碁盤の目状に通りが交差しているアデレード中心街ですが、そんな中でもいい雰囲気の裏路地や小さなお店が並ぶ小径が点在しています。今回ディナーに選んだのは、パブやレストランが並ぶエリアの路地裏にあるフレンチ・ブラッスリー「HEY JUPITER(ヘイ・ジュピター)」です。
路地裏にあるブラッスリー「HEY JUPITER(ヘイ・ジュピター)」
「HEY JUPITER BRASSERIE FRANCAISE(ヘイ・ジュピター・ブラッスリー・フランセーズ)」は、アデレードCBDにあるフレンチ・ブラッスリー。パブやレストラン、バーが並ぶ小路「EBENESER PLACE(エベネザー・プレイス)」沿いにあります。
お店のイメージカラー「グリーン」のステーションタイルやドアフレーム、オーニングが爽やな外観は、通りすがりに思わず写真を撮りたくなる可愛さ。前面道路は袋小路であまり車が通らないので、大通りの喧騒から少し離れた落ち着いた雰囲気です。
黒い蝶ネクタイにベスト、白シャツとエプロンをパリッと格好良く着こなす店員さんや、彼らが話す少しフレンス訛りの英語もよりパリっぽさを感じさせます。スタッフの方も皆とてもフレンドリーで、どこかアットホームな雰囲気です。
フレンチワインがずらりと並ぶワインリスト
せっかくワインで有名な州に来たので南オーストラリア州のワインを楽しみにしていたものの、当たり前だけどフレンチ・ブラッスリーなのでフレンチワイン中心を中心に、150種類以上のワインとスピリッツを取り揃えていました。
今回はBurgundy(ブルゴーニュ)のPinot Noirや、濃厚でスパイシーなRhône Valley(ローヌ地方)のShiraz(Syrah)をオーダー。ワインの量を測るラインの代わりに、グラスにはカタツムリやカエルのマークがプリントされているのもカワイイです。
ワインに合うカジュアルなフランス料理
フレンチレストランより気軽でカジュアルな雰囲気を持つ「ブラッスリー」というだけあって、メニューにはワインに合いそうなフードが並びます。エスカルゴやテリーヌなど王道も気になりますが、今回はそれぞれメインプレートをオーダーしました。
じっくり赤ワインで煮込まれた牛ホホ肉は、ナイフでスッと切れるほど柔らか。かなり濃いめの味付けなので、付け合わせのクリーミーなマッシュポテトが合います。夜になって少し肌寒くなってきたので、煮込み料理がいい感じです。
肉の旨みが詰まって食べ応え抜群のアイフィレのステーキは、クリーミーで濃厚なペッパーソースと一緒に。付け合わせのポテトも豪快で、かなりのボリュームです。
外側がカリカリ、中身が柔らかくジューシーなフレンチビストロの定番「鴨のコンフィ」は、ワインがどんどん進む美味しさ。骨があって若干食べづらいので、本当は手で掴んでかぶりつきたいところ。
ブランチからディナーまで地元の人々に愛されるお店
元々はカフェから始まったお店のようで、そのせいか朝7:00という早い時間帯からオープンしています。地元の人にも人気だそうで、今回お世話になったドライバーさんは会社の人達とよく朝食を食べに来るそう。オムレツやクロックムッシュが美味しいとオススメされました。
卵やチーズ、ハムやペーシトリーと一緒にシャンパンが楽しめる「シャンパン・ブレックファスト」もあるらしいです。それはかなり気になりますね!
隣のテーブルの人達はバケツいっぱいのムール貝とスモークサーモンで、白ワインのボトルをサクッと飲んで帰って行きました。そんなカジュアルな使い方もできる、近所にあったら嬉しいお店ですね。
店内の席も色々な形の鏡が飾られていてかなりいい感じです。ただ天気が良くて過ごしやすければ、(一応ヒーターもあるので)少々寒くても外の席がオススメ。通りを歩く人達を眺め、アデレードの雰囲気を感じながらディナーできますよ。
Special Thanks to Tourism Australia, Hey Jupiter Brasserie Francaise
HEY JUPITER BRASSERIE FRANCAISE
11 Ebenezer Pl, Adelaide SA 5000
TEL:+61-416-050-721
OPENING HOURS:
MON – TUE 7:00am – 5:00pm
WE – THU 7:00am – 10:00pm
FRI – SAT 7:00am – 11:00pm
SUN:7:00am – 10:00pm