シドニー東海岸のビーチを繋ぐお散歩コース「Bondi to Coogee Coastal Walk(ボンダイ・トゥ・クージー・コースタル・ウォーク)」。そのほぼ中間地点にあたるCLOVELLY BEACH(クロベリービーチ)は、細長いコンクリートで囲まれた独特のフォルムのビーチです。
ブロンテとクージーの間にあるCLOVELLY BEACH(クロベリー・ビーチ)
「Bondi to Coogee Coastal Walk(ボンダイ・トゥ・クージー・コースタル・ウォーク)」の中間地点にあるCLOVELLY BEACH(クロベリービーチ)は、BRONTE BEACH(ブロンテビーチ)のお隣にある細長いビーチです。
ブロンテ・ビーチを過ぎると「オーストラリア有数の絶景墓地(私調べ)」であるWAVERLEY CEMETERYがあります。この墓地の脇にもコースタル・ウォークのコースでもある断崖絶壁に張り出す遊歩道があり、ランニングやお散歩をしている人も多いです。
海風に吹かれ、岩場に打ち寄せる外海の荒々しい波を感じながら絶景ウォークが楽しめます。所々にベンチなどの休憩スポットもあるので、ちょっとしたピクニックにも良さそう。この丘の向こうにあるのが、今回ご紹介するクロベリー・ビーチです。
コンクリートで囲まれた細長いビーチ
クロベリー・ビーチは幅60m×長さ350mの細長いフォルムが特徴的で、コンクリートのプラットフォームで囲まれている東海岸でも珍しいタイプのビーチです。シドニーで一番小さいビーチとも言われています。
所々に設置された階段を降りて海に入っていく感じは、何だかちょっとプールみたい。「ビーチ」とは言いつつも、パッと見は釣り人がいそうな漁港や埠頭のような佇まいですが、保護地区の一部なので一応釣りは禁止されています。
プラットフォーム部分は日を遮るものが何も無いし、照り返しと焼けたコンクリートがかなり暑そう。それでもパラソル無しで平然と読書したり日焼けしている人がいるのにはビックリです。皆、熱中症にならないのかな?
スノーケリングスポットとしても人気
海岸線に大きな岩場があるおかげで、外海の影響を受けず波も比較的穏やか。「Bluey」と呼ばれる「Blue Groper(ハタの一種)」をはじめ様々な魚が生息しているので、マスクとフィンを付けて泳ぐ人も多いスノーケリングスポットでもあります。
シーズン中はちゃんとライフガードが常駐していますが、波も高くないのでシドニー有数の安全なビーチだと言われています。因みにクロベリーのSLSC(Surf Life Saving Club)はオーストラリア最古の歴史あるライフ・セービング・クラブの1つだそう。
北西側の奥にはちゃんと砂浜もあるので、子供連れでも安心。実際、砂浜のエリアは小さな子達を遊ばせているファミリー層が多い印象です。車椅子でアクセス可能な25mプールもあります。
こんな小さなビーチですが、ちゃんと公衆トイレやシャワーも完備しています。SEA SALT CAFEというビーチが見渡せるカフェもいい感じです。因みに両脇を高台の岬に挟まれているという地形のせいか、南からの冷たい風を吹かれることなく、涼しい気候でも比較的暖かく過ごすことができるとか。
ビーチの南側には無料の駐車場もあるので、有料駐車場(しかも高い)が当たり前のボンダイやブロンテに比べて、車でのアクセスがしやすいのが嬉しいです。ただ無料なのでシーズン中は朝から争奪戦が予想されるのでご注意を。
(近隣の住宅街の公道も駐車無料ですよ)
観光客が少ない、家族連れにぴったりなビーチ
CLOVELLY BEACHはBRONTE BEACHからコースタル・ウォーク沿いを歩いて約1.6km。歩けない距離ではありませんが、Bondi Junction駅からビーチ行きのバス(360番)も出ています(約25分)。
広々とした砂浜を楽しみたいならBondiやCoogeeがいいし、スノーケリングしたいならお隣のGordons Bayの方がいい、フォトジェニクなロックプールならBRONTEがいいかな。比較的観光客が少ないのでゆったり過ごせるし、目の届く範囲で子供を遊ばせておくことができるので、家族連れにぴったりなビーチという感じですね。