日差しが強く冬でもアイスを食べたくなる日もあるオーストラリアには、イタリア系移民が多いということからジェラート屋さんもたくさんあります。今回はジェラート店が軒を連ねるNEWTOWN(ニュータウン)の中での、珍しいトルコ系のアイス屋さん「HAKIKI(ハキキ)」をご紹介します。
ニュータウンで人気アイス店「HAKIKI(ハキキ)」
シドニーのインナーウェストにあるカルチャーの中心地「NEWTOWN(ニュータウン)」。古着屋さんやアンティークショップ、劇場やレコードショップなどが並ぶサブカルな街ですが、美味しいレストランやカフェが並ぶグルメの街でもあります。
今回訪れた「HAKIKI(ハキキ)」はNEWTOWN駅から徒歩5分の場所にあるアイスクリーム屋さん。ジェラート店が軒を連ねる激戦区でもあるニュータウンの中でも珍しく、あのビヨーンと伸びるトルコ系アイス「ドンドゥルマ」が食べられるお店です。
長く伸びるトルコアイスクリーム
冷凍ケースには20種類以上のアイスが並び、ヘーゼルナッツ、チョコミント、マンゴーなどの定番フレーバーから、トルコアイス屋さんならではの「Baklava(バクラヴァ)」「Turkish Delight(ターキッシュ・ディライト)」「Turkish Coffee(ターキッシュ・コーヒー)」など、ここでしか味わえない珍しいフレーバーもあります。
トルコアイスと言えばコーンをお客さんの手に持たせ、長い棒の先にあるアイスをコーンに乗せた瞬間、今度は手からコーンごと抜いてクルクル回す‥‥みたいなパフォーマンスが有名ですが今回はそれはありませんでした(実はやってくれることもあるらしい)。実はあれ、何気に面倒臭いですよね。
こちらはおすすめの人気フレーバー「Turkish Coffee」味。粉のまま煮出すことから強い苦味があるトルコ風コーヒーをベースに、山羊&牛乳をミックスしたこってり系のクリームと、トルコアイスならではのモッタリ食感が合間って濃厚な美味しさです。
私がオーダーしたのは、乳製品不使用のヴィーガンアイス「Lemon Sorbet」味。口に入れた瞬間、レモンの強烈な酸っぱさが広がりますが、独特の弾力性のある滑らかな食感なので乳製品フリーなのに不思議にクリーミーでまろやかなです。
トルコアイスって弾力性があるので、時間をかけてゆっくり食べても全然溶けないのもいいですね。
バクラヴァやターキッシュ・ディライトをコーヒーと‥‥
ここのアイスは味も濃厚だけど、実は甘味もかなり強烈。ということで、追加でミントティーをオーダーしました。ターキッシュ・コーヒー味も激甘ですが、酸味の強いはずのレモン味も意外に甘味強め。温かいお茶を飲んで癒されます。ふぅ。
アイスの他にもトルコ系スイーツ屋さんらしく、バクラヴァ(ナッツが入った餡を薄いパイ生地で挟んだお菓子)やターキッシュ・ディライト(弾力性あるゼリーのような「ゆべし」的なお菓子。ローズウォーター味やピスタチオ味があり)なども並んでいます。
シドニーは多文化な街なので、日本にいた頃は出会えなかった世界各国の食べ物を食する機会があって楽しいです。今回はアイスだけで甘いものは十分だったのでトライしなかったけれど、評判のいいバクラヴァは今度試してみようかな。
因みに同じ並びには人気のパン屋さん「AZUKI BAKERY」が。メロンパンやあんぱん、ショートケーキなど、日本のパン屋さん同様の品揃えで大人気です。私はグルテンがダメなので今まで訪れる機会がなかったけれど、お土産でも買おうかと外から店内を覗いたら、昼過ぎなのにショーケースはほとんど空でした。本当に人気がありそうです。
HAKIKIの店内はあまり広くなく奥は結構暗めで、「居心地が良くて長居したくなる」というタイプのお店ではありません。なので席に座るなら窓際か外の席の方が気持ちよくてオススメです。(と言っても眺望がいいとかではないですが)
サブカルな街NEWTOWNで「いつもと違った個性的なスイーツを食べてみたい」と思ったら、トルコアイス店でターキッシュ・スイーツにトライしてみるのはいかがでしょう?
Shop 1, 63-71 Enmore Rd Newtown NSW 2042
TEL:+61-2-8040-1676
OPENING HOURS:
SUN – THU : 11:00am – 10:30pm
FRI – SAT : 11:00am – 11:30pm