リスボンのグルメスポット「タイムアウトマーケット」で食べ歩き

リスボンのグルメスポット「タイムアウトマーケット」で食べ歩き

リスボングルメを一度に楽しみたいなら、人気フードコート「タイムアウト・マーケット(Time Out Market)」がおすすめです。定番ポルトガル料理やシーフード、名産ワインから伝統スイーツまで、絶品グルメを食べ歩きしましょう。

混雑を避ける楽しむ方法やおすすめ店舗の実食レビューもご紹介します。

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人気フードコート「タイムアウト・マーケット」

タイムアウト・マーケット(Time Out Market)は、情報誌「タイムアウト(Timeout)」がプロデュースする大規模なフードホール。

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カイス・ド・ソドレ駅のすぐ近く

地下鉄グリーンライン、バス、トラム、フェリー、そしてポルトガル鉄道のカシュカイシュ線が発着する、リスボン交通網の主要なターミナル駅「カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)駅のすぐ目の前にある。

リスボンのグルメスポット「タイムアウトマーケット」で食べ歩き

2014年に記念すべき第1号店がここリスボンでオープンして、今では世界各国で11店舗を展開。日本にも2025年の3月にオープンした大阪店があるらしい。

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1882年にオープンしたリベイラ市場の一部をリノベーションし、中央にあるフードホールの周囲を40以上の店舗が取り囲んでいる。歴史ある建物ながらも、広々としたモダンな空間は開放感がある。

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昔ながらのリベイラ市場は現在も東棟で営業中で、地元の業者やローカルたちでいつも賑わっている。この辺りはノマドワーカーに人気のエリアなので、上階には人気のコワーキングスペースもあるらしい。

リスボンの厳選グルメが集結

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シーフードに肉料理、ワインからクラフトビール、そして伝統スイーツまで。地元で人気のレストランが一カ所に集結しているので、ここに来ればポルトガル・グルメを一通り楽しめてしまうのが嬉しい。

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見本があるからオーダーしやすい

しかも毎朝10:00〜深夜0:00まで営業しているので、ランチやディナータイムを気にすることなく、いつでも好きな時に人気店の味が楽しめるのも魅力だ。

大混雑の人気フードコートで席取り

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とはいえ、席取りには毎回かなり苦戦する。「週末」の「ランチタイム」は特に混み合うので、ほぼ確実に座れないと考えた方がいい。

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おすすめは開店直後の11:00前後か、ランチピークを過ぎた15:00過ぎ〜ディナーの前の微妙な時間帯。少し時間をずらすだけで、かなり違う。

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それでもピークタイムに訪れたいなら、最初からフードホール内での席取りは諦めて、通路沿いのカウンター席のあるお店を狙おう。

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そのお店のメニューしか注文できないけれど、まずはそこで軽く食べて一息つき、タイミングを見て中の席を確保する、というのが今のところ私なりの最適解だ。

ポルトガルグルメを実食レポート

ここからは、タイムアウトマーケットで私が実際に食べた料理を少しだけご紹介したい。

タラのグリル(Bacalhau no Forno) @ Pinóquio

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最初に訪れたのは、シーフードの名店「ピノキオ(Pinoquio)」。店内にカウンター席があるので、席の確保を兼ねてここからランチをスタートさせた。

本店はレスタオラドーレス広場のブルー・リベルダーデホテル内にあり、実は私が以前から気になっていたお店。

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サーロインステーキ / Bife Do Lombo (€17.00)

目の前で料理が仕上がっていく様子を眺めながら飲めるのは、カウンター席ならではの醍醐味。ちなみに以前オーダーしたステーキは、火入れも甘くてお肉が固く、料理は冷めていてちょっと残念な印象だった。

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干し鱈のグリル / Bacalhau no Forno (€19.00)

今回はその反省点も踏まえて、お店の看板メニューであるシーフード一本勝負。オーダーしたタラとハタのローストは、どちらも身がふわっと柔らかく、旨みもしっかりあって美味しい。やっぱりこのお店はシーフードが正解。

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お肉に関しては疑問が残るものの、あくまでここはシーフードレストラン。メニュー選びを間違えただけなのかもしれない。

少なくとも、あの混雑の中で座ってゆっくりできたという点では大満足。席が確保できない時はいつも訪れてしまう、頼りになるお店だ。

タコのグリル(Polvo à Lagareiro)@ Monte Mar

14:30を過ぎると、ようやくフードホール内にも空席がちらほら出てくる。中へ移動してテーブルを確保し、さらに気になるお店をチェック。

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グルメ記事で高評価だったシーフードレストラン「Monte Mar」でオーダーしたのは、ポルトガル名物のタコのグリル。

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タコのグリル / Polvo à Lagareiro (€19.00)

迫力のある美味しそうな見た目にもかかわらず、味に深みや旨みもなく、ちょっと油っぽいし温かくない。これまでポルトガルで食べたタコはどれも美味しかっただけに、今回はちょっと期待外れだったかな。

スーパーボックの黒ビール @ Time Out Bar

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フードコートの中央には、ビール、ワイン、ウィスキー、カクテル、そしてコーヒーまで一通り揃っていて、眺めているだけでもテンションが上がってくる。種類が豊富なので、きっとお気に入りの一杯がここで見つかるはず。

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今回はポルトガルの国民的ビール「スーパーボック(Super Bock)」のスタウトをチョイス。香ばしくまろやかな風味で、黒ビールながらもすっきりとした飲み口が美味しい。

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Super Bock Stout (€3.50)

さらに店員さんがその場で注いでくれるので、生ビールならではの新鮮な味わいも楽しめる。

ピスタチオのエクレア @ L’Éclair

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やっぱり最後は、締めにデザートを。マーケット内にはリスボンの有名店「マンテイガリア(Manteigaria)」をはじめ、人気パティスリーが出店しているのでかなり迷う。

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普段からパステル・デ・ナタは食べているので、今回は「L’Éclair」のピスタチオ・エクレアを選んだ。

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L’Éclairのピスタチオ・エクレア (€6.90)

見た目の華やかさもさることながら、生地の香ばしさとナッツのコクが美味しい。

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日本の控えめなスイーツに慣れていると圧倒される、この贅沢な甘さとボリューム感。ポルトガル語でAbatanado(アバタナド)と呼ばれるブラックのアメリカーノと合わせると、ちょうどいいバランス。

ポルトガルグルメが一箇所で完結

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もちろん、訪れたお店には当たり外れはある。でも、タイムアウトマーケットの魅力は、それぞれの店舗で気になる一皿が試せること。ポルトガルの伝統料理も、モダンな創作料理も、気分に合わせて食べたいものを自由に選べるのはやっぱり楽しい。

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「今度はあれを食べようかな」なんて思える、余白が残るのもいい。個人的には、Miguel Castro e SilvaやCozinha da Felicidadeなど、気になるお店がまだまだある。

週末のランチタイムは避けつつ、またふらりと行ってみようかな。

タイムアウト・マーケット(Time Out Market)

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