リスボンらしい風景を眺めながら、美味しいコーヒーと朝食を楽しみたい。そんな時におすすめなのが、人気カフェ「Dear Breakfast(ディア・ブレックファスト)」。レトロな黄色いトラムを眺めつつ、シンプルで洗練された空間で、「一日中モーニング」が楽しめます。
Dear Breakfast(ディア・ブレックファスト)でブランチ

Dear Breakfast(ディア・ブレックファスト)はリスボンにある人気カフェ。2017年にサントス(Santos)に1店舗目をオープンして以来、ビカ(Bica)、シアド(Chiado)、アルファマ(Alfama)と、現在リスボンに4店舗を展開しています。

「Dear Breakfast」という店名の通り、「一日中朝食が楽しめる」がコンセプトのこのお店。美味しいコーヒと朝食、というシンプルながらも贅沢なブランチメニューがいつでも楽しめます。
一日中食べられるモーニングメニュー

メニューにはアボカドトースト、エッグベネディクト、フレンチトーストやアサイーボウルなど、王道の朝食メニューがずらり。私はベーコンのパンケーキを、夫はサーモンベーグルをオーダー。

カリカリに焼かれたベーコンの塩気とメープルシロップのほんのりとした甘さが絶妙に絡み合い、パンケーキのふわふわ食感もたまりません。見た目以上に食べ応えがあって、気づけばお腹いっぱいに。

スモークサーモンにクリームチーズ、さらにスクランブルエッグという間違いない組み合わせ。ベーグルのもっちりとした食感との相性もよく、添えられたフライドポテトがいいアクセントに。

どちらも派手さはないけれど、安心感のある一品。「特別な感動!」というよりは、肩の力を抜いて楽しめる、満足感ある味わいでした。
アルファマ店:歴史地区にある雰囲気抜群の店

歴史地区にあるアルファマ(Alfama)店があるのは、リスボン大聖堂の近くにある、サント・アントニオ教会のすぐ目の前。歴史を感じる店内の雰囲気は、アルファマの街並みに馴染んでいます。

白く塗られた壁と、石が敷き詰められた床。ポルトガルの古い建物ならではのアーチ型の梁がアクセントになっています。

窓から優しく差し込む自然光も、温かみがあっていい感じ。

シンプルながらも個性的で、どこを切り取っても絵になる空間。窓から見える風景や建物と、モダンなデザインが心地よく溶け合う、絶妙なバランスです。

そんな店内も素敵だけれど、天気がいいならぜひ外のテラス席へ。目の前を通り過ぎる28番トラムを眺めながら、のんびりコーヒーなんて最高です。(そんなトラムの中は観光客がぎゅうぎゅう詰めで、全く優雅ではないのだけれど‥‥)

狭い路地が入り組んでいるアルファマなのに、ここだけは開放感があって風が抜ける心地よさが。立地も抜群にいいので、アルファマ散策の合間の休憩にもおすすめです。
Dear Breakfast - Alfama
Largo Santo António da Sé 16, 1100-499 Lisboa, Portugal
OPENING HOURS : MON - SUN 8:00 - 16:00
シアド店:バルコニーからトラムを見下ろす

リスボンの中心地に位置するシアド(Chiado)店は、サン・フランシスコ通り(Calçada de São Francisco)の坂道の中腹にあり、こちらも目の前を28番トラムが通り過ぎます。

友人のダイニングルームにお邪魔したかのような居心地の良さと、温かみのあるインテリアが特徴のこのお店。

ただ一番の魅力は、何といってもトラムが見下ろせるこのバルコニー席です。

自然光がたっぷり差し込む店内で、コーヒーを飲みながら坂道を上り下りするトラムを眺めるなんて、リスボンを満喫できる最高のひととき。
ちなみに画像の左上に見切れているのは、以前訪れたビアバーの「Brew」です。


この日は運良く窓際が開いていたけれど、普段は人気の席らしいので、開店直後かランチ後の時間帯を狙うのが良さそう。公式ホームページではオンライン予約もできます。
Dear Breakfast - Chiado
Calçada de São Francisco 35, 1200-201 Lisboa, Portugal
TEL : +351-964-867-125
OPENING HOURS : MON - SUN 8:00 - 16:00
リスボンらしい風景の中で朝食を
美味しいコーヒーと朝食を楽しみながら、窓の外を走る黄色いトラムを眺める…

Dear Breakfastは雰囲気、ロケーション、眺望など、リスボンらしさが詰まったブランチスポット。旅の途中に贅沢なブランチを楽しむもいいし、観光の合間のコーヒーブレイクにもぴったりですよ。
