自社農園のコーヒー豆を焙煎「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

リスボンにある「Baobá Café(バオバ・カフェ)」は、自社農園を持つ本格的なロースタリーカフェ。ノマドワーカーに人気のビカ地区に位置し、ブラジルの自社農場から直送される豆を自家焙煎した、香り豊かなコーヒーが楽しめる癒しの空間です。

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ポルトガルのコーヒー文化

世界有数のコーヒー生産地であるブラジルが、かつてポルトガルの植民地だったという歴史的なつながりを考えると、リスボンにコーヒーの美味しいカフェが多いことは自然なことかもしれません。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

実際にコーヒーの美味しさはもちろん、お店の雰囲気や居心地の良さが魅力のカフェが多い気がします。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

かつて芸術家達の社交場だったという老舗カフェもありますが、一方でこだわりのコーヒー、美味しい料理、洗練された店内の雰囲気など、独自の魅力にあふれたカフェもたくさんあります。

ビカにあるコーヒー専門店「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

今回私が訪れたのは、ビカ地区にあるコーヒー専門店の「Baobá Café(バオバ・カフェ)」。この辺りはインターナショナルなノマドワーカーが集まるせいか、洗練されたカフェやレストランが特に多いエリアです。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

このカフェでは、自社農場で栽培したコーヒー豆をリスボンに直送し、店内で自家焙煎し提供しています。一般的な「ロースタリー・カフェ」の枠を超えた、まさにFarm to Tableを実践する農場&焙煎所&カフェです。

バリスタこだわりのドリップコーヒー

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コーヒー天国と言われるオーストラリアで暮らしていましたが、そこではエスプレッソベースのミルク入りコーヒーが基本で、ドリップ文化にはあまり馴染みがありませんでした。ここポルトガルの街中のカフェでもエスプレッソが主流なので、自宅以外では、普段エスプレッソベースのコーヒーを楽しんでいます。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

こだわりのコーヒー専門店バオバに訪れたなら、やっぱりドリップが飲みたい。メニューにはV60やCHEMEXなど何となく知っている名前はあるものの、CLEVERなど聞きなれない単語が並んでいて戸惑います。抽出方法らしいことはわかるけれど、理解不能です。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」
丁寧に説明してくれたバリスタさん

コーヒーは好きだけど詳しくはないので、今回はバリスタさんに相談しながらオーダーすることに。定番のV60(ハリオ)はすっきりとした味、CHEMEXは柔らかく丸みのある味(この日はやっていないとのこと)、CLEVERは重厚感のある味わいになるのだそう。

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本日のコーヒーは「Maçã Verde」と「Chocolate」

その日提供されていたコーヒーは、コクと甘味、適度な酸味のバランスがいい「Chocolate」と、青リンゴのような爽やかさなフルーティさが特徴の「Maçã verde」の2種類。今回は両方の豆をV60でオーダーして、飲み比べてみることにしました。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」
V60 Chocolate (€3.50)

最初に運ばれてきたのはChocolate。2人で飲み比べができるよう、ちゃんとカップも2つ用意してくれました。しっかりとした深みがありながらも、すっきりとした後味が美味しいです。

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続いて運ばれてきたMaçã verdeは、透き通るような酸味があり、紅茶のような香り高さも感じます。私は最初のChocolateのフレーバーの方が好きかな。

やっぱりじっくり淹れてもらうペーパードリップは、味わいが繊細です。同じコーヒー豆を家で淹れたとしても、同じ味は再現できないんですよね。一体うちとは何が違うのでしょうか。

コーヒーに合うケーキとスイーツ

カウンター脇のショーケースに並ぶケーキは、どれもとても美味しそう。さらにVeganとかGluten Freeのオプションがあるのも嬉しいです。

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Basque Cheesecake (€4.50)

今回コーヒーのお供に選んだのは、こちらのバスク・チーズケーキ(Gluten Free)。フォークを入れると、中身がとろけるほどクリーミーです。丁寧に淹れられたコーヒーを味わった後のバスチーが美味しすぎて、我ながら絶妙な組み合わせだったなと。

ゆっくり時間が流れる癒しの空間

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

お店の数軒隣には人気観光スポットのビカのケーブルカー乗り場があるので、通り自体は賑わっています。ただバオバは少し奥まっているせいか、ここだけ違う時間が流れているかのような、独特のゆったり感があるのもいいです。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

もちろん観光客もいるけれど、基本的に地元の常連客が多い気が。丁寧なコーヒー作りで、ローカルのハートをガッツリ掴んでいるからなのかもしれないですね。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

店内ではオリジナルのコーヒー豆も販売しているので、自宅用に購入しようか迷いましたが、お店で飲んだ方が絶対に美味しいよね、ということで今回は見送りました。

自社農場のコーヒー豆を焙煎するロースタリー「Baobá Café(バオバ・カフェ)」

心地よい雰囲気の中で、ゆったりと贅沢な時間が過ごせました。すっかりこのお店の世界観のファンになってしまったので、近いうちにまた訪れます。リスボンでのカフェ巡りの楽しさはまだまだ尽きません。

Baobá Café(バオバ・カフェ)

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