リスボンのプリンシペ・レアルにある絶景レストラン「Lost In」を訪問。丘の眺めが楽しめるテラス席、インド×ポルトガルのフュージョン料理、名物パニプリやエビカレー、ポルトガルワインの魅力をご紹介します。
プリンシペ・レアルの絶景レストラン「Lost In」
「7つの丘の街」と呼ばれるリスボン。

実際に生活していると、坂道ばかりで正直うんざりする日もあるけれど、丘の上にたどり着けばこの景色が待っている――そんな“ご褒美”があるから、なんとかやっていけているのかも。

おしゃれタウンとして名高いプリンシペ・レアルは、坂の上ならではの眺望のいいお店が点在するエリア。今回ふらりと辿り着いたのが、路地の奥に潜む絶景レストラン「Lost In(ロスト・イン)」です。

ドン・ペドロ5世通りから見えるこの景色があまりに美しくて、気づけば自然と足が路地の方へ。通りからこれだけの眺めが広がっているのだから、店内からの景色も相当期待できそう。

この日は天気も良く暖かかったので、迷わずテラス席を選択。週末はランチから夜まで使えるオールデイダイニングなので、早めのディナーという中途半端な時間帯は狙い目だったみたい。

しばらくは空席が多く、好きな席を選ぶことができました(その後、じわじわ混み始めたのだけれど)。
インド×ポルトガルのフュージョン料理

料理はアジア×ポルトガルのフュージョンで、軸にあるのはインド料理らしい。とはいえ、ピカパウやバカリャオ・ア・ブラスといった定番ポルトガル料理もちゃんとあります。

店内はほどよくカジュアル。気取らず、でも雑多すぎない。そのバランスが心地よくて、「ディナー前にワインを軽く一杯」のつもりが、メニューを眺めるうちに完全にディナーモードへ突入してしまいました。
忘れられない一皿、名物パニプリ
スターターには、インド料理お馴染みのパニプリをオーダー。中身はなんと、キムチ風味のマグロのタルタル。

外側の殻をカリッと割ると、中からトロッとしたピリ辛のマグロが溢れ出す。この一口目の衝撃たるや。なかなかの感動です。

ここで食べた一皿が忘れられなくて、後日ほかの店でパニプリを見かけるたびに頼んでは、「やっぱりここが一番」と思い知ることに。……書いていたら、また無性に食べたくなってきました。
スパイシーな料理とポルトガル産ワイン

続いて、お店一押しのエビのカレーとラム・ライス。

クリーミーで安定感のあるエビのカレーに対し、ポルトガルのArroz de forno de borrego(ラムと米のオーブン焼き)やビリヤニを思わせる味わいのラム・ライス。どちらも美味しくて、気づけばお腹がはち切れそうに。

ワインはまず、定番のヴィーニョ・ヴェルデから。スパイシーな料理との相性は、言うまでもなく抜群です。その後はポルトガル産赤ワイン、トウリガ・ナシオナルにスイッチ。

「ちょい飲み」のはずが、ついグラスを重ねてしまうのも、この空気感のせい。毎度のことながら、ボトルにしておけば良かったかもと、少しだけ反省。
客席の先に広がる丘の絶景

忘れてはいけないのが、お店の客席の向こうに広がる眺め。サン・ロークの丘の反対側にあるサンタナの丘を一望でき、トレル庭園展望台やラヴラのケーブルカーがある一帯が見渡せます。



平日は16:00から、金曜と週末はランチタイムから営業しています。週末の午後、ワイン片手に過ごす時間は格別ですよね。寒い日は室内席へ。こちらの眺めもなかなかです。
併設のインド小物ショップ「Lost In India」

お隣には同系列のインド小物店「Lost In India(ロスト・イン・インディア)」があります。

インド系の服やバッグ、アクセサリー、仕立ての良さそうなドレスもちらほら。価格帯はやや高めだけれど、アクセサリーは可愛くて、意外にもリーズナブルです。
あの景色と料理にまた会いに

絶景を眺めながら、インド料理で一杯。肩の力を抜いて過ごせる、ちょうどいい距離感のレストランです。

そして、あのパニプリ――近いうちに、きっとまた食べに行きたいな。

R. Dom Pedro V 56 D, 1250-094 Lisboa, Portugal
TEL : +351-91-775-9282
OPENING HOURS : MON – WED 16:00 – 0:00 / THU – SUN 12:30 – 0:00
