シドニーの人気No.1ビーチと言えばBONDI BEACH(ボンダイビーチ)。その近くにあるBRONTE BEACH(ブロンテビーチ)は小さいながらもフォトジェニックなロックプールや美しい日の出が見られる、ボンダイに引けを取らないほどの人気ビーチです。
ボンダイとクージーの間にある「BRONTE BEACH(ブロンテビーチ)」
BRONTE BEACH(ブロンテビーチ)はBONDI BEACH(ボンダイビーチ)からCOOGEE BEACH(クージービーチ)までを繋ぐ約6kmのウォーキング・コース「BONDI TO COOGEE COASTAL WALK(ボンダイ・トゥ・クージー・コースタル・ウォーク)」のほぼ中間地点にあるビーチ。ボンダイビーチからは、タマラマビーチを挟んで隣の隣の位置にあります。
ボンダイのすぐ隣には、毎年行われる彫刻イベント「SCULPTURE BY THE SEA(スカルプチャー・バイ・ザ・シー)」の会場でもある「TAMARAMA BEACH(タマラマビーチ)」があります。波の高さでサーファーに人気のビーチで、実際、ライフガードの稼働率はシドニー近辺で一番高いという噂も聞くので泳ぐのは注意が必要です。
サーファーにも家族連れにも人気
タマラマビーチ南側の丘を越えて、更にお隣にあるのがブロンテビーチです。ビーチ全体の幅は250mとあまり大きくありませんが、高い崖に挟まれた緑溢れる公園が東西に細長く続いているので、あまり小さいという印象はありません。
独特の潮の流れと岩の配置のおかげで、比較的波も高くサーファーにも人気だそう。ボンダイやタマラマに比べてそこまで数は多くないですが、早朝からサーファー達が波待ちしています。
ビーチサイドの公園にはBBQ施設や子供のプレイグラウンドもあるので、週末になると家族連れで溢れます。ビーチ南端には岩で囲まれ波が穏やかな「天然のロックプール(Bogey Hole)」もあるので、小さい子でも安心です。
シドニーで一番有名なロックプール「ブロンテ・バス」
ブロンテビーチで特に人気なのが、「シドニーのビーチらしい風景」としてSNSでお馴染みのロックプール「BRONTE BATH(ブロンテバス)」。コンクリートで囲まれただけの素朴なもので、潮の高さによって波が大量に流れ込み、海の荒々しさを感じることができる独特のプールです。
真東に面しているブロンテビーチの、特にプール越しに昇る朝日はため息ものの美しさ。この時はまだ夜が明ける前の5:30amからスタンバイして撮影しましたが、この景色を見るためだけでも頑張って早朝に訪れる価値ありです。
夜明け前のまだ肌寒い時間帯から、水着姿の人達が続々とプールに入っていきます。因みにこの日、私はウルトラライトダウンを着て震えながら撮影していました。オージーの体感温度には毎回度肝を抜かれますが、朝から寒中水泳するってすごく健康的ですね。
日が昇るにつれ刻一刻と空の色が変わり、ファインダーを覗いて撮影したいけれど、幻想的すぎる風景もこの目で見たい‥‥と大忙し。この日は週末ということもあってカメラマンが大集合。人とカブらないように撮影するのは少し大変でした。
因みにこのロックプールは崖の上からの見下げショットも圧巻。検索すると色々な人がロックプール越しの後ろ姿を撮影したショットをよく見かけます。ただ崖の上からの撮影は周りに手摺がないので、くれぐれも足を滑らさないようにご注意を。
近くのカフェで美味しいコーヒーとブランチ
ブロンテビーチ周辺は閑静な住宅街であまりお店はありませんが、ビーチのすぐ脇に少しだけカフェが数軒並んでいるエリアがあります。ボンダイほど人がいないので、適度にのんびりしたローカル感も漂っていていい感じです。
朝日を見てからコーヒーで一休みもいいし、ランチを食べてから海に行くのもいいし、Bondi to Coogee Coastal Walkの間の休憩に使うのもいいですね。中でもBogey Hole Cafeはコーヒーもさることながら、ご飯がとても美味しいのでオススメ。
シドニーっぽさを存分に感じるビーチ
BRONTE BEACHはEastern Suburbの数あるビーチの中でも、必ず上位にランクインする程人気のフォトジェニックなビーチです。ボンダイビーチのIcebergs Poolからは約2.5km。歩いて来ることもできるし、Bondi Junction駅からはビーチのすぐ脇までバス(379番)も出ています。
ビーチの美しさで言ったら他にもキレイなビーチはたくさんあるけれど、適度なローカル感、ロックプールに打ち寄せる波の荒々しさ、ここにしかない独特なビーチ感があって、シドニーらしさを存分に感じられる個人的にお気に入りのビーチです。
BRONTE BEACH