パリに訪れたら取り敢えず食べておきたい「ガレット」と「クレープ」。フランス料理の名門もいいですが、最終日のランチにはカルチェ・ラタンにある「CREAPERIE DES ARTS(クレープリー・デ・ザール)」でガレットを食べ納めしました。
ブルターニュの郷土料理「ガレット」と「クレープ」
子供の頃、原宿に行ってクレープの立ち食いをすると「何だかパリっぽい♪」なんて思っていましたが(今考えると街の雰囲気含め全然パリっぽくないですが)、やっぱりパリに訪れたら食べておきたい本場の「クレープ」。
今回のヨーロッパ旅行中では未だかつてないくらい量のグルテンを摂取しましたが、「もうパリ最終日だし、ガレットだったらいいよね」ということでクレープ屋さんでランチをすることになりました。
カルチェ・ラタンにあるCREAPERIE DES ARTS(クレープリー・デ・ザール)
訪れたのは宿泊したホテルがあるQUARTIER LATIN(カルチェ・ラタン)地区、ノートルダム寺院のあるSAINT-MICHEL NOTRE-DAME駅のほど近く、SAINT-ANDRE-DES-ARTS(サン・タンドレ・デ・ザール)通り沿いにある「CREAPERIE DES ARTS(クレープリー・デ・ザール)」。先日訪れた「CAFE LATIN」の斜め前、青いドアが目印の小さなクレープ屋さんです。
客席は白い漆喰のような凹凸のある壁で覆われていて、その間を人や動物の像が所々顔を覗かせています。全体的にギリシャっぽい雰囲気を感じさせる、穴蔵のようなる不思議なインテリアです。
おかず系のガレットからスイーツ系のクレープまで
元々クレープはフランスのブルターニュ地方で生まれた食べ物で、クレープを食べながらCIDRE(シードル・りんごの発泡酒)を飲むのが定番なんだそうです。今ではデザートとして有名な小麦粉で作った甘い「CREPE(クレープ)」に対して、「GARETTE(ガレット)」とはそば粉で作ったクレープのことです。
塩味のガレット生地にハムやチーズ、卵やマッシュルームなどを挟んだおかず的なものが多いです。こちらには16種類のガレットと18種類のクレープがあり、アイスクリームなどトッピングの追加も可能。定番のシードルもあります。
COMPLETE €8.50
ハム、卵、チーズが入ったCOMPLETEは、ガレットの超定番の味。お店でも一番人気だとか。
PROVENCALE €8.50
マッシュルーム、トマト、玉ねぎ、ナスの入ったガレットは、オーガニックのそば粉を使用しています。風味豊かなそば粉のガレットに、濃いめの味付けのマッシュルームが合います。
ICEBERG €7.60
ダークチョコレートとバニラアイスクリームがのったこちらは、甘いデザートクレープです。もちもちした食感の柔らかいクレープ生地は定番の美味しさです。
瓶に入ったチョコレートソースや粉砂糖、ナッツや蜂蜜などが並んでいるのは、入り口脇にあるテイクアウェイのコーナー。€2.00〜4.00程度とお手頃な値段でクレープが楽しめるので、お持ち帰りして近くのセーヌ河岸をお散歩しながら食べるのもいいですね。
メインに「ガレット」、デザートに「クレープ」、そしてシードルなどの飲み物がついたランチセットもありますが、一枚でも十分にお腹いっぱいでした。
お店によって生地の味や具材の種類、クレープの折り方など様々なので、食べ比べしても楽しそうですね。パリ最終日にパリらしいものが食べられて大満足のランチでした。
これにて長かったSydney Tales in ヨーロッパ 2019は終了です。
最後に、この素敵な旅行をプレゼントしてくれたKさん&Kさんに感謝します。ありがとうございました♡
CRÊPERIE DES ARTS
27 Rue Saint-André des Arts, 75006 Paris, France
TEL:+33-1-43-26-15-68