ポルトガル第2の都市・ポルト。世界遺産リベイラ地区にあるホテル「Oca Ribeira do Porto」に宿泊しました。18世紀の商家をリノベーションした歴史ある空間や客室、立地、ポルトを楽しむためのヒントなどを踏まえてご紹介します。
ポルトの街並みに、窓越しで恋をした…

ポルトガルといえば「リスボンの街並みがかわいい」とよく耳にするけれど、実際に訪れてみるとポルトもなかなか。同じくらい、あるいはそれ以上に、情緒あふれる可愛らしさに溢れた街です。

空港から乗り込んだUberが市街地に入った瞬間、私のテンションは一気に高まります。前日の疲れと早朝フライトの眠気で体は限界だったはずなのに、車窓を流れる街並みを目にした途端、そんな疲れはふっと消えていきました。

カラフルな建物、石畳の道、歴史を刻んできたドウロ川のほとりに賑わう人々。窓越しの景色だけでも、この街に恋してしまいそう。こうして、私のポルト滞在がスタートしました。
ポルト・リベイラ地区のホテル「Oca Ribeira do Porto」へ

今回の滞在先に選んだのは、ドウロ川沿いにあるリベイラ広場(Praça da Ribeira)近くのホテル「Oca Ribeira do Porto」。ポルト観光の中心地にありながら、建物へ一歩足を踏み入れると、外の賑わいが嘘のような静寂が広がっています。

坂の途中にあるエントランスに到着すると、通りの隙間の向こうに見えるのは、ドウロ川と対岸のワイナリー。春先特有の、カラッと乾いた空気と真っ青な空。最高すぎるシチュエーションです。

チェックインを済ませると、ホテルのスタッフがおすすめスポットを教えてくれました。彼が興奮気味にメモに書き殴る文字は、お世辞にも読みやすいとは言えなかったけれど、この街の魅力を伝えたいという熱意が溢れていて、何だかほっこりしたのを覚えています。
18世紀の商家をリノベーションした、歴史あるホテル
このホテルはお土産店の上階に入っていて、入口自体はそれほど大きくありません。でも中に入ると、想像していたよりずっと広々としています。

もともとは18世紀頃に建てられた二棟の商家で、その歴史的なファサードを活かしてリノベーションしたものだそう。街の歴史をそのまま受け継いでいるような建物に、ヨーロッパらしい歴史の奥行きを感じますね。
歴史とモダンが調和するインテリア

室内に入ってまず印象的だったのは、重厚な石造りの壁。

古き良きポルトの面影を残す無骨な石壁に、あえてモダンなインテリアを合わせる絶妙なバランス。歴史と現代が混じり合う、この街の空気感そのものです。

キングサイズのベッドがあるゆったりとした客室は、ミニキッチン付き。ソファやダイニングテーブルもあるので、初めての滞在なのに不思議と心が落ち着きます。長期滞在にも良さそうですね。

コーヒーメーカーは、ポルトガルではおなじみのネスプレッソ。ポルトガルはスーパーで棚一面を占拠するほど、カプセルタイプのコーヒーがすっかり生活に溶け込んでいます。


コンプリメンタリー(無料)のボトルウォーターが用意されていたのも、嬉しいポイント。ただ、基本的にポルトガルの水道水は一応飲用可能なので、そこまで神経質にならなくても良さそう。

グレーのタイルで統一されたバスルームは、クールでシンプル。そういえばポルトガルでは、建築的な事情なのか水資源への意識なのか、バスタブのない部屋が多め。今回の旅でも、バスタブ付きの部屋に出会えたのはごくわずかでした。
ポルト観光で実感した、坂道と石畳の歩きにくさ
ポルトも、リスボンに負けず劣らずの坂の多い街です。ホテルのエントランスも急な坂の途中にあるので、Uberを降りてからスーツケースを引く間、自分が転げ落ちないように踏ん張るのが大変でした。

ホテルがドウロ川に近いのは魅力的だけれど、逆に旧市街へ向かうには、どのルートを選んでも坂を上ることになります。だからこそ、街歩きには「歩きやすい靴」がマスト。さらに、「滑りにくい靴」が超重要です。

長い年月を経て摩耗した石畳は、晴れていても驚くほどつるつる。ポルトガルに来てから、靴を選ぶ基準が「デザイン」から「ソールのグリップ力」へと変わりました。

坂道は確かに手ごわい。でも、このホテルは旧市街もドウロ川も、ガイア地区のワイナリーも徒歩圏内。立地のいいこの場所を拠点に、3日間のポルト滞在を満喫しようと思います。
私なりの「Bliss Point(至福の場所)」のアーカイブは、また後ほど。
R. de S. João 9 21, 4050-551 Porto, Portugal
TEL : +351-22-203-2097
