オーストラリアに訪れたら食べたいものの言えば、やっぱり「オージービーフ」ですよね。シドニーCBDにある「CHOPHOUSE SYDNEY（チョップハウス・シドニー）」は、日本からゲストが来たら連れて行くオススメのステーキハウスです。
ステーキハウス「CHOPHOUSE SYDNEY（チョップハウス・シドニー）」
「CHOPHOUSE SYDNEY（チョップハウス・シドニー）」はシドニーCBDのど真ん中、オフィス街にあるステーキハウスです。ドイツ銀行を始め、金融会社のビルが建ち並ぶ一角BLIGH CHAMBERSの1Fにあります。
入り口は狭めですが、店内に一歩入ると背の高いワインセラーと吹き抜け空間がお出迎え。照明を落とした少し薄暗い空間が、いい意味で大衆さを感じさせないバーのような空気感が流れています。
インテリアはステーキハウスにありがちな「明るく豪快で派手」というよりは、少し落ち着いたイメージです。荒々しいインダストリアルな雰囲気もありつつ、適度にクラシックとモダンが融合している独特の世界観で溢れています。
メインダイニングの天井にある白い船梁のような形状の装飾は、牛の肋骨をイメージしているそう。まるで牛のお腹の中で牛肉を食べているような不思議な感覚です。やっぱりシドニーのレストランはインテリアが凝っている所が多いですね。
絶品のオージービーフに舌鼓
この日はスタートが遅かったので、既にお腹はペコペコ。本来であればスターターとしてお約束のSYDNEY ROCK OYSTERをつまみながらワインをいただきたい所ですが、すぐにメインのお肉をオーダーしました。
DRY AGED SIRLOIN ON THE BONE 400g（$69.00）
Dry Aging（乾燥熟成）されたサーロインステーキは、とても柔らかくて旨味が凝縮された濃厚な味わい。お肉用のソースが7種類の中から選べますが、今回はレッドワインのソースとペッパーソースをチョイス。ただお肉の味がしっかり感じられるので、ソースは付けず塩だけでいただいてもとっても美味しいです。
FILLET STEAK 200g（$46.00）
手前はPasture Fed（グラスフェッド / 牧草飼育）のフィレステーキです。グラスフェッドのお肉はグレインフェッド（穀物飼育）のお肉よりも赤身が多く脂身少なめだと言われていますが、こちらのフィレ肉は本当に美味しい！サーロインももちろん美味しかったけれど、より繊細な味わいと柔らかさがあって何個でも食べられそう。
付け合わせにはガーリック風味のBROCCOLINI （$12.00）とCHAMP MASH POTATO（$10.00）をオーダーしました。こちらのパンは付いてきます。
SCOTCH FILLET 300g（$47.00）
従兄弟と夫はまだまだ足りなかったようで、スコッチフィレ（肩ロース）を追加でオーダー。ソースに選んだChimichurri（チミチュリ）は、イタリアンパセリやコリアンダー、クミンなどが入ったソースのスパイシーで爽やかな味わいで、かなり私好み。ただ少々クセは強めなので、お肉の味を堪能したい時はあまり向いていないかも。
全て食べ終わる頃にはお腹がはち切れそうで、何度も「デザートはいいか？」と聞かれましたが丁重にお断りました。ふと隣のテーブルを見ると、かなり料理をオーダーしていたにもかかわらず、更にチーズケーキやチョコレートケーキを食べていました‥‥さすがです。
ステーキのお供はオーストラリアン・シラーズ
LONGMEIL VALLEY FLOOR SHIRAZ 2016
ワインはフランスをはじめヨーロッパものも揃えていましたが、「美味しいオーストラリアワインを！」ということだったのでBarossa ValleyのShirazをチョイス。オーストラリアらしいタンニンが低めで果実味感じる重めのフルボディが、とてもステーキに合います。
実は今まで飲んだ事がないワイナリーでしたが、産地とブドウで選んで大正解。もちろん例外もありますが、オーストラリアのシラーズはバロッサ・ヴァレーを選んでおけばほぼほぼ間違いないですね。
店員さんはとてもフレンドリーで（日本人の店員さんもいるらしいです）、細かい質問にも全て丁寧に答えてくれます。カクテルも充実しているので、バーでお肉をつまみながら一杯もできます。バーカウンターの頭上には個性的な牛のスカルヘッド・シャンデリアが輝いています。
敷居が高い高級レストランは行きにくい、でもパブよりはちゃんとしたステーキが食べたい、という方にオススメのお店です。格式高い雰囲気ではないので、カジュアルに上質な風味豊かなオージービーフが楽しめます。
（食べ過ぎて飲み過ぎると全然カジュアルなお値段にはならないので、ご注意を！）