オーストラリアに訪れたら「オージービーフ」、そして併せて外せないのが海の街ならではの「シーフード」。シドニーの湾岸エリア「バランガルー」にある、海沿いのシーフード・レストラン「LOVE. FISH（ラブ. フィッシュ）」での絶品シーフード・ランチをご紹介します。
バランガルーのレストラン「LOVE. FISH（ラブ. フィッシュ）」
9月に入って暦的には春に入ったシドニー。朝晩まだ涼しい日もあるけれど、日中は強い日差しで汗ばむ日も。COVID-19騒動以来外食する機会は激減しましたが、「天気がいいから気持ちのいいオープンなテラスでランチしよう」ということで、お散歩がてら「BARANGAROO（バランガルー）」に向かいました。
バランガルーはシドニーCBDの西側にある湾岸エリア。観光地ダーリング・ハーバーの北側にあり、最近ではクラウン・カジノなどの超高層ビルが絶賛建設中です。自宅から海沿いの遊歩道をひたすら進むと到着するので、時々ランニングに訪れます。
ハーバー沿いにレストランが並ぶWULUGUL WALKにあるグルメ・ストリートの中から、今回は「シーフードを食べたい！」ということで「LOVE. FISH（ラブ・フィッシュ）」に訪れました。
LOVE. FISHはRozelleにあったシーフード・レストランの姉妹店。冷凍品は一切使わないというこだわりのフレッシュなシーフード・メニューと豊富なカクテルが人気のビストロです。
サスティナブルなレストランとしても有名で、環境に配慮した方法で漁獲・養殖されたもののみを使用し、野菜やコーヒー、ストローなどの備品に至るまで地元業者から仕入れ、調理に使われた油はバイオディーゼルに再利用、食品廃棄物はグリーンエネルギーになっているそう。すごいこだわりですね。
新鮮でサスティナブルなシーフード料理
お散歩と言いつつも結構な距離を強い日差しの中ウォーキングしたので、バランガルーに着いた頃はお腹ペコペコで喉もカラカラ。空気が乾燥しているシドニーでは、どんなに暑い日でも日陰に入ると冷んやりとして過ごしやすいのが有難いです。取り敢えずキンキンに冷えたワインとビールで乾杯します。
YOUNG HENRYS ’NEWTOWNER’ PALE ALE（$8.00）
ATLAS ‘THE RHINELANDER’ RIESLING（$10.00）
クラフトビールの飲み比べでも登場した、シドニーの人気ブリュワリー「YOUNG HENRYS（ヤング・ヘンリーズ）」のペールエールと、シーフードということで酸味とミネラル感のあるクレア・ヴァレーのリースリングを。ランチ前の軽い運動でお腹ペコペコ過ぎて、何かつまみながらお酒を楽しもう‥‥ということにはならず、すぐにメインをオーダーしました。
LOVE. FISHという店名だけあって、メニューには魚料理がずらり。オーストラリア近海で獲れた、最高品質の乱獲の少ない魚介類がリストアップされているそう。因みにここでは定番のシドニー・ロック・オイスターを始め、シーフード・プラッターやグリルド・オクトパスなどのおつまみ系のメニューも充実しています。
HUON SALMON FILLET（$32.00）
本日のスペシャルから選んだサーモン・フィレのグリルは、カリカリにグリルされた身にナイフを入れるとジュワーっと魚の出汁が溢れるほどジューシー。まろやかでクリーミーなコクのあるカリフワラーのグラタンによく合います。
QLD CORAL COAST BARRAMUNDI FILLET（$24.00）GF / DF menu
PUY LENTILS + WILD MUSHROOMS（$15.00）Vegan menu
店員さんオススメだった、メインはバラマンディのグリル、サイドにレンティルのサラダをオーダー。さっぱりしていてふんわりした身のバラマンディもはちろん、付け合わせのレンティルのサラダがとても美味！レンティル、マッシュルームやトマトをレモンやケッパーのドレッシングで和えたもので、その個性的は味わいは家でも真似したい美味しさです。
因みにサイドプレートのサラダは一皿出てくるのでかなりの量なので、夫とシェアして一緒に食べました。豆が入っているからか食べ応え抜群で、完食した後はお腹がはち切れる寸前でした。
海を眺めながら開放的なランチ
この辺りは有名店やセレブシェフのお店など人気レストランが軒を連ねていますが、湾岸沿いの開放感もありそこまで敷居の高さは感じません。オフィス街という場所柄、ビジネス・ミーティングをするビジネスマン達や、お友達同士のキャッチアップ・ランチをしているグループも見かけます。
COVIDの影響でこの辺りもシーンと静まり返っていたこともありましたが、徐々に活気は戻って来ている模様です。店内席、バーカウンター、テラス席含めて100席以上あり、すぐ外はシドニーハーバーという気持ちのいいロケーションです。お昼から海を見ながらシャンパングラスを傾けながらオイスターを楽しむなんて、シドニーらしい贅沢ですね。
ビストロらしいカジュアルさもありながら、料理の繊細で個性的な味、プレゼンテーションの美しさ、食材に精通する店員さんのホスピタリティ、どれを取っても高級レストランに引けを取らないクオリティです。ランチにしてはお値段はそこそこしますが、バランガルーで美味しいシーフードを食べたかったらココかなというレストランです。
