オーストラリア発祥の人気アパレルブランド「デウス・エクス・マキナ（Deus Ex Machina）」は、世界各地に店舗を展開している。今回、東京スカイツリーを望む浅草店に訪れ、オーストラリアらしさ溢れるカフェでリラックスした雰囲気を満喫した。
オーストラリア発の人気ブランド「デウス・エクスマキナ」
「デウス・エクスマキナ（Deus Ex Machina）」は、シドニーのインナーウェスト、キャンパーダウン（Camperdown）で誕生したオーストラリア発のブランド。
カスタムバイクからはじまり、スケートボードやスノーボード、サーフィンなどの横乗り系カルチャーを扱う、ライフスタイルブランドとして知られている。
Tシャツやキャップなど、ストリート系のアパレルが人気な中、各ショップに併設されている魅力的なカフェも必ず訪れておきたい。今回は東京の浅草にあるデウス・エクスマキナのカフェを訪れた。
裏原宿から浅草へ移転
元々裏原宿のキャットストリート沿いにあった店舗が、2020年に浅草に移転。裏原宿の細い路地の一角にあった原宿店は小さいながらも3フロアあり、1Fにあるカフェがいつも賑わっていた。
週末この辺りを散策していると、裏原の通りにまでカフェから人が溢れ、楽しげにおしゃべりしながら、美味しそうにコーヒーを楽しむ人々の姿が、とても印象的だったことを覚えている。
東京スカイツリーと隅田公園を一望
浅草店があるのは、東武伊勢崎線の高架下複合施設「東京ミズマチ」の一角。
北十間川と隅田公園に挟まれ、東京スカイツリーを見上げる絶好のロケーションにある。
私が訪れたのは真冬だったので迷わず店内席に座ったが、天気のいい日は窓を全開にして、より開放的な雰囲気が楽しめるそう。大きな窓から広大な公園が一望できるのも、最高に気持ちがいい。
昔の原宿店のCozyな雰囲気もなかなか良かったけれど、倉庫を思わせる浅草店の広々とした空間は、よりシドニー本店の雰囲気に近い気がする。さらに、ドッグフレンドリーなのもシドニーっぽい。
オージーカフェならではの本格的のコーヒー
店員さんによると、コーヒー豆はオリジナルなんだとか。今回はオーツミルクのカプチーノをオーダー。コーヒーの力強さとミルクのまろやかさが、絶妙に調和していて美味しい。
ちなみに、シドニー店ではニュージーランドのロースター”Coffee Supreme”の豆を使用していた気がする。
ネットで事前にチェックした際、美味しそうなビーフやチキンのプレートランチを見た気がしたけれど、この日のメニューは具だくさんのボリュームサンドやホットドッグ系のみだった。パンの気分ではなかったので、ランチは別のお店にすることにした。
フードに関して言えば、シドニー店のメニュー展開の方が断然豊な印象。日本のカフェでは、しっかりとした食事を求める人がいないのかな？どこのカフェも、カジュアルな軽食メニューが多い気がする。
オリジナルのクラフトビールも3種類製造していて、店舗限定で販売していた。コーヒーを飲んだ後なのに、Hazy IPAをオーダー。ふわりと香るトロピカルフルーツの風味のフルーティなIPAが、乾いた喉に心地よく染み渡る。
浅草店限定ということなので、もしかしたら本国シドニーでは買えないのかも？オリジナルのロゴの入ったイエローのボトルもかわいいので、お土産にも喜ばれそう。
オーストラリアらしい多国籍な雰囲気
壁に飾られたお馴染みのポスターやロゴを見ると、シドニーのデウスに訪れているような錯覚に陥る。さらに、外国人客で賑わう多国籍な雰囲気は、昔の裏原宿店の雰囲気そのものだ。
今回接客してくれた店員さんは、オーストラリアでのワーキングホリデーから帰国したばかりで、また仕事でオーストラリアに戻る予定だそう。少しでもオーストラリアで暮らすとその魅力にハマり、またすぐに帰りたくなる気持ちは私もよくわかる。
店内のあちこちにリラックスした雰囲気が漂い、コーヒーを飲みながらゆっくりと時間を過ごすだけでも十分楽しめた。
ショッピングやカフェを楽しむのはもちろん、オージー流のライフスタイルを肌で感じられるのもいい。さらに、浅草やスカイツリーなど東京の人気観光スポットにも近いという立地の良さも相まって、訪れる価値は十分にある。