リスボンのカフェ激戦区で大人気のNeighbourhood Café(ネイバーフッド・カフェ)。オーストラリア人オーナーが手がけるオージーカフェは、リスボン住民から観光客まで愛される定番のブランチスポットです。
人気カフェ「ネイバーフッド (Neighbourhood)」

リスボンに数あるカフェの中でも、必ず名前があがる人気カフェの「Neighbourhood Café(ネイバーフッド・カフェ)」。本店があるのはノマドの聖地と呼ばれる「サントス」の、まさにカフェ大激戦区の中。そんな中、平日でも休日でも常に満席状態が続くというから、その人気の高さが伺えます。
リスボンの歴史地区「グラッサ」

今回私が訪れたのは、ネイバーウッド・カフェのグラッサにあるお店。歴史地区・アルファマをさらに越えた、サント・アンドレの丘の上にあるグラッサ地区は、近くに絶景スポット「グラッサ展望台」と「セニョーラ・ド・モンテ展望台」がある観光客にも人気があります。

観光地としても人気のある地区ですが、地元の人々(特にお年寄り率高し)も多く暮らす、観光地とローカルな雰囲気が混ざり合う珍しいエリアです。

一時期「この辺りに住むのも良さそう」と調べてみたものの、公共交通機関が観光客で常に満席の28番トラムしかないと知り、あまり現実的ではないと諦めたことが。一方通行も多く道も狭いので、Uberなどのタクシーも来にくそうです。交通の不便さを除けば、暮らしやすそうなんですけどね。

そんなネイバーウッド・カフェに、今回はセニョーラ・ド・モンテ展望台に訪れたついでにランチがてら訪れてみました。展望台からカフェまでは、徒歩5分程度です。

オージーカフェらしいコーヒーとフード

すでにランチのピークタイムは過ぎていたものの、店内は満席。外のテラス席でも良かったけれど、この日は雨が降ったり止んだりで何とも怪しい天気。店員さんが急遽カウンターに席を作ってくれて、そこに座ることにしました。

リスボン生まれのカフェながらも、オーナーはオーストラリア人だそう。確かに店内のインテリアや全体の雰囲気が、オージーカフェっぽさを感じます。オーストラリアのカフェ文化を知っているので、自然と期待も高まりますよね。

まずオーダーしたのは、オートミルクのカプチーノ。朝からパッとしない天気で寒かったので、冷えた体に温かいコーヒーが沁み渡ります。お気に入りのフード系Youtuberが「ここのコーヒーは最高に美味しい」と紹介していたけれど、確かにとても美味しいです。

私が今回オーダーしたのは、Turkish Eggs(ターキッシュ・エッグス)という卵料理。シドニーのカフェでお馴染みだった、スパイシーなトマトソースに卵を落とした料理「シャクシューカ」を想像してオーダーしてみました。

熱々のシャクシューカを想像して一口食べると、下に敷かれていたのは冷たいヨーグルトだったのでびっくり。少し肌寒く温まりたかった私は、完全にセレクトを間違えてしまいました。ちなみにパンはグルテンフリーにしてくれます。

夫がオーダーしたのも、オージーカフェでは定番のアボカドトースト。サイドにオーダーしたキムチは、ただ別皿にポンと盛り付けられていて、そのシンプルさが「逆に新しい」と思わず笑ってしまいました。

先日サントス地区に宿泊していた友人にサントス店を教えてあげたところ、「朝食は毎日そこに通った」そう。ちなみに友人が毎日のように食べたおすすめのメニューは、モーニングブリトーだとか。今度はそれを頼んでみます。
セニョーラ・ド・モンテ展望台に訪れたら
グラッサ店はアルファマ地区のさらに奥に位置するので、中心街からは気軽には行きにくいエリアです。

もしセニョーラ・ド・モンテ展望台を観光するなら、展望台周辺にはカフェがないので、休憩スポットとしてかなり重宝しそうですね。グラッサ展望台に行かれる場合は、すぐ脇にキオスクがあるのでそちらの方が便利です。

あの美味しいコーヒーが飲みたいし、他のメニューに挑戦するためにまた再訪したいお店です。グラッサはあまり頻繁に来れるエリアではないので、次回は自宅からも近いサントス店に行こうかなと思っています。
Neighbourhood Café(ネイバーフッド・カフェ)
Largo da Graça 13, 1170-296 Lisboa, Portugal
OPENING HOURS : MON - SUN 8:30 - 23:00