シドニー近郊のお肉屋さん THE AUSTRALIAN MEAT EMPORIUM(オーストラリアン・ミート・エンポリアム)| ALEXANDRIA

オーストラリアで「BBQ(バーベキュー)」と言えば、ビーチや公園、ホームパーティで頻繁に行われる国民的行事の1つ。今回は友人宅で行うBBQのために、ALEXANDRIAにあるお肉屋さん「THE AUSTRALIAN MEAT EMPORIUM(オーストラリアン・ミート・エンポリアム)」に買い出しで訪れました。

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アレキサンドリアのお肉屋さん「MEAT EMPORIUM(ミート・エンポリアム)」

シティにあるマンションでさえも、バルコニーにBBQグリルがある家が何件もあるほど、シドニーで生活に根付いた存在のBBQ。週末に窓を開けていると、どこからかお肉が焼けるいい匂いがして来るのはシドニーあるあるの1つです。

公園やビーチパークでは無料のBBQコンロが備え付けてあるほど、アウトドアフードの定番です。因みに何でも略すオージーはBBQのことをBARBIE(バービー)と言います。最初は冗談だと思っていたら、本当に言っている人がいるからビックリです。

今回は週末に友人宅でBBQをしようと言うことになり、シドニー郊外の倉庫街ALEXANDRIA(アレキサンドリア)にあるお肉屋さん「THE AUSTRALIAN MEAT EMPORIUM(オーストラリアン・ミート・エンポリアム)」にやって来ました。

大きなウェアハウス型の店舗は、お店全体が巨大な冷蔵室になっています。入り口にはオーストラリアでお馴染みのPPE(現場の作業員の人がよく着ている蛍光色の作業着)が沢山かけられていて、それを着てお買い物スタートです。

初めて着る作業着は意外にも暖かくて、すごく新鮮。ただジャケットから出た脚は寒すぎて凍死寸前。そんな中でも一緒に訪れた友人は上着を借りず普通にTシャツで買い物をしていて、相変わらずオージーの体感温度には驚かされます。

オージービーフやWAGYU、乾燥熟成肉まで

店内には定番のオージービーフやシドニーでも人気の脂がのったWAGYUを始め、チキンやポーク、ラム肉などがズラリと並びます。全てのお肉はレストランに卸すようなプレミアムなグレードのお肉なんだとか。

更に卸売価格で購入できるので、スーパーで購入するよりも若干リーズナブル。その日だけのスペシャルな特売品もあって、この日はグレインフェッド(穀物飼育)のランプ肉やブリスケット(肩バラ肉)などがありました。

お店の奥には精肉コーナーがあり、自家製ソーセージやハムなどを切り分けています。カウンターにのったダイナミックなお肉は、30日間以上乾燥熟成させたDRY AGING BEEF。トライしてみたいですが、調理するのにかなり神経を使いそうです。

お肉の他にもBBQに加工されたものやチーズや生ハム、新鮮な野菜やジュースなども販売しています。家族連れのお客さんも多く、ここで1週間分のお買い物を済ませているのか、カートに目を疑うほど大量の食材が積まれています。

冷蔵スペースを出て、隣の常温のスペースに出てホッと一息。グリルなどのBBQアイテムや、ものすごい種類のソースやスパイスがズラリと並んでいました。隣にあるボトルショップ「THE LIQUER EMPORIUM(リカー・エンポリアム)」でビールやワインも一度に調達できるので、BBQに必要なものは全てここで揃って便利です。

高級お肉でオージー・スタイルのバーベキュー

BBQグリルのある友人宅に訪れると、ディナーは大抵BBQになります。グリルの火力が強いし、更にお肉や野菜の素材もいいので、塩胡椒でさっと味付けしただけで大満足の美味しさです。

サイドディッシュには定番野菜の「BROCCOLINI(ブロッコリーニ)」のグリルを。オーストラリアでは常時スーパーで見かけるメジャーな野菜ですが、実は生まれは日本だそう。日本ではスティックセニョールと呼ばれているそうで、とても美味しいのに日本ではあまり見かけない気がします。

脂がのった和牛はレアで。口の中で脂がトロけて、肉汁たっぷりの濃厚な味わいでした。ただ個人的には柔らかくて繊細なフィレ肉の方が好みだったかな。来る前にGEWÜRZHAUSで購入した我が家の定番「BLACK TRUFFLE SALT(黒トリュフ塩)」につけると更に美味でした。

オーストラリア最高峰「ヒル・オブ・グレイス」のワイン

おまけに。

実は今回のディナーのメインイベントは、SA州のEDEN VALLEY(イーデン・ヴァレー)にある伝説的なワイナリー「HENSCHKE(ヘンチキ)」の「HILL OF GRACE(ヒル・オブ・グレイス)」を皆でいただくこと。木箱に入った高級感あるボトルは、20年以上熟成させたヴィンテージ。コルクを抜いて、デキャンタージュするのを見てるだけでも緊張しました。

「飲み頃が過ぎてしまったのでは?!」と不安はありましたが、保存状態が良かったせいかとても美味しかったです。シラーズ独特の果実味とスパイスも感じつつ、オーストラリアらしい重めのシラーズと言うよりは、欧州のワインのような繊細な柔らかさがあるエレガントな味わい。こんな稀少ワインを飲ませてくれたM君に感謝です。ごちそうさまでした!

THE AUSTRALIAN MEAT EMPORIUM

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