シドニーCBDからフェリーで20分。シーフードの老舗レストランや灯台、絶景ポイントもあり観光地としても人気のWATSONS BAY(ワトソンズ・ベイ)。その近くにある「CAMP COVE BEACH(キャンプ・コーヴ・ビーチ)」はローカルに愛されるのんびりした雰囲気のビーチです。
穴場のローカルビーチ「CAMP COVE(キャンプ・コーヴ)」
CAMP COVE BEACH(キャンプ・コーヴ・ビーチ)はワトソンズベイの近くにある全長200m程のビーチ。その昔、海の裏には淡水が湧く泉もあり、先住民アボリジナルの人々が住居を構えていた自然資源が豊富なエリアだったそう。
イギリスの入植以降はシドニー湾に到着するまでの「停泊地」として、料理をしたり、魚を獲ったり、キャンプをしたりする場所として使われていたとか。それが「キャンブ・コーヴ」と言われる由来みたいです。
外洋の荒々しさを全く感じないポケット的なビーチなので、波も穏やかでとても静か。水も美しく水面から魚影も見えるので、確かにキャンプを張るにはちょうどいい場所な気がします。
ワトソンズベイ・ワーフから徒歩5分
キャンプ・コーヴ・ビーチはワトソンズベイのフェリーワーフから、住宅街を抜けて約5分。フィッシュ&チップスで有名なDoyles(ドイルズ)を通過しビーチ沿いを歩き、さらに住宅街を抜け北へ北へと進んで行くと、Camp Cove Beachに到着です。
ローカルに愛されるビーチ
観光地のワトソンズベイから少し離れているせいか観光客も少なく、住宅街の中にあるのでローカルの人々が多い、全体的にのんびりとした雰囲気が漂っています。
外洋に面していないので波もとても穏やか。流れも強くなく子供も安心して遊ばせられるので、小さい子連れのファミリーも多いです。
水の透明度も高くて、特に浅瀬から沖にかけてエメラルドグリーンのグラデーションが本当に美しいですね。少し沖に出ると深い岩場が続いていて魚影も濃いらしく、スキューバダイニングをしているグループもよく見かけます。
海の向こうに見えるシティのビル群も美しいです。シティの向こうに夕日が沈む夕暮れ時もかなりイイ感じですね。
売店やトイレ、駐車場も完備
シドニーには「隠れ家」的な穴場ビーチがたくさんありますが、肝心のトイレやシャワー、売店が無いところも少なくありません。キャンプ・コーヴには駐車場もあり、ちゃんとトイレや売店も完備しているのも嬉しいです。
ネットのバッグに吊るしたオレンジが目印の売店「CAMP COVE KIOSK」では、サンドイッチやコーヒーなどが購入できます。無造作に店頭に架けられたビーチタオルやバッグも可愛いくて、既に持っているのに毎回欲しくなります。
ここの搾りたてのフレッシュジュースは本当に美味しそう。実は先延ばしにしていてまだ飲んだことがありませんが、一度試してみたいです。(後日、飲んできました ↓)
赤白ストライプで有名な「ホーンビー灯台」の近く
キャンプ・コーヴは「South Head Heritage Trail」のスタート地点。この先にはインスタスポットとしても有名な、赤白のストライプが可愛い灯台「HORNBY LIGHTHOUSE(ホーンビー・ライトハウス)」があります。
「トレッキング」と言いつつも道はちゃんと舗装されていて、高低差もそこまで無いのでかなり歩きやすいです。片道約10分程度。ビーサンでも楽に行き来できる距離なので、ビーチで泳いだ後に灯台まで歩いて絶景を楽しめます。
ワトソンズベイとホーンビー灯台の「経由地」的な扱いになりがちなキャンプ・コーヴですが、穏やかに週末を過ごしたい時にぴったりです。ビーチの北端にある小さな桟橋とシャビーなボート小屋も可愛いので、桟橋に座って船を眺めながらのんびりするのも最高に癒されます。