オーストラリアの人達にとってソウルフード的な存在であるミートパイ。そんなB旧グルメのミートパイの老舗として有名なのがWOOLOOMOOLOO(ウルムル)にあるHARRY’S CAFE DE WHEELS(ハリーズ・カフェ・デ・ホイールズ)です。
ミートパイの老舗「HARRY’S CAFE DE WHEELS(ハリーズ・カフェ・デ・ホイールズ)」
「HARRY’S CAFE DE WHEELS(ハリーズ・カフェ・デ・ホイールズ)」は1945年に開店したミートパイの専門店。店名に「WHEEL(車輪)」とあるように、昔は移動式のフードトラックだったそう。現在は外観にフードトラックっぽさは残しているものの、移動しない屋台形式です。
オーストラリアのカフェやベーカリーでよく目にするミートパイは、オージーにとってソウルフード的な存在。そのミートパイの超有名店である「HARRY’S」は、「ミートパイ」と言えば必ず名前が挙がるほどの人気店です。
店内には訪れた有名人の写真が所狭しと飾られています。日本にある「サインが飾られているお店」ってところでしょうか。
中にはKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)でお馴染みのカーネル・サンダースの写真まで。
一番人気はミートパイの「TIGER(タイガー)」
HARRY’Sの1番人気と言えば、シグニチャーフードの「TIGER」。ビーフパイの上にマッシュポテトとグリーンピースマッシュが山のように盛られ、その上にグレービーソースがかかったボリュームある一品です。
かなり食べ応えがあるので、是非お腹が空いている時にオーダーしましょう。私は初訪問の際、ランチを食べた後に友人が連れて来てくれましたが、あまりのボリュームに完食できませんでした。
芋と豆という口の中の水分を持って行かれる組み合わせなので、水は必須です。パイはビーフパイの他にもチキン、シーフード、カレーなどがあり、更にマッシュやグレービーソースを追加して自分好みにカスタマイズすることもできます。
スパイシーな「CHILLI DOG」も人気メニューの1つ。ソーセージの脇に添えられたチリコンカンのパンチのある辛さが、食欲を刺激するクセになる美味しさ。パンはいわゆる普通のコッペパンで、チープ感ありつつもボリューム満点です。
海と旧倉庫街を見渡すロケーション
HAYMARKET店やDARLING HARBOUR店の方がアクセスしやすいですが、本店のこちらの方が趣があります。お店の周りにカウンター席、歩道にちょっとしたベンチがあり、座りながら海や旧倉庫街を使用したOVOLO HOTELを眺めることも。向かって右側には停泊しているオーストラリア海軍の船も見えます。
西側に1分ほど歩くとFINGER WHARFに出るので、そこに座って食べるのも開放感があっていい感じです。因みにFINGER WHARFはシドニー有数の人気レストランが並ぶグルメスポットでもあります。
場所はシティ・レールのKINGS CROSS(キングスクロス)駅から歩いて10分ほどの海沿い。キングスクロスの駅からは道を間違えると薄暗くて若干治安が良くなさそうなエリアもあるので、VICTORIA STREETをまっすぐ進み、McELHONE STAIRSという階段から降りるルートがオススメです。
バスでもタウンホールから出ている311(Raiway Square行)に乗るか、NSW州立美術館やロイヤル・ボタニック・ガーデン、ミセス・マッコーリーズ・ポイントからも近いので散歩がてら立ち寄れます。
また2階建観光バスの「BIG BUS SYDNEY」のバス停も近くにあります。
ビーフパイは若干胡椒が効き過ぎな気もするし、マッシュしたポテトとグリーンピースも量が若干多め。少々大味な印象で個人的に「超絶美味しくてオススメ!」という訳ではありませんが、何故だかたまに食べたくなってしまう味です。食べるとちょっとほっこりする、オーストラリアのローカルフードですね。
Cowper Wharf Roadway & Dowling St, Woolloomooloo NSW 2011
TEL:(02) 9357 3074
OPENING HOURS:
MON – TUE:8:30am – 1:00am
WED – THU:8:30am – 2:00am
FRI:8:30am – 3:00am
SAT:9:00am – 4:00am
SUN:9:00am – 1:00am