街中がレインボーに染まるSYDNEY GAY AND LESBIAN MARDI GRAS 2020(シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディ・グラ)| DARLINGUHRST

新しい年が明けてチャイニーズ・ニュー・イヤーが終わると、シドニーの街は徐々にレインボーカラーで溢れます。毎年2月末〜行われる世界最大級のLGBTQIのイベント「MARDI GRAS(マルディ・グラ)」シーズンの到来です。今回は先週末に行われたイベントのファイナルを飾るパレードの様子をご紹介します。

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シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディ・グラ 2000

2月に入るとシドニーにあるお店のショーウィンドウや看板、道路や住宅の窓・玄関ドアに至るまで、街中がレインボカラーに彩られます。「SYDNEY GAY AND LESBIAN MARDI GRAS 2020(シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディ・グラ)」のシーズン到来です。夏の終わりの風物詩的な存在なので、レインボカラーを見ると「あぁ、もうそんな季節か」という気分になります。

街中がお祭り騒ぎの盛大なパレード

マルディ・グラは世界最大級と言われているLGBTQIのイベントで、イベント自体は2月下旬から約2週間ほど続き、最終日の土曜夜、7:30pm〜11:00pmまで行われる大規模なパレードで終了です。

今年は友人達と「仮装して訪れよう!」ということになり2年ぶりの参加です。知人も参加するので彼のパフォーマンスを見たいのは山々でしたが、3時間半の長丁場には耐えられそうになかったので、家でディナーを食べてから出発しました。

DARLINGHURSTにある広場TAYLOR SQUAREは、OXFORD STREETからMOORE PARK方面に折れるパレードのちょうど中間地点。毎年TVの中継車やステージが設けられ、パレードが一番盛り上がるスポットです。ゆっくり歩いて行ったので、着いた時は既に8:30pm過ぎ。パレードの真っ最中ということもあって、満員電車以上の人口密度でした。

OXFORD ST沿いは激混みなので、人の波に揉まれながら前回観覧したVINE CHURCH近辺に向かいました(歩いて5分の道のりが、辿り着くまで30分以上!)。予想的中でOXFORDよりも人は少なめで、最終的には最前列で鑑賞できました。

キラキラなフロートやエネルギッシュなパフォーマンス

今年は191の団体、1,2000人がパレードに参加、沿道の観客は30万人だったそうです。団体によってフロート(山車)のデコレーションやパフォーマンスもそれぞれ個性豊か。カラフルでキラキラの衣装やメイクを見ているだけで本当に楽しいです。

UNIVERSITY OF SYDNEY(シドニー大学)やUNSW(ニューサウスウェールズ大学)、UTS(シドニー工科大学)やTAFE(専門学校)など教育機関も毎年パレードに参加しています。

サリーヒルズにあるジム「CITYGYM」のフロートでは、彫刻のような肉体美を持つパーソナルトレーナーの方々がポージング。

水着でダンスするシドニーの水球クラブ「SYDNEY STINGERS」などなど、個性的なフロートが続きます。

その他にも国籍別のグループ、ラグビー選手や科学者、エンジニアなど職業別のグループ、トランスジェンダーの子を持つ親族など、様々な団体が皆笑顔で行進しています。沿道で見ている私達も笑顔で手を振るハッピーな雰囲気に包まれた空間です。

ノリのいい音楽をかけているフロートは、観客も巻き込んで大盛り上がりします。今回一番盛り上がったBGMは、お約束のTHE VILLAGE PEOPLEの「YMCA〜♪」でした。

今年のイベントのゲストは歌手のSAM SMITHDUA LIPA(実物は見れませんでしたが)。 個人的に一番興奮したのは、やっぱり「QUEER EYE」のJONATHANです!

今回のイベントを盛り上げたボランティア達の行進でパレードは終了です。訪れた時間が遅かったせいか、40周年だった2018年よりは規模が縮小している気がしました。それでも人が多い中、2時間半沿道で立って見ているのはかなり疲れます。

娯楽的な要素だけでなく政治的なメッセージが込められたものもありますが、人種や性別、見た目や性的指向など人ぞれぞれの多様性を尊重しようという考えは、やはり多国籍な国オーストラリアならでは。いつまでも世界中の人達に「住みたい街」と言われるような住みやすい国でいて欲しいです。

SYDNEY GAY AND LESBIAN MARDI GRAS 2020

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