以上にモダンな建物でした。コンクリートと木が折り紙のように重なる美しい建物は、半島の玄武岩の断崖や海岸の砂丘をイメージしているとか。

館内にあるレストランやカフェは、コンクリートのカウンターやスリットから漏れる間接照明など、とても観光施設のカフェテリアだとは思えないくらい素敵。設計はシドニーを拠点にしている設計事務所「TERROIR」だそうです。

サスティナブルな建築資材や太陽光発電、雨水ろ過システムの使用し、レストランではプラスティックゴミを出さないなど、デザインだけでなく、環境に配慮した取り組みも行なっています。

パネル展示だけでなく、デジタルを駆使したインタラクティブな展示がたくさんあり、好奇心を刺激する仕掛けが多い印象です。

当たり前ですが、ギフトショップはペンギングッズだらけ。ぬいぐるみやTシャツ、タオルやポストカードなどなどペンギングッズがずらりと並び、ペンギン好きにはたまらないセレクションです。

ぬいぐるみとかグッズ系は、私はあまり興味がないんですよね。

ペンギンパレードは日没にスタート

ペンギン達は、日没になると海から上陸し始めます。時間帯は夏期は21:00前後、冬期は18:00頃だそう。ちなみに私が訪れた春先(11月初旬)は、20:00過ぎた辺りからスタートしました。春ですが、フィリップ島は南極に近いので気温は低めです。

パレードが見えるサマーランド・ビーチ(Summerland Beach)までは遊歩道が繋がっているので、ベビーカーや車椅子も安心。遊歩道脇の緑地には所々ペンギン達の巣があり、運が良ければヒナが見れることもあります。

少し明るいうちに出発して、周囲を眺めながらビーチに向かいましょう。

観覧席から眺めるよちよち歩くペンギン達

SOURCE:Phillip Island Nature Park

パレードが見学できる観覧席は、全部で3種類。金額によって場所が変わり、右奥に見える浜辺の席がリーズナブルな一般席、左側手前のライトアップされた席が少し高額なプレミアム席です。

SOURCE:Phillip Island Nature Park

SOURCE:Phillip Island Nature Park

ペンギン達が通るルートに沿って設置された、目の前でペンギンを見学できる「PENGUIN PLUS(上)」や、ペンギン達と同じアイレベルで見学できる半地下の「UNDERGROUND VIEWING(下)」という席もあります。どちらも間近で見えるプレミアム感はありますが、その分お値段もします。

今回私達は一般席「GENERARL VIEWING」をゲット。海沿いの階段状に広がる席から観覧できますが、実際にペンギン達が巣に向かうルートからは若干遠いので、双眼鏡は絶対にあった方がいいです。

パレード中は、フラッシュや光、シャッター音はペンギン達を怖がらせるので、カメラ、ビデオカメラ、携帯電話での撮影は一切NG。その代わりサイトに可愛いらしいペンギン達の写真があるので、ダウンロードして使ってね、とのことでした。 (この記事のペンギンの写真はサイトからお借りしています)

SOURCE:Phillip Island Nature Park

辺りが暗くなるにつれ波の間にの小さい波しぶきが現れ、目を凝らすと懸命に泳いでいるペンギン達でした!たくさんの黒い影が、続々と海辺に打ち上げられていきます。

グループの全てのメンバーが揃うまで波打ち際で待機し、全員揃ってから一斉に砂丘にある巣穴へと向かって行きます。その様子がシュールで面白いし、健気でとても可愛いらしいのです。

体を左右に揺らしながら、よちよち歩く様子が何とも愛らしく、ところどころで歓声が聞こえます。

間近でペンギンパレードを見る裏技

私の座っていた一般席から上陸するペンギン達は見えるものの、列になって巣に向かう様子を確認するには少々遠すぎます。ある程度上陸するペンギンを見たら、席を離れて、先程歩いて来た遊歩道に戻りましょう。

ビジターセンターへの遊歩道近くには、ペンギン達の巣があります。さらに遊歩道周辺はライトアップされているので、間近でペンギンパレードを眺めることができる特等席です。

行列になって進んでいる途中に、何故かよそ見をして、そのまま列から外れるペンギンもいます。するとそれに気づいたペンギンが皆を呼び止め、揃うまでさらに待つ‥‥という一連の流れも何だか微笑ましいです。

メルボルンから日帰りショートトリップ

メルボルンからペンギンパレードまでは、残念ながら公共交通機関がありません。正確に言うとメルボルンからフィリップ島までのバスはありますが、そこからビジターセンターまでのバスが夜は無いそうです。

私はレンタカーで訪れましたが、慣れない海外、しかも街頭の少ない場所での夜の運転を考えると、ツアーに参加した方が断然楽です。午後出発のツアーが多いので、午前中は観光に充てられます。

\移動を考えるとツアーが楽♪/

ペンギンにあまり興味がない人でも、実際にペンギン達の行進を見たら、その愛らしさに必ず歓声をあげてしまうはず!私がそうでした。

メルボルンから日帰りで行けるスポットです。メルボルンに訪れたら、オーストラリア最大のコロニーがあるフィリップ島に訪れてみませんか。

THE PENGUIN PARADE VISITOR CENTRE

1019 Ventnor Rd, Summerlands, Victoria 3922
TEL:03-5951-2800
OPENING HOURS:MON – SUN:10:00am – 6:00pm

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