リスボンを代表する人気シーフードレストラン「ラミロ(Ramiro)」で、新鮮な海の幸を堪能しました。著名人たちが「リスボンで最高のシーフード店」と太鼓判を押す名店は、毎日行列必須。シーフード好きなら絶対に外せない、リスボンで必ず訪れたいレストランです。
リスボン屈指の人気レストラン「ラミロ」

リスボンに来る前から気になっていた、シーフードレストラン「セルヴェジャリア・ラミロ(Cervejaria Ramiro)」。リスボンでシーフードと言えば真っ先に名前が上がり、著名シェフや料理評論家たちから「リスボンで一番美味しいシーフード店」と太鼓判を押されている名店です。


ポルトガルに来てから数々の美味しいシーフードに出会ってきましたが、そんな私の期待値も自然に高まります。

1956年に食堂として創業し、徐々にシーフードを取り入れたことで人気に火がつき、リスボン屈指のシーフードレストランに成長したラミロ。リスボン市街地の北に位置するIntendente(インテンデンテ)地区の、空港へと続く幹線道路「Avenida Almirante Reis(アルミランテ・レイシュ大通り)」に面しています。

アジア系スーパーが集まるMartin Moniz(マルティン・モニシュ)広場からも近く、リスボン中心街からも徒歩圏内です。ただ、車通りが多く、街並みもやや雑然としたところが無きにしも非ずのこのエリア。
マルティン・モニシュ付近は個人的には治安面でもやや不安を感じるので、徒歩での移動よりも、インテンデンテ駅から歩くか、Uberなどで訪れるのがおすすめです。
行列必須!必ず予約を

観光客にも地元民にも大人気店なので、ランチタイムや夕食時は外まで行列ができることも。特に混み合う週末は、予約しましょう。私が訪れた平日のランチタイムでさえ、予約枠はほぼ埋まっていました。

メニューはQRコードでスキャンするものの、「リスボンの飲食店あるある」の、スマホから直接注文できない仕様となっています。小さな画面上のメニューを行ったり来たりしながら、店員さんに一品一品オーダーするのは少し面倒なので、あらかじめスクショしたものを店員さんに見せながらオーダーしました。

オンラインオーダーにしないのか不思議ですが、店員さんが注文内容をメモも取らずに暗記していくのにはびっくり。エビの種類から牡蠣の個数まで、細かいオーダーを完璧に暗記できる記憶力には、ただただ感心するばかりです。
新鮮なシーフードメニュー

ドリンクはいつも通り、ポルトガルの名産である微発砲のヴィーニョ・ヴェルデをボトルで注文。シュワっと軽やかなグリーンワインが、朝食を早めに済ませた空腹に染み渡ります。これでランチの準備は万端です。

テーブルに最初に運ばれてきたのは、お皿に山盛りにされたポルトガルの伝統的なパン「Papo Seco(パポ・セーコ)」。パターがたっぷりと塗られたパンは美味しそうだけれど、この量は到底食べきれないと確信しました。

次に出てきたのは、ポルトガルでは初めて味わう生牡蠣です。シドニー・ロックオイスターよりは大きめで、日本の牡蠣と比べるとやや小ぶりなサイズ感。適度な塩気と引き締まった身が美味しい、最高のスターターです。

ポルトガル定番のメニュー「ブリャオン・パト(アサリのニンニク&オリーブオイル蒸し)」は、何度か食べているので味の想像はできるものの、アサリの身のプリプリ感に鮮度の違いを実感。ガーリックの風味豊かなソースも絶品で、パンが進みます。

見た目は小振りに感じたタイガー・プラウンのグリルも、身が分厚くてとてもジューシー。美味しさはもちろん、予想以上のボリューム感で大満足です。
絶品シーフードに大満足

全ての料理が運ばれてきた時は、「この量では足りないかも」と追加オーダーまで考えていたけれど、その心配は全く無用でしたね。アサリの旨みが凝縮したソースでパンが進み、あっという間に満腹に。記念すべき初訪問は満足感たっぷりのまま幕を閉じることになりました。

隣のテーブルの人がオーダーしていたボイルエビがワインに合いそうだったし、また違ったメニューも試してみたいですね。今回は2人だったので種類が限られたけれど、大人数だと色々シェアできてさらに楽しめるはず。
リスボンで絶品シーフードを味わいたい方は、ぜひ訪れてみてください。
セルヴェジャリア・ラミロ(Cervejaria Ramiro)
Av. Alm. Reis 1 H, 1150-007 Lisboa, Portugal
TEL : +351-969-839-472
OPENING HOURS : TUE - SAT 12:00 - 0:00 / SUN 12:00 - 23:00