独自のコーヒー文化が根付いているオーストラリアで、カフェ文化の本場と言われている「MELBOURNE(メルボルン)」。魅力的なカフェが林立するメルボルンで、まず最初に訪れたのは友人に勧められた高い天井の「HIGHER GROUND(ハイヤー・グラウンド)です。
メルボルンの人気カフェ「HIGHER GROUND(ハイヤー・グラウンド)」
魅力的なカフェがたくさんあるシドニーですが、シドニー以上にコーヒー文化が盛んな「カフェの街」と言われている「メルボルン」。限られた時間の中で効率的に素敵なお店を巡ろうとリサーチを敢行。友人のオススメを参考に、行きたいお店をピックアップしました。
初日のブランチで訪れたのは、宿泊したAirbnbの近くにある「HIGHER GROUND(ハイヤー・グラウンド)」。メルボルンで一番人気と言われる行列必至の有名店です(今回はたまたま待たずに入店できました)。場所はメルボルンCBDのど真ん中。ターミナル駅であるSOUTHERN CROSS STATION(サザン・クロス駅)のすぐ近く、赤いレンガの建物が目印です。
印象的な高い天井のインテリア
大きなアーチ型のガラス窓を抜けて中に入ると、天井の高い超大空間が広がっています。工場か倉庫の跡地かなと思ったら、歴史遺産にも指定されている発電所だった建物を使用しているそう。デザインはメルボルンを拠点にしているデザイン事務所「DesignOffice」が担当しています。
インテリアはステンレスやダークなトーンの鉄板などハードな素材で構成されていますが、剥き出しのレンガ壁や白い木製の屋根、大きなアーチ型の窓、至るところに飾られている緑のおかげで、クール過ぎない適度なバランスが保たれています。
大きな窓から日差しが差し込みますが、適度に影のある、明る過ぎない独特な雰囲気。インテリアが素敵すぎるので店員のお姉さんとお話ししていたら、「上からの眺めもすごいから、是非上の階も見てみて」と勧められました。
上階には座り心地の良さそうソファのあるラウンジとバースペースが。置かれている照明や家具も素敵です。夜になって照明が灯ると、また違った落ち着いた雰囲気になりそう。2017年の「Australian Interior Design Awards」を始め、数々のタイトルを受賞しているのも納得の素敵な空間です。
6つの高さの異なるスキップフロアが、天井の高い大空間にメリハリを付けています。カウンターに座ってバリスタを眺めながらコーヒーを飲んだり、長テーブルでゆったりと食事したり、大人数で丸テーブルを囲んだり、ソファーでくつろいだりなど、座る場所によって色々な楽しみ方ができそうですね。
「居心地が良く、落ち着いている」と言うよりは、お客さんの話し声が響き、賑わいある活気に満ちています。今回は大人数で訪れてブランチを楽しみましたが、逆に一人で作業に集中するのにも良さそう。本当か嘘かはわかりませんが、人間は天井が高い場所でクリエイティビティが発揮されるみたいですよ。
美しすぎるフォトジェニックなフード・メニュー
RICOTTA HOTCAKE MAPLE SYRUP($24.00)
お店の看板メニュー「リコッタ・ホットケーキ」は、ベリーやエディブルフラワー、ナッツやシーズがこれでもかと言うくらい乗っていて、昔ながらの「日本のホットケーキ」を連想させる厚くて食べ応えがあります。ケーキに染み込んだメープルシロップの甘い香りと甘酸っぱいベリー、まろやかなクリームのハーモニーがたまりません。「2人でオーダーした方がいいよ」とアドバイスされただけあって、2人でも持て余すほどのボリュームです。
SLOW COOKED TASMANIA SALMON($28.50)
しっとりと柔らかいトロけるようなサーモンは、色鮮やかなビーツのソースと一緒に。添えられたフェンネルのグリーン、ポーチド・エッグにかかったピンクのビーツ・パウダーなど目にも美味しい一品です。
SPICED CAULIFLOWER, SCRAMBLED EGGS, CURRY LEAF, ROASTED CHILLI, HOUSEMADE FLAT BREAD($22.50)
もっちりした食感のホームメイド・ブレッドとフワフワのスクランブルエッグは、ほんのりカレーの風味が漂います。その上に乗っている紫色の物体は、何とカリフラワー。ユニークな見た目以上に風味豊かでかなり美味。小さく見えますがかなり食べ応えあります。
HIGHER GROUNDはカフェには珍しく曜日によってはディナーの営業もしています。オリジナルのカクテルや美味しそうなディナーメニューもあるので、夜に訪れるのも良さそうです。(本当は夜のバータイムも訪れたかったのですが、今回は時間がなくて断念しました。また次回!)
SOY FLAT WHITE($4.70)
少し酸味を感じるフルーティなコーヒーと、ミルクが多めなまろやかなフラットホワイト。
コーヒーは店内で楽しむこともできますが、エントランスの外にあるKIOSKではテイクアウェイも可能です。オフィス街という立地から、休憩中のビジネスマンなどが談笑しながらコーヒーを楽しんでいます。
コーヒーが飲めるカフェというだけではなく、しっかり食事のできるレストラン、カクテルが飲めるバーという側面も持っています。夕方にはCLOSEするカフェが多い中、夜まで開いているお店があるのはかなり有り難いです。また今度は夜に訪れて、違った席に座って、違った雰囲気を味わってみたいなと思わせるお店です。
650 Little Bourke St, Melbourne VIC 3000
TEL:03-8899-6219
OPENING HOURS:
MON – FRI:7:00am – 4:00pm
SAT – SUN:8:00am – 4:00pm
【NIGHT】THU – SAT:4:00pm – 11:00pm