バルセロナ観光で外せないガウディ建築や旧市街巡りですが、もちろんグルメも外せません。ランブラス通りに面する「ラ・ボケリア市場（サン・ジョセップ）」は、市民の食を支えるバルセロナの台所的な存在。スペイングルメの食べ歩きや、お土産探しもできるおすすめのスポットです。
バルセロナの「ラ・ボケリア市場（サン・ジョセップ）」
スペイン語で「胃袋」という意味の「ボケリア」という名称で親しまれている、「ラ・ボケリア市場（Mercado de La Boqueria）」。1200年代、青空市場から始まった公設市場で、正式名称は「サン・ジョセップ市場」と言うそう。
場所は、観光客で賑わうランブラス通り（Las Ramblas）の通り沿い。とても便利なロケーションなので、地元のバルセロナ市民にはもちろん、気軽にスペイングルメを楽しみたい観光客にも大人気のスポットです。
ランブラス通りを歩いていると、入場門に向かって人の流れががるのですぐにわかるはず。外にまで中の活気や賑わいが溢れ出ていて、徐々にテンションが上がってきます。
2500㎡の広大な敷地に、バラエティに富んだ200以上のお店が連なります。屋内市場なので、天候に左右されず楽しめるのも嬉しいですね。
バルセロナの台所で食べ歩き
「ラ・ボケリアに行けば、バルセロナの食は満喫できる」と言われるほど、通路に並ぶ店舗には、さまざまな食材が所狭しと並んでいいます。
生ハムの骨付き原木が吊るされているのも、スペインのお肉屋さんならでは。
残念ながら日本には持ち帰れませんが、小さいポーションから購入して（試食も可能！）その場で食べ歩きしたり、ホテルでゆっくり楽しむこともできます。なんて贅沢！
バルセロナの郷土料理「鱈の塩漬け（Bacalao）」のフライや、カリカリに揚げたエビのフリットなど、香ばしそうなメニューはどれもお酒に合いそう。
唐辛子が無造作に吊るされているだけなのに、なぜかフォトジェニックに見えるスパイス屋さん。レイアウトや照明など、プレゼンテーションにも手を抜いていません。
見ているだけでどんどんお腹が空いてくるので、早速気になっていたバルに入ってランチにします。
市場内のバル「エル・キム・デ・ラ・ボケリア」でランチ
様々なバルが点在するボケリアで、今回ランチに訪れたのは黄色い看板の「El Quim de La Boqueria（エル・キム・デ・ラ・ボケリア）」。カウンターのみ20席の小さなお店にもかかわらず、席を待つ人達で一際賑わっています。
既に満席でしたが、「この裏手の席が空きそうだから、こっちで待ってて！」と声をかけられ、あまり待たずに座れました。比較的回転は早そうです。
狭い厨房内では店員さんが声を掛けながらテキパキと動いていて、その活気ある様を見ているだけでも気持ちがいいです。
真夏の日差しで喉がカラカラだったので、着席早々、冷えたロゼ・スパークリングで乾杯。ほんのりした果実味と、甘すぎないドライな味わいの地元カタルーニャ地方のロゼがタパスに合います。
地元バルセロナの郷土料理「PATATAS BRAVAS（パタタス・ブラバス）」は、必ず食べておきたいメニュー。揚げ物とマヨネーズの鉄板コンビで、スパークリングが進みます。
お店のトレードマーク「目玉焼き」の上に、ソテーしたイカをのせた看板メニュー「FRIED EGGS WITH BABY SQUIDS」。ニンニクベースの濃厚なソースとイカが絡み合い、かなり美味！ソースだけで無限にパンが食べられそう。
他のお店よりはお値段は若干高めですが、とにかく料理がどれも美味しいし、お店も清潔、そして店員さんのホスピタリティも最高なので、大満足です。
