リスボン・サントス(カイス・ド・ソドレ)地区にある、東南アジアの屋台をイメージした「SOI Asian Street Food」。パッタイやナシゴレンなど定番アジア料理を、ポルトガル産ビールやワインとともに味わえる、程よく洗練されたアジアンレストランです。
時々、恋しくなるアジア料理

ヨーロッパという土地柄のせいか、リスボンにアジアンレストランはがそこまで多くありません。アジア人比率が抜群に高いオーストラリアと比べるのも酷だけど、時々どうしようもなく“アジアの味”を欲する瞬間がありますよ。

そんな時のために、私は美味しそうなアジアンがあれば常にブックマーク。今回向かったのは、前から気になっていたサントス(カイス・ド・ソドレ)地区にある、「SOI Asian Street Food(ソイ・アジアン・ストリート・フード)」。
サントス地区にあるレストラン「SOI(ソイ)」

SOIは、東南アジアのホーカー(屋台村)をイメージしたアジアンレストラン。「Soi」はタイ語で“路地”という意味だそうで、特定の国に絞らず、アジア全域からインスパイアされたメニュー構成なんだそう。

リスボンらしい黄色い壁と窓枠に絡みつくグリーンが目印。外観だけ見るとアジアンレストランには見えませんよね。
ネオンと謎の日本語が入り混じる店内

中に入ると、天井から吊るされた照明にウッディなテーブル。

照度が抑えめなところが、いわゆる“アジア料理店”というより、ちょっと洒落たレストラン・バーのような雰囲気です。

壁に掲げられた鮮やかなネオンサインも、どこかAKIRAやブレードランナーを思わせる「アジア的未来感」。しかも日本語率が高めなので、なぜか変なシンパシーも感じてしまいます。


サイドディッシュが「側面」と書かれていたり、横書きの「コーヒー」が縦書きで書かれていたり。メニューに書かれた日本語も、直訳すぎてクスッと笑えます。
パッタイやカレー、ナシゴレン

「今日はパッタイ」と心に決めていたのに、メニューを開いた瞬間、ペナンカレーやナシゴレンが視界に入ってきます。毎回この最後の迷いが地味にしんどい。これにラクサや海南チキンライスがあったらもっと迷います。

悩みに悩んだ末、初志貫徹でチキンのパッタイをオーダー。どうやらお店一番の人気メニューらしいです。
甘酸っぱさとソースのコク、麺のもっちり感。ちゃんと満足感のある仕上がりで、今日はこれにしておいて良かったと納得。

夫がオーダーした定番のナシゴレンは、妙に盛り付けが美しい。いわゆる“屋台感”はあまりなく、レストラン的な洗練さを感じます。ただ味はがっつりアジアンで、見た目とのギャップがいい感じです。

今回お酒のお供にオーダーしたのは、以前Lost In(ロスト・イン)で食べて以来すっかりハマってしまったパニプリ。美味しいけれど……やっぱりLost Inがまだ優勝、という結論に。こうやって比較対象が増えていくのも、食べ歩きの醍醐味です。

ポルトガル産ビールとワインで

ビールはポルトガルの国民的ビール、スーパーボック(Super Bock)のスタウトを。外でビールを飲むとき、夫はいつもこれを選んでいる気が。もう一つの定番、サグレシュ(Sagres)派ではないみたい。

ワインは「アジア料理だったらヴィーニョ・ヴェルデが合うよね」という、もはやお決まりの流れで、ポルトガル産グリーンワインを。
アジアとかポルトガルとか関係なく、ほぼヴィーニョ・ヴェルデしか飲んでいないのだけれど。
気負わずふらっと入れる一軒
ランチとディナーの狭間の時間帯だったので、最初はかなり空いていたけれど、気づけば徐々に席が埋まっていきます。ディナータイムはきっと、もう少し賑わうのかもしれません。

料理も美味しいし、スタッフはフレンドリー、そして空間も素敵で居心地がいい。今回みたいにしっかり食事をするのもいいし、ふらりと入って軽く一杯だけ飲んでつまむのも良さそう。

「アジア料理が食べたい」という時に、ちょうどいい温度感で満たしてくれるSOI。リスボンに来てからアジアン・レストランには数軒行っているけれど、ここは当たり。「また行きたい店」のリストが一つ増えました。
SOI Asian Street Food(ソイ・アジアン・ストリート・フード)
R. da Moeda 1C, 1200-109 Lisboa, Portugal
TEL : +351-91-289-5391
OPENING HOURS : SUN - THU 12:00 - 23:00 / FRI - SAT 12:00 - 0:00
