旅先での朝ランニングは自然とその土地の地理が頭に入るし、まだ人が少ない静かな観光地を巡れるのでかなりオススメです。豪華な王宮や広場などの観光スポットが集中している、活気溢れるスペインの首都マドリードを朝ランで巡りました。
旅先で朝ランニング
フルマラソン出場の経験もなく、ランニング自体もシドニーに住み始めてからスタートした程度の私ですが、旅行先には必ずランニングウェアとシューズを持って行く「旅ラン」好きです。
大体の目的地だけ決めて何となく走り出す手軽さもいいし、まだ街が目覚める前の静かな観光地や開店準備前のカフェ、行き交うゴミ収集車や通勤途中のビジネスマンなど、街が目覚めていく様子を眺めるのも楽しいです。
何より街を走ることで大体の土地勘がつかめるので、その日の観光ルートやお店などの開拓にも役立ちます。今回は私が宿泊していたホテルのあるLETRASというエリアから、観光の王道である「マヨール広場」「マドリード王宮」を巡りました。
美しい中庭のようなマヨール広場
「マヨール広場(PLAZA MAYOR)」は、美しい建物に四方が囲まれた中庭のような大きな広場。規則的に並んだ窓、その窓から突出するアイアンのバルコニーなどがとても美しく、よくマドリードの象徴的なエリアとしても紹介されています。
広場の中央に鎮座しているのは、この広場を作ったフェリペ3世の騎馬像です。昔はマドリード最大のマーケットが開かれるなど商業の中心的役割だったそう。
カフェやレストランが石畳の広場に客席を出し、大道芸人などで賑わうマドリード市民の憩いの場となっています。この日はまだ朝早かったので、カフェは準備中、牛乳など商品の搬送車や清掃車が行き交っていました。
「ヨーロッパらしい広場」感を感じられる、まるで映画のワンシーンのような雰囲気を味わえる空間です。
PLAZA MAYOR
マドリードの台所「サンミゲル市場」
マヨール広場のすぐ脇、様々な食べ物のストールが並ぶ「サンミゲル市場(MERCADO DE SAN MIGUEL)」は、私がマドリードで訪れたかった場所の1つ。バルセロナで訪れた「ラ・ボケリア」よりもかなり小ぢんまりしているものの、建物も内装もとても洗練されています。
まだオープン前だったので店内は閑散としています。今回は滞在時間が短かすぎて残念ながら行けませんでしたが、次回は必ず訪れたい!因みにこのエリアは美味しそうなバルもたくさんあるので、バルではしご酒も良さそうです。
Plaza de San Miguel, S/N, 28005 Madrid, Spain
TEL:+34-915-42-49-36
OPENING HOURS:
MON – THU:10:00am – 12:00am
FRI – SAT:10:00am – 1:00am
SUN:10:00am – 12:00am
スペインを代表する宮殿「マドリード王宮」
「サンミゲル市場」から約500mほど東へ進むと、スペインを代表する宮殿「マドリード王宮(PALACIO REAL DE MADRID)」に到着。いつもは観光客で溢れかえるこの広場も、早朝は誰もいません。
人気の記念写真スポットなので昼間は賑わいますが、朝だと誰もいない中での記念写真撮影もできます。白く輝く美しい外観を、階段に座りながらのんびりと眺めるのもいいです。
因みに1931年までは実際にスペイン国王がここで暮らしていましたが、現在の国王は別の場所に住んでいるそう。
時間があればぜひ宮殿内の見学を!贅の限りを尽くした豪華絢爛で煌びやかな建物の中で、当時の王族の優雅な雰囲気が味わえます。
Calle de Bailén, s/n, 28071 Madrid
TEL:+34-914-548-700
OPENING HOURS:
MON – SUN (10月 – 3月):10:00am – 6:00pm
MON – SUN(4月 – 9月):10:00am – 8:00pm
帰りはのんびりマドリード旧市街を街歩き
「マドリード王宮」を出た後は、地図を使わず気になる道を寄り道しながら、ホテルに向かってのんびりお散歩をしました。全部で5km程度と短い距離でしたが、暑い昼間と違ってひんやりとした早朝の街を歩くのはとっても気持ちがいいです。
ランニングで観光スポットに訪れたので、その分朝食後は違うスポットを巡ることができました。訪れたい場所を予めチェックしたり、外観だけ押さえておきたい場所をチェックするにもぴったりな「旅ラン」は本当にオススメです。