南オーストラリアにあるドイツ村 HAHNDORF(ハーンドルフ)| ADELAIDE HILL

南オーストラリアの州都ADELAIDE(アデレード)から車で約30分の、オーストラリア最古のドイツ移民の地「HAHNDORF(ハーンドルフ)」。ワインの銘醸地「アデレード・ヒルズ」の一角にあり、ヨーロッパの田舎に訪れたような美しい町並みが印象的な小さな町です。

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南オーストラリアのドイツ移民の町「HAHNDORF(ハーンドルフ)」

アデレードCBDから車を走らせること約30分、マウント・ロフティを超えた丘の上にあるワインの銘醸地「ADELAIDE HILLS(アデレード・ヒルズ)」。その一角にあるオーストラリア最古のドイツ移民の町が「HAHNDORF(ハーンドルフ)」です。

1839年、オーストラリア入植者の大半がイギリス人だった中、当時珍しかったルター派のドイツ移民が最初に移り住んだ場所がここハーンドルフ。「ドイツ移民の町」だけあって、メインストリートにはドイツ建築「Fachwerkhaus(木造軸組構法・ファッハヴェルクハウス)」の面影を残す建物が並んでいます。

美しく紅葉する並木道には、木の柱と石積みの壁、トタン屋根に深い軒とテラスのある低層建物が立ち並び、まるでヨーロッパの田舎街に来たような独特の雰囲気。シドニーではあまり見られない紅葉も楽しめて、一瞬、自分がオーストラリアにいることを忘れてしまうほどです。

ヨーロッパのようなフォトジェニックな街並み

アデレード・ヒルズと言ったらワイナリー巡りは絶対に外せんませんが、「ハーンドルフ」もワイナリーに負けないくらい人気のスポットの1つ。と言ってもメインストリートは1kmもない程小さな町なので、今回はワイナリー巡りの合間に訪れました。

観光客がたくさん訪れる人気スポットということで若干「観光化」され過ぎている感が無くもないですが、それでも歴史と伝統のある街並みはとても美しいです。田舎独特の温かみとホッコリ感があり、何だかゆったりとした時間が流れています。

メインストリートのほぼ中央にある「CAFE 1839」は、寄棟造りの伝統的なドイツ建築が印象的。ハーンドルフにはドイツ料理を提供するお店がたくさんありますが、ここは意外にもヴィーガンやグルテンフリーのメニューも取り揃えるヘルシー系のカフェなんだとか。

ハーンドルフで最初のベーカリー「Sonneman’s Bakery」の跡地にある「GERMAN INN」は、地元の食材を使用したドイツ料理のカフェ&レストラン。当時のドイツ移民達は小麦粉などの穀物を育てて生計を立てていたので、その名残で製粉所やベーカリーが多いそう。

遺産登録もされている石積みの建物は、ドイツの伝統的な小物を扱う「GERMAN VILLAGE SHOP」。鳩時計などドイツの木工芸品を中心に、クリスマス発祥の地ならではの可愛らしいオーナメントなどのクリスマスグッズも取り揃えています。

ハーンドルフの中では一番ドイツっぽさを感じられる場所かもしれません。店員さんの衣装も気合入っていますね。

ドイツを代表するサンダルメーカーの「BIRKENSTOCK(バーケンストック / ビルケンシュトック)」のお店も。鮮やかな紅葉のコントラストも美しくて、一見ビルケンの店舗には見えないくらいファンシーな雰囲気です。

アンティーク・ショップやナチュラルスキンケアのお店、雑貨屋さんなど、店先に並べられた小物と建物の雰囲気が絶妙にマッチしていて、どのお店も本当に素敵。このカゴバッグもなかなか可愛かったけれど、どうやっても荷物に入らないので我慢です。

クラシカルなドレスを来て写真を撮ってもハマりそうなくらい、通りを歩いているだけでもフォトジェニックなスポットが目白押しです。ウェディング・フォトの撮影にも良さそうですね。

ワイナリー巡りの合間に訪れたい

アデレード市内より標高が高いエリアにあるので、朝晩の温度差が激しく街路樹の紅葉がとても美しいです(訪れたのは3月半ば)。ここまで真っ赤な紅葉は私が暮らすシドニーではあまり見る機会がないので、久しぶりに「秋らしい風景」を楽しみました。

ハーンドルフはワイナリーの街「アデレード・ヒルズ」の一角にあるので、どのワイナリーから比較的アクセスしやすく、以前ご紹介したSHAW + SMITHからは車でわずか5分の距離です。ランチやカフェでの休憩がてら、散策に訪れるのもいいですね。

アデレードは晴天率が高く気候も穏やかで過ごしやすいですが、赤やオレンジの紅葉とブリック壁の町並みが美しいコントラストを生み出す「秋」の訪問が個人的にはオススメです。オーストラリアにいながらにしてヨーロッパを感じられますよ。

Special Thanks to Tourism Australia

HAHNDORF

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