シドニー近郊のワイン銘醸地「ハンター・バレー」と世界遺産「ブルー・マウンテンズ」を挟んで反対側に位置する「MUDGEE(マッジー)」は、古き良き街並みと牧歌的な風景が印象的なワイナリーの街。そんなマッジーのワイナリーの中でも、オーガニックワインに特化した「LOWE WINE(ロウ・ワイン)」をご紹介します。
オーガニック・ワイナリー「LOWE WINE(ロウ・ワイン)」
マッジーで「オーガニック・ワイン」と言えば必ず名前が挙がる「LOWE WINE(ロウ・ワイン)」。マッジー中心部から車で約10分。牧歌的な雰囲気のTINJA(ティンジャ)というエリアにあります。
LOWEは2000年創業の家族経営のワイナリーで、2003年からは土壌や肥料などブドウの生産過程からこだわったオーガニック&バイオダイナミック・ワインの生産にシフト。小さなワイナリーなので生産ロットも多くはありませんが、「認定オーガニック」のワインを作り続けています。
シャビーシックなセラードア(テイスティング・ルーム)
初めて訪れた際に可愛過ぎて思わず声を上げたこちらは、オシャレなセラードア(テイスティングルーム)。ハーブが咲き乱れる前庭の向こうには、シャビーな倉庫風のセラードア兼醸造所、テラスにはパラソルやワイン樽が並んでいます。
全体的にくすんだ色合いのシャビーシックな雰囲気で統一され、周りの自然にマッチしています。まるで片田舎のおしゃれカフェかレストランのようで、どこを切り取ってもフォトジェニックな空間です。
「Gourmet Traveller WINE」誌でスター・セラードア賞(マッジーでは1位)も獲得しているのも納得。美味しいワインだけではなく、このワインを生産やゲストへ提供する環境にまで気を配っているワイナリーですね。
受賞歴のあるジンファンデルなどのオーガニックワイン
LOWEでは2003年の国際大会で最優秀賞を受賞した「ZINFANDEL(ジンファンデル)」を始め、エレガントな「SHIRAZ(シラーズ)」など、様々な個性的なワインを取り揃えています。
「カリフォルニアを代表する赤ワイン」として有名なジンファンデルですが、オーストラリアのジンファンデルを試飲したのは実はここが初めて。果実味豊かで程よい酸味がとても美味しい!テイスティングして即購入決定です。
オーストラリアのワインは比較的リーズナブルなものが多いので、レジで予想外の金額にビックリというオチもありました。
重めの赤も好きですが、オーストラリアに来てからロゼを飲む機会が増えました。日差しの強いカラッとした気候だからか、爽やかなピンクのロゼが飲みたくなるのかも。比較的軽く扱われがちなロゼですが、どんな料理にでも合うオールラウンダーです。「餃子や飲茶と合う」とも言われているので、BYOの中華料理屋さんにはロゼを持参したりもします。
見た目も可愛いらしい「JODIE(ジョディー)」もLOWEの人気商品。甘過ぎない仄かな甘味と炭酸のすっきり感が美味しいロゼ・スパークリングです。
ブドウ畑を眺めながらワインでランチ
LOWEに訪れたらテラス席でのワインランチは絶対に外せません。テイスティングで気になったワインをグラスでオーダーしてもいいし、余裕があればボトルを購入してものんびり開けるのもいいですね。
地元産のハムやチーズ、オリーブがズラリと並んだチーズプラッター「REGIONAL PLATTER」は、見た目も美しくてオシャレ。目の前のブドウ畑や青空を眺めながら、美味しいワインとチーズプラッターを堪能するなんて贅沢過ぎる時間です。
因みにオーストラリアでは規定量以内(血中アルコール濃度が0.05以下であれば)であれば、飲酒運転は大丈夫。オージーは「ワイングラス2杯くらいまで大丈夫」と言いますが、人によってアルコールの分解量が違う気がするんのでどうなんでしょうか。
美味しいワインももちろんですが、何よりものどかなワイナリーで過ごす時間が贅沢過ぎて、ついつい時間を忘れてしまうほど。是非マッジーに訪れた際は、ワイナリーリストにLOWE WINEも加えてみてください。
*マッジーのワイナリーについてはLINEトラベルでもご紹介していますので、是非チェックしてみてください。
327 Tinja Lane, Mudgee NSW 2850
TEL:02-6372-0800
OPEINNG HOURS:
MON – SUN:10:00~17:00(テイスティングは16:30まで)