リスボン旧市街アルファマにあるサンタ・ルジア展望台は、ジブリ映画「魔女の宅急便」のワンシーンを切り取ったような景色に出会える絶景スポットです。オレンジ色の屋根が連なる街並みと、ゆったりと流れるテージョ川が織りなす風景は、思わず見入ってしまう美しさです。
サンタ・ルジア展望台は「魔女の宅急便」の世界
「ジブリ映画の舞台」と言われる場所は世界中に数多あるけれど、もちろんリスボンにもあります。その代表格が、アルファマ地区にある「サンタ・ルジア展望台(Miradouro de Santa Luzia)」です。

ガイドブックでもお馴染みの場所だし、正直「よくある表現」ではあるけれど、実際にその場に立つと、「魔女の宅急便じゃん!」と口に出てしまいました。

街全体の魔女宅感では断然ポルトに軍配が上がるものの、この場所に限って言えば、リスボンも結構いい線を行ってます。
アルファマの丘にある、絵になる展望台

展望台があるのは旧市街アルファマの、リスボン7つの丘の1つ「São Vicente(サン・ヴィセンテ)」の中腹。サンタ・ルジア教会に隣接する、ジュリオ・デ・カスティーリョ庭園(Jardim Júlio de Castilho)の一角です。

教会の壁一面に描かれた青いアズレージョ、季節によっては鮮やかに咲くブーゲンビリア、そして頭上を覆う葡萄棚に溢れる緑など、“絵になる空間”が広がっています。
「かわいいリスボン」が詰まった景色

春から夏にかけてのサンタ・ルジア展望台は、カラフルな色彩溢れる、まさに”かわいいリスボン”の要素を詰め込みました、というような雰囲気。

オレンジ色の瓦屋根と迷路のように入り組んだアルファマの街並み、その向こうにゆったりと流れるテージョ川との調和。圧倒的なパノラマというより、腰壁のタイル、葡萄の蔓も含めて、一枚の絵画のような景色が楽しめます。

Youtubeのサムネイルやインスタでもよく見かけるのも納得。リスボンを訪れる人なら、ほぼ全員ここに訪れるのでは?
アルファマ周辺の観光スポットと歩き方

この周辺には、サン・ジョルジェ城、リスボン大聖堂、ポルタス・ド・ソル展望台と、アルファマ屈指の見どころがギュッと凝縮されています。ハシゴ観光も余裕ですが、坂道と石畳の連続なので、歩きやすい靴は必須です。

中心街「バイシャ地区」からは人気の28番トラムが便利ですが、こちらも常に満員電車で大混雑。徒歩アクセスも可能ですが、狭い石畳の歩道+急で長く続く坂道+そのすぐ横を走る車という、なかなかの難易度だったりもします。

私のおすすめは、「TaxiやUber、Boltなどでまず丘の上まで一気に行き、坂を下りながらアルファマ散策」。体力も温存できるし、精神的にもかなり楽。街歩きは楽しいけれど、あえて無理しないのも正解です。


混雑必至でも外せない理由
ただ、いつ行っても混雑しているのが正直なところ。観光シーズンともなると、ほぼ満員電車のような混雑っぷりなので、撮影の場所取りも難しいです。

「魔女の宅急便の舞台になった」と言われて妙に納得してしまう空気感があるからこそ、この場所に特別感があるのかもしれません。もし落ち着いて撮影したいなら、光の柔らかい朝の早い時間帯がおすすめです。

また、ここでは地元のストリートミュージシャンが展望台のベンチで演奏していることも多く、ギターの音色とともに眺めるリスボンの風景もなかなか。

隣接する「ポルタス・ド・ソル展望台(Miradouro das Portas do Sol)」が壮大なパノラミックビューなら、こちらは古き良きリスボン感、という印象かな。

有名観光地ゆえ混雑は避けられませんが、それを差し引いても訪れる価値は十分。リスボンで“絵になる瞬間”を探しているなら、サンタ・ルジア展望台は間違いなく外せない場所です。

