リスボン旧市街・アルファマにある「Copenhagen Coffee Lab(コペンハーゲン・コーヒー・ラボ)」は、北欧スタイルの浅煎りコーヒーと焼きたてデニッシュが楽しめる人気カフェ。観光の合間に、石造りの空間とガーデンテラスで心地いい時間が過ごせます。
デンマーク発のカフェ「コペンハーゲン・コーヒー・ラボ」

Copenhagen Coffee Lab(コペンハーゲン・コーヒー・ラボ)は、デンマークのコペンハーゲンで誕生したスペシャリティコーヒーの専門店。いわゆる”サードウェーブ系”のカフェで、北欧ならではのライトローストのコーヒーと、自家製の焼きたてパンが人気のお店です。

現在はデンマークだけでなく、フランスやドイツ、そしてここポルトガルにも進出。リスボン市内だけでも13店舗を展開しているので、街中でもよく見かけます。

どのお店に行ってもコーヒーは美味しいし、店内は清潔感があっておしゃれだし、店員さんの接客も丁寧。ちょっとお茶したいなという時に、すごく重宝しています。
石造りの空間が魅力のアルファマ店

今回訪れたアルファマ店は、歴史地区アルファマらしい佇まいと北欧らしさが絶妙に溶け合う、唯一無二の空間です。

28番トラムがギリギリで通り抜ける狭い路地沿いにあり、その向こうにはサン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院(Igreja ou Mosteiro de São Vicente de Fora)の白い尖塔が顔を出す、まさにリスボンらしいロケーションにあります。

観光客でにぎわうエリアにありながらも、店内は驚くほど静かで落ち着いた雰囲気。入り口から地下へと続く階段を下りていくと、石壁や連続したアーチが残る広々とした空間が広がり、ラスティックな家具との調和も絶妙です。

奥にある陽射しが差し込むガーデンテラスは、一瞬ここが地下であるということも忘れてしまう心地よさ。街歩きで疲れた後にリフレッシュできます(ただしハエなどの虫はいますが)。

最近リスボンでは「ノートPC禁止」のカフェが増えていますが、コペンハーゲン・コーヒー・ラボはPC使用がOKで、Wi-Fiも完備しているカフェ。どの店舗でも問題なくPCで作業できますよ。
北欧流ライトローストコーヒー

コーヒー豆はすべて自家焙煎のシングルオリジンを使用しているそう。エスプレッソはもちろん、V60などのハンドドリップやフレンチプレスもあります。

店内で販売しているコーヒー豆は、北欧風のコーヒーで浅煎りのため、フルーティな酸味が際立つ軽やかな味わいなのだそう。そんなコーヒーをお土産にしてもいいですね。

この日はオーツミルクのフラットホワイトと、アイスのアメリカーノをオーダー。どちらもエスプレッソベースなので、せっかくなら専門店ならではのシングルオリジン豆を、ドリップで味わえば良かったのかもと後で反省。
絶品デニッシュでブランチ

コペンハーゲン・コーヒー・ラボの魅力は、コーヒーだけではありません。ショーケースには店内で焼かれたシナモンロールなど、デンマークスタイルのデニッシュが並び、香ばしい香りが店内に漂っています。

さらに、アボカドトーストやサーモンサンドなど、サンドイッチ系のメニューも充実。今回はブランチに、ハム&チーズのクロワッサンとサーモンのサラダボウルをオーダーしました。

ポルトガルでは”Croissant Misto”と呼ばれるハム&チーズのクロワッサンは、鉄板でぺちゃんこに潰してトーストするスタイル。外側カリカリ、中身トロリで最高です。ちなみにオーストラリアのカフェでも、こんな感じで出てきます。

スモークサーモンがたっぷり入ったサラダボウルには、デンマークの定番ライ麦パン(ルブロ)が添えられていて、かなりのボリューム。酸味のあるパンとサーモン&アボカドが合います。
どれもシンプルながら素材の味が引き立っていて美味しく、コーヒーとの相性も抜群です。
アルファマ観光の合間に立ち寄りたい

お店は7:30から18:00まで開いているので、朝の一杯やランチ、午後の観光の合間の休憩にもおすすめ。

賑やかな観光地の真ん中に、こんなに静かで心地よい時間が過ごせる場所があるなんて。アルファマを訪れたらゆったりと流れる時間と、美味しい一杯のコーヒーを体験してみてください。
Copenhagen Coffee Lab Alfama(コペンハーゲン・コーヒー・ラボ アルファマ店)
Escolas Gerais 34, 1100-213 Lisboa, Portugal
TEL : +351-21-583-0578
OPENING HOURS : MON - SUN 7:30 - 18:00