リスボン・ベレン地区の美術館MAAT|建築そのものがアートな空間

リスボン・ベレン地区の美術館MAAT|建築そのものがアートな空間

リスボン・ベレン地区の美術館MAAT(Museum of Art, Architecture, and Technology)を訪問。

テージョ川沿いに佇む流線型の建築美と、4月25日橋を望む圧巻の眺望、併設カフェやミュージアムショップまで、建築好き必見のアートスポットを紹介します。

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建築好き必見|MAAT(Museum of Art, Architecture, and Technology)とは

リスボン・ベレン地区の美術館MAAT|建築そのものがアートな空間
テージョ川沿いに佇む美術館MAAT(マート)

MAATは、リスボン市街の南西部・ベレン(Belém)地区にある美術館。正式名称はMuseum of Art, Architecture, and Technology。その名の通り、アート、建築、テクノロジーに特化していて、通称「マート」と呼ばれています。

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世界遺産のジェロニモス修道院もあるベレン地区

ベレン地区と言えば、リスボン屈指の観光エリア。少し西へ進むと、世界遺産のジェロニモス修道院やベレンの塔、パステル・デ・ナタの名店「パステイシュ・デ・ベレン」などがある、いわゆる“王道観光地”です。

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今回ベレンに訪れた理由は、ただ一つ。この建築を体験したかったから。

初めてリスボンを旅行した時、この周辺に宿泊し、朝の散歩中にふいに視界に入ってきた白い塊。一瞬「Zahaの作品って、リスボンにあったっけ?」と思ったほど、ザハ・ハディッド味のある有機的なフォルムに目を奪われました。

テージョ川と一体化する、周辺を巻き込むダイナミックな建築美

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周囲の地形やランドスケープごと抱き込むようなこの建築は、とにかくスケールが大きい。流線型の独特のフォルムは、テージョ川沿いというロケーションと相まって、まるで水面に立ち上がる“波”のようです。

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外壁にはダイヤ型のタイルがびっしりと貼られ、その一枚一枚が鱗のようにきらきらと反射します。時間帯や天候で表情が変わるのも、この建物の魅力です。

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丘側から眺めると、周囲に高い建物がないせいか、地面がそのまま隆起しているかのように見えるし、川へ飛び込むためのジャンプ台のようにも見えますね。

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反対側のテージョ川サイドからの眺めもなかなか。建物の下に潜り込むと、波のトンネル(チューブ)の中にいるような包まれ感があります。

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どちらのビューも甲乙つけがたく、気がつけば写真や動画を撮りまくっていて、なかなか館内に入れませんでした。

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4月25日橋やキリスト像を望む超絶景

印象的だったのは、この場所が「美術館に来た人」だけのものではないということ。観光客はもちろん、犬の散歩をする人やランニングする人、通りすがりの地元民まで、誰に対してもフラットに開かれています。

正直レビュー|MAATの館内展示はどうだった?

この日のメイン展示は、カナダ人アーティストで写真家のジェフ・ウォール。ライトボックスを用いた展示が彼ならではだそうですが、作品そのものは正直そこまで強く刺さらず。

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ライトボックスを用いたジェフ・ウォールの作品

展示空間としても、特別な仕掛けや、思わず声が出るような感動や驚きは控えめ。悪くはないけれど、突出して面白いかと言われると……うーん、普通、という印象。

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展示内容との相性もあるので、別の企画ならもう少し楽しめたのかも。「外観がすごい」という、いわゆる“出オチ感”は否めないものの、それでもトータルではそれなりに満足、というのが正直な感想です。

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お隣にある旧館は元発電所

本当は、隣にある旧発電所をリノベーションした旧館にも行きたかったのですが、今回は友人との約束があり時間切れ。あとから聞いた話では、展示内容はそちらの方が充実しているらしく、次回のリベンジ案件です。

絶景ロケーションのMAAT併設カフェとショップ

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ファサードの切れ目に見えるレストラン&カフェ「maat cafe & kitchen」は、壁の隙間から覗く景色が驚くほどダイナミックでかなりおすすめ。

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お店の雰囲気がいい、料理やドリンクが美味しい…というよりは、完全に「建築×ロケーション」勝ちですが、それが美術館併設カフェとしての最適解な気もします。

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併設のカフェでちょっと休憩

時間がないと言いつつも、ここでしっかりお茶をしてから、友人との待ち合わせ場所「LXFactory」へ向かいました(ここから意外と近い)。

そして忘れてはいけないのがミュージアムショップ。

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既に持っているのに欲しくなるエコバッグ

MAATのロゴグッズがとにかく可愛くて、Tシャツ、エコバッグ、ノート……あまり物欲のない私が、全部欲しくなってしまうくらいの危険地帯。

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このいろのTシャツが欲しかったけれど、残念ながら品切れ

スタッフの人が着ていたブラックTは完売だそうだけど、あったら確実に買っていました。とりあえず今回はスマホ用のストラップでグッと我慢です。

リスボン・ベレンの必見アートスポット

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ベレン地区には歩道橋で繋がっている

MAATは、展示目当てでももちろん楽しめますが、それ以上に“外”をゆっくり歩いてほしい美術館です。

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テージョ川沿いの遊歩道も気持ちいい

建築好きはもちろん、時間がない人でも、テージョ川沿いの散歩ついでに立ち寄るだけでも十分満足できるはず。

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建築そのものが完成されたアート作品のようなので、通りすがるだけでも、しっかり記憶に残る美術館でした。

MAAT(Museum of Art, Architecture, and Technology)

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